化石のきほん 最古の生命はいつ生まれた? 古生物はなぜ絶滅した? 進化を読み解く化石の話 (やさしいイラストでしっかりわかる)
- 誠文堂新光社 (2023年4月10日発売)
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感想 : 5件
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784416523070
作品紹介・あらすじ
地学がもっと楽しくなる、地球をもっと好きになる。古生物学の新しい入門書ができました。
「化石」と聞いて、何を思い浮かべますか? 博物館での人気者といえば恐竜など大型古生物の体化石ですが、彼らの暮らしぶりを想像するには足跡や糞など生痕化石の調査も欠かせません。古生物が生きた当時の環境を知りたければ、目に見えない分子化石を分析することも必要です。
本書では、バラエティーに富んだ化石を通じて、生命の歴史や地球環境の変動について、イラストを使ってわかりやすく解説します。化石はどのようにできるのか、生命はどのような進化を遂げたのか、化石から何がわかって、何がわからないのか……。様々な視点から化石を捉えることで、生命とは何か、そして地球のあり方について、一緒に考えてみませんか? 最新研究を多数ピックアップしているので、これから古生物学を学びたい方におすすめの一冊です。
■目次
Chapter1 ようこそ化石の世界へ
Chapter2 地層と化石
Chapter3 化石とたどる生命の歴史
Chapter4 化石から読み解く地球環境
Chapter5 めざせ古生物学者
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感想・レビュー・書評
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地球と生命の歴史を読み解くために必要な化石の基本的な知識を、カラーイラストを多用して説明した本。
本書は5章からなる。
1章は「ようこそ化石の世界へ」。化石と言えば恐竜が有名だが、それだけではなく、アンモナイトや魚類、昆虫といった生物の化石から、ウンチや足跡のような「生痕化石」などもあり、それらをわかりやすく紹介してくれる。
2章は「地層と化石」。さまざまな化石からどんな情報が得られるのか、また、地層の形成や化石との関係性について説明する。
3章は「化石とたどる生命の歴史」。化石から読み取れる情報で地球の歴史をたどる。
4章は「化石から読み解く地球環境」。化石から、当時の酸素濃度や気温などの地球環境を探る。
5章は「めざせ古生物学者」。研究者になるためのプロセスや発掘体験のすすめ、身近で見られる化石の紹介など、これから古生物学者を目指す若者へのアドバイスが詰め込まれている。著者はなんと、お寺の石碑に生痕化石を見出したことがあるらしい。
全部で60項目についてそれぞれ見開き2頁で簡潔にまとめられており、非常にわかりやすい。また、恐竜に特化した本と異なり、生命の誕生から生物が進化していく様子を大きな視点でとらえているところも勉強になる。
本書はこれから研究者を目指す中高生向けに書かれているようだが、大人が読んでも非常に面白い。特に2章で、酸素量の増加により捕食者が増え、被食者が進化するといういたちごっこが生物の進化を促進させてきた、という話はとても興味深かった。
「おわりに」を読む限り、こういった基礎研究をめぐる状況はかなり厳しいようだが、この本を読んで興味を持った若者は、臆せず研究者を目指して頑張ってほしいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あんまり興味のある分野じゃなかったから恐竜のきほんは読まないかも…
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タイトルどおり基本的なことばかりなのだろうが、きれいなイラストとともにわかりやすく説明されているので、これまでよりももっと化石を見るのが楽しくなりそう。古生物学者になんとなく憧れていた子どもの頃にこの本があれば、本気で古生物学者を目指していたかも。
著者プロフィール
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