名画のかごを編む かご作りから画家の暮らしや時代背景に思いをめぐらす

  • 誠文堂新光社 (2022年11月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784416522042

作品紹介・あらすじ

フェルメールの≪牛乳を注ぐ女≫やマネの≪草上の昼食≫など名画で描かれたかごの作り方を紹介します。

古くから人々の生活になじみ、さまざまなシーンで活用され名画にも描かれてきたかご。
そんなかごを描いた画家や時代背景を解説しながら、かごの素材や技法を絵画から読み解きます。
作品の作り方は豊富な写真とイラストで解説。
籐をはじめ、アケビやヤマブドウなど、さまざまな素材を使ってパンかごやバスケットが作れます。
名画に出てくるかごを作って、実際の生活で使ってみませんか。

■目次
アントニオ・アッレグリ・ダ・コレッジョ «かごの聖母»
ピーテル・ブリューゲル(父) «謝肉祭と四旬節の喧嘩»
カラヴァッジョ «果物かごを持つ少年»
ヨハネス・フェルメール «牛乳を注ぐ女»
ジャン=フランソワ・ミレー «晩鐘»
エドゥアール・マネ «草上の昼食»
ヴィゴ・ヨハンスン «台所の片隅、花を生ける画家の妻»
クロード・モネ «リンゴの入ったかご» «フルーツタルト»
フィンセント・ファン・ゴッホ «ジャガイモのかご» «芽吹いた球根のかご»
ポール・セザンヌ «果物かごのある静物»
アンリ・ファンタン=ラトゥール «バラのかご»
ジョン・エヴァレット・ミレイ «スウィート・エマ・モーランド»
藤田嗣治 «私の部屋、目覚まし時計のある静物»
サルバドール・ダリ «パンかご(恥辱よりは死を!)»
ギュスターヴ・クールベ «かごの中の花»

かごの作り方
作品一覧/材料/道具/かごの作りと名称/かご作りのポイント/各作品の作り方

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感想・レビュー・書評

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  • 著者が編んでみるだけじゃなく
    作り方まで載ってるんだ!

    フェルメール『牛乳を注ぐ女』のかご
    マネ『草上の昼食』のかごのような
    わりとはっきり形がわかるものの他にも
    ミレー『晩鐘』のような
    ざっくりしたものまで再現してある。

    絵画にはいろいろな見方があって
    こういう部分に注目するのも
    とてもおもしろいなと思わせる一冊でした。

  • 表紙のフェルメールの絵、
    パンや牛乳に注目しても 籠までは気にしていなかった。

  • 古い絵には、よく籠が描かれている。
    籠には果物なり花なりが入れられていて、画題としてはそちらが主役であり注目を集める。籠は脇役である。

    著者は籠の作家だから、籠をスルーできなくて、その素材や形、使われ方などを読み解いて、実際に作ってみる。

    本書は、名画の簡単な解説と、描かれた籠の解説、そしてその作り方の解説からなる。どの絵も見たことのあるものばかりだったけれど、籠について繁々考えてみたことはなかった。

    圧倒的に面白いのは籠の作り方の解説である。
    いわゆる手芸の作りかた解説のマナーで書かれているのだが、このようにして、それぞれの絵の時代でも、その近くで採れた材料で、籠が作られていたのだと思うと面白い。道具もシンプルなものだけである。

    72ページに材料一覧があり、さまざまな籠の素材となる植物が並べられている。驚くのは竹がないことだ。
    ヨーロッパの泰西名画が対象だからだろうが、そんなところにも場所性が現れている。

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著者プロフィール

フラワーデザインを学ぶかたわら、花の器としてのかごに興味を持ち、籐工芸家の第一人者である加藤巳三郎氏に師事し、日本の伝統工芸の籐の技法を学ぶ。1992年に東京商工会議所主催の工芸展で理事長賞を受賞。現在は銀座「野の花 司」で講師を務める。
著書に『作って贈るリースの本』『「花のあと」を集めて』『葉っぱを飾る』『自然を編んで』(すべて文化出版局)、『かご編みの技法大全』『自然素材の編みかごづくり』『草・つる・枝でつくる編みかご100』(すべて誠文堂新光社)などがある。

「2022年 『名画のかごを編む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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