真実を発見! 科学捜査 DNA鑑定から死因究明まで (子供の科学サイエンスブックスNEXT)
- 誠文堂新光社 (2021年1月22日発売)
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感想 : 9件
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Amazon.co.jp ・本 (80ページ) / ISBN・EAN: 9784416521366
作品紹介・あらすじ
名作ビジュアルブックが新シリーズ「サイエンスブックスNEXT」として復活!!
今知りたい科学の話題から子供に人気のテーマまで、多数のラインナップを揃えた名作ビジュアルブックシリーズが、生まれ変わりました!!
動画コンテンツも収録し、科学の世界を豊富な写真やイラストで紹介しています。
生き物、自然、宇宙、テクノロジーなど、続々ラインナップ予定!
理科が好きになるビジュアルブック「子供の科学サイエンスブックスNEXT」シリーズ第3弾は「科学捜査」。
民家の焼け跡から焼死体が発見された! 亡くなったのはこの部屋の住人?
死因は火災による事故死なのか、それとも…?
事件や犯罪が起こったとき、証拠品や遺留品を調べるなど、容疑者特定への重要なカギを握る「科学捜査」。
架空の事件を追いながら、実際の科捜研(科学捜査研究所)や鑑識の作業を豊富な写真やイラストで紹介します。
■目次
はじめに
事件発生
・事件発生現場で確認すること
・現場の鑑識の仕事
捜査開始(当日・翌日~)
・詳細な現場検証
科捜研の仕事/物理研究室
・科捜研への依頼
・火災現場の証拠を鑑定
科捜研の仕事/化学第一研究室
科捜研の仕事/化学第二研究室
・遺体からわかること
・遺体の身元は?
科捜研の仕事/法医研究室
・死因を解き明かす
・警察の地道な捜査
・だれがお金を引き出した?
科捜研の仕事/文書研究室
事件解明(2週間~)
・浮かび上がる容疑者
・証拠をかためる
・逮捕をするための確認
科捜研の仕事/心理研究室
・犯人に認めさせる
科学捜査のこれから
科捜研の研究員になるには
コラム
さくいん
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感想・レビュー・書評
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表紙を見て「おもしろそう!」と思った科学の本です。
テレビドラマや漫画でも「科学捜査」や捜査官が出てますね。
この本では架空の殺人放火事件を解決するために、科捜研、鑑識、警察の人たちの実際の捜査を写真やコラムで分かりやすく解説しています。
捜査をするにあたり、どんなものが証拠になるのか、どんな研究室でどんな調査をしているのか、犯人の心理の研究を捜査開始から犯人逮捕まで書かれます。
コラムでは、警察犬の活躍、薬物の危険性、サイバー犯罪についても触れられます。
全編ルビ付きで科学好きの小学生も読めます。
※うつ伏せですが死体や、殺害したと分かるイラストは出てくるので、苦手な児童にはご注意!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子供向けとは思へないほど、写真とイラストが充実
推理小説の参考にと思って借りてきた。
子供向けだが、意外にかなり詳細だ。科捜研と科警研のちがひ、キメラDNA、コンピュータを用ゐた筆跡鑑定などを紹介して、写真とイラストが多くてわかりやすい。非常に参考になった。 -
現場検証〜逮捕までの細かい流れが分かる。指紋、筆跡、DNA鑑定や監視カメラ映像の識別にも分かりやすく触れていて、刑事&法医学ドラマ好きな子に◎
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写真が多く、分かりやすい。
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https://www.kodomonokagaku.com/special/11796/
封筒から指紋の検出をするデモンストレーションを見ることができる。
この本では、架空の放火殺人事件の発生から解決までの流れを、科学捜査の視点から見ることで、最新の科学捜査の技術を学べるようになっている。
不正防止のために、証拠の採集は採集役と立会役の二人一組で行われるとか、科学捜査で試料を使う時も将来のために半分は残す義務があるとか、知らないことがたくさんあって興味深かった。
焼けて炭化した物体に赤いライトを当てて赤いサングラスを掛けて見ると、炭化の具合が分かるなんて言うことをどこのだれがどうやって突きとめたんだ?
放火殺人事件がテーマなので、火災現場で亡くなる人のパターンについて詳細に説明されていたけれど、特にインパクトが強かったのは自分に人つけて自殺するとどうなるかという話だった。油をかぶって自分に火をつけると、その人は火を呑み込んで肺を焼かれショック死するらしい。他の死に方を選んだ方がいい。
DNA検査がはじまった初期に、足利事件というひどい冤罪事件があったらしい。精度の低い、実用に耐えないレベルのDNA検査が決め手になって、冤罪の被害者になってしまったとか。 -
子ども向けの本ではあるけれど、詳しいので遺体や殺人事件がリアルに感じられてしまう。個人的には幼い子どもに読ませるのは避けたい。高校生でも苦手な子はいるので気を付けた方がいい。
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む、むずかしい…
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子供用。わかりやすくて、おもしろかった。
