カンタ刺繍 そのモチーフと技法 インド・ベンガル地方で生まれた美しい刺し子の手仕事

  • 誠文堂新光社 (2021年10月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784416522059

作品紹介・あらすじ

95歳現役のカンタ刺繍作家、望月真理の作品&インド現地の貴重なヴィンテージ・コレクション集

インド・ベンガル地方に伝わる美しい刺し子、カンタ刺繍。
著者の望月真理は、日本にカンタ刺繍を広めた第一人者です。
95歳の今も現役で制作を続け、自宅で開催している教室には遠方から通う方も多くいます。

若い時から西洋刺繍を長く学び、旅先のインドで出会ったカンタ刺繍に衝撃を受け、独学で技法を学び始めたのは50歳を過ぎてからのこと。
ベンガルの女性が家族のために一針一針刺す生活の刺繍であるカンタは、教科書も教えてくれる人もいません。
何度もインドに通い、現地で古い刺繍布を集めて研究を重ね、独自の技法を磨いてきました。
著者の作品のみならず、その生き方や制作スタイル、そして、生活の美がアートにまで昇華したカンタ刺繍という手仕事にも関心が高まっています。

本書は、ファン待望の初の作品集です。
原寸大の文様や、裏側も一部掲載し、刺繍を学ぶ方の参考になるよう工夫しています。
さらに著者が現地で集めた貴重なヴィンテージの刺繍布コレクションも掲載。
カンタの伝統文様が象徴する意味や、カンタ刺繍をこれから始めたい方のための基本の技法も掲載しています。
読み物として著者インタビューや、日々のアトリエの様子、これまでの旅のコレクションの写真なども掲載し、望月真理ファンはもちろん、すべての手仕事愛好家が楽しめる一冊になっています。

■目次
CHAPTER1 望月真理のカンタ作品
太陽紋の法被/ベトナム紀行/勿来の春/中国の山あいの村/象は森の王様/親子四代の思い出/桃源郷/庭の葉っぱ/楽しい地球/舟遊び/釈迦の教え/里芋の葉/椿/コーヒー染めのひざ掛け/茶敷、急須敷、または鍋敷

CHAPTER2 糸と布のある暮らし
インタビュー/アジアの刺繍に学び、遊ぶ/仕事場、インテリア/アジアの民族衣装コレクション/HOW TO WORK 初めてのカンタ/葉っぱのモチーフを刺してみましょう/模様のサンプル

CHAPTER3 オールド・カンタコレクション
カンタについて/カンタの伝統的なモチーフ/望月真理プロフィール

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感想・レビュー・書評

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  • ベンガル地方の刺子とでも表現したら良いのだろうか。お古の布を重ね合わせ、なみぬいでどんどん装飾しながら縫う。至ってシンプルなのだが、非常に奥が深い。
    カンタとの出会い、今まで手がけてこられた著者の作品が前半に、そして貴重な個人コレクションが後半に収められている。図録か写真集か。紙面だけでなく、やはり本物をみたくなる。95歳というご高齢であるが精力的に製作され展覧会も開催されているようなので、機会あれば作品を拝見したいものである。

  • インドの刺繡布『カンタ』に魅了されて、その技法を独自に研究し、日本人の感性で新しいカンタを生み出してきた著者の作品やコレクションを紹介した一冊だ。
    カンタは自分も好きで、ギャラリーで素晴らしいコレクションを目にしたりしているけれど、あくまでも異国の布、というイメージを持っていたので、こんな作品を作り続けてきた日本人がいたのか、というのに驚く。

    おおらかで自由に針の赴くままに刺された布、という印象が強いが、「何度もやり直した」というコメントが複数出てきて、表現が実はとても難しいものなのだな、と知る。

    ごくごく簡単なカンタ刺繍のやり方も掲載されており、ちょっとチャレンジしてみたい。

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著者プロフィール

■望月 真理(モチヅキ マリ)
1926年東京生まれ。仙台で育つ。
東京女子大学に入学とともに上京して寮生活を送る。卒業後は仙台に戻り、洋裁学校に通う。
1949年結婚。夫の仕事の関係で東京に移る。静岡、和歌山などでも暮らす。
西洋刺繍家のイルゼ・ブラッシ氏に数年師事。ヨーロッパ刺繍を学び、子育てをしながら刺繍を続ける。
1978年、旅行で訪れたインド、コルカタの国立博物館でカンタに初めて出会い、衝撃を受ける。
以降、カンタの調査研究のため、インドを10回以上訪問。独学で技法を学ぶ。
1990年代、福島県いわき市の築300年の古民家を借り、住居兼工房にする。いわきと神奈川の2 拠点で制作および展覧会を多数開催。
現在は神奈川に戻り、制作を続ける。新匠工芸館展、日本民藝館展、工芸都市高岡クラフトコンペティション入選。

「2021年 『カンタ刺繍 そのモチーフと技法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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