どこにもない編み物研究室 「ものづくり」のすべてに共通の考え方とコツがここにある!

  • 誠文堂新光社 (2021年9月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784416521250

作品紹介・あらすじ

手芸業界のパイオニアとしてワークショップや講演で大活躍する気鋭の編み物作家 横山起也が、今をときめく人気作家から牧師、歴史家まで、編み物のエキスパートたちと語り合う対談集。
この本が、あなたの今までの編み物の見方や楽しみ方をがらりと変えてくれる!

ゲストは以下の通り。

●北川ケイ(レース編み講師/近代日本西洋技芸史研究家)
明治以降の編み物の歴史を調査し続ける研究者。
個人所蔵とは思えぬほどの豊富な資料の向こう側から「なぜ日本の編み物には『正解』『間違い』があるのか?」の答えも見えてくる!?

●渡辺晋哉(会社員/牧師/編み手)
牧師と会社員の二つの顔を持つ編み手。
風景をスケッチし、そこから色やイメージを導きだして編みこんでいくその独自の手法などから「ものづくり」の深みに迫る。

●ソウマノリコ(糸作家)
紡ぎをはじめ、糸にかかわる様々なワークショップを展開する糸作家。
まず「人」があり、それに支えられて「ものづくり」があるという考えを実践する。
「手仕事が伝わる場」の向こう側には何があるのか。

●光恵(あみぐるみ作家/編み造形師)
「生きている」と言われるほどリアルなオランウータンの「オラン君」をはじめ、アメリカでも人気を博す様々な作品を生み出すあみぐるみ作家。
「オラン君」のような作品はどのように生まれるのか、その秘訣が公開される。

●西村知子(編み物作家/翻訳家)
人気編み物作家にして翻訳家、さらには英文レシピ紹介の第一人者でもある。
海外の編み物事情について話が展開されるうちに『編み物に涙はいらない(原題 : Knitting without tears)』という「編み手にやさしい考え方」について書かれた洋書の紹介にたどりつく。

そして、横山起也自身も、ニットデザイナーでもある おおあみゆみ さんを聞き手にむかえ、編み物にまつわる様々な話を喋り尽くす。

各人が伝える「ものづくり」への柔軟性は固くなった考え方をときほぐし、「こうあるべき」ではなく「これでいいんだ」という気持ちへといざなってくれる。
ほかにもスパイスの効いた4つのニットコラム、それぞれの対談内容にちなんだ作品レシピ6点を掲載。
編み物を愛するすべての人へ贈る1冊。
オールカラー、全160ページ。

■目次
●歴史が私たちに教えてくれるのは「正解」ではない
●「ものづくり」に必要なものは生活の中の発見にある
●糸は人と人をつなぐもの そして自分の心をほどくもの
●作品には見る人が入り込める「余白」を残す
●涙いらずの編み物。編み図・パターンで「得たもの」「失ったもの」
●編み物に言葉はいらない。 だけど、語る編み人がいてもいい

Column

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みんなの感想まとめ

編み物の自由さや多様性を深く探求する対談集で、各章ごとに異なる編み物作家たちのユニークな視点が紹介されています。明治から昭和初期にかけての日本の編み物の歴史や、編み物を通じての人とのつながり、作品に込...

感想・レビュー・書評

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  • 編み物ってこんなに自由なんだー!
    というのが一番の感想。登場する編み物作家さんがそれぞれ個性的で魅力にあふれてる♪

    とくに明治から大正、昭和初期にかけて日本に編み物を広めていった女性の話が面白かったです。
    その頃の雑誌に紹介された作品を再現していて、
    それがとてもモダンでお洒落、かなり凝ってます。

    私も長年、自己流で編み物を続けているんですが、どこが好きかというと編んでいる時間は唯々無心でいられること、それに尽きます!

  • 日本に伝わり仕事として趣味として、広がっていった編み物の歴史から、広がるにつれ本に紹介された編み方から日本独自の記号のなりたち。もともとは集って伝えられてきた技術が伝言ゲームのみたいに少しずつ変わって伝わったり、そこから新しいものになったり、己の生活のカケラが織り込まれて変容し個性を帯びていく編み方や編まれたもの。よく語られる編み物の効用、安く既製品が買えるこの世界で己でつくる意味、(全身編んだもの作ったものゆえにおしゃれではなくなる現象が語られていたのもあたらしい!)(私は手作りとバレないで褒められるのが1番うれしいかも)何か見えそで見えないけど、手編みやハンドメイドの可能性はもっとあるのではないか??みたいにおもえる本。

  • 第18回京都ビブリオバトル(仮)テーマ「ループ」で紹介した本です。
    チャンプ本。
    2023.7.1

  • 編み物だけに留まらず、モノを作ってる人、WSをしてる人受ける人、楽しめる本なのではないでしょうか。
    編み物に関わる色々な方々との対談本で、編み物の歴史、関わり方、癒し、技法、命が宿る編みぐるみ、マインドなどなど、興味深いお話がたくさんありました。
    編み物侍やメリヤス編みがスペイン語から来てるかも?とか正しい編み物だけじゃなく、自由な編み物も良いよね、とか面白かったです✨
    いっぱい編みたくなりました

  • 編み物への気持ちが楽になる本

  • 2024/04/10 更新

  • 読み物としての編み物本。編み方から、糸から、歴史からと、さまざまな角度から見た編み物についての対談。
    ただ編むだけでも楽しいけど、編み物にまつわる世界って広いんだなと感じられて面白かった。
    ワクワク供給。

  • 去年から少しずつ読み、今日やっと読了。
    「正しさ」とは一体なんなんだろうとあらためて考えさせられました。

    編み物に限らず、技術には歴史があり、習得することに憧れを持つのは自然な感情ですが、技術の世界ではイレギュラーをヨシとしない部分もあるやもしれません。

    自分にとっての「正しさ」と、世間一般での「正しさ」
    間に差異があることは当然で、その差異の中に自分のポテンシャルが潜んでいるのではないかと、勇気を貰える一冊でした。

    自信を持ってアウトプットしていきたいなあと、背中を押されました。

    ゆっくり自分のペースで本を読んでよかったです。

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著者プロフィール

編み物作家、NPO法人 LIFE KNIT 代表、オンラインサロン『未来手芸部』部長、チューリップ株式会社 顧問、株式会社日本ヴォーグ社「amimono channel」顧問/ナビゲーター。著書に『どこにもない編み物研究室』(誠文堂新光社)。

「2022年 『編み物ざむらい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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