ワイルド・クエスト-ネイティブアメリカンのフルサバイバル術 原始の感覚を取り戻す知覚と精神のトレーニング

  • 誠文堂新光社 (2023年6月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784416523513

作品紹介・あらすじ

現代人が忘れてしまった原始の感覚とは?

ネイティブアメリカンには、「サバイバル技術とは自然と戦うことではなく、自然に生かしてもらうことだ」という教えがありました。自然に生かされるためには、自然から発せられるさまざまな情報を受け取るために、感覚の感度を大きく高める必要があります。彼らはそのため普段から感覚トレーニングを行い、ハンティング、寝床の確保、病気の治療など、生活のありとあらゆるものにその感覚を利用していました。

本書は、最終的には道具のいっさいを持たずにサバイバルができるようになることを目標に、最低限のフルサバイバル術を紹介しています。しかし、本書やサバイバルに関する多くの書物から技術的な知識をいくら得たとしても、その技術のベースとなる感覚の力を高めていなければ、なんの役にも立ちません。そのため、本書は感覚トレーニングの紹介にも多くのページを割きました。トレーニングといっても、普段の生活やアウトドアアクティビティの隙間に取り入れられるものばかりで、どれも楽しく、同時に気持ちを楽にさせてくれるものばかりです。

本書は、普通に生活を送っていると見過ごしてしまうようなものに、実はものすごい情報や価値があるということに気付く力を養います。原始的な生活をしていたネイティブアメリカンが、なぜ自然を大切にして、自然と共に生き、自然と対話することでさまざまな学びを得られたのかを、本書を通じて共有できたらと思います。

■目次
CHAPTER1 感覚トレーニング
現代人が忘れてしまった感覚とは?/感覚トレーニングの重要性/ベースラインとは何か?/ベースラインにアプローチする/ワイドアングルビジョン/アウェアネストレーニング・ベーシック編/アウェアネストレーニング・アドバンス編/自分の聖地を見つける

CHAPTER2 サバイバルトレーニング
フルサバイバルとは? /命の5要素とセイクレッドオーダー /その場所を知る/シェルターに必要な機能/道具を使わないで作るシェルター1 /道具を使わないで作るシェルター2/快適な居住空間を作る/暑い時期のシェルター/水を得る /打製石器を作る /紐を作る /火を得る/原始の火おこし道具を作る…ほか

CHAPTER3 原始の狩りと野草
ネイティブアメリカンの狩り/獲物に近寄る方法/鳥のしぐさ/トラッキングとは? /痕跡を分析する考え方 /視覚以外の感覚を鍛える/原始の罠/原始のナビゲーションテクニック/野草食/野草スープを作ろう/石を使った原始の調理方法

CHAPTER4 ヒーリング
ネイティブアメリカンの健康に対する概念/5つのナチュラルメディスン/1,静寂のメディスン/2,物語のメディスン/3,心のメディスン/4,生活のメディスン/5,刺激のメディスン/アースハーブを利用しよう/自分が摘む野草と繋がる/薬草茶を淹れる/ハーバルインフュージョンの作り方…ほか
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みんなの感想まとめ

自然との共生を重視したサバイバル技術が紹介されており、特に感覚トレーニングの重要性が強調されています。ネイティブアメリカンの哲学に基づき、自然を敵と見るのではなく、共に生きる存在として捉えることが求め...

感想・レビュー・書評

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  • ネイティヴ・アメリカンのサバイバル技術・アウェアネス(感覚瞑想)・哲学・薬草術の初歩的な情報が、豊富な図版と共に解説されていて非常に読みやすいです。

    以前、著者の川口拓さんが主催するサバイバルスクール「WILD&NATIVE」のワークショップに参加したのですが、その時に教えていただいたことが網羅されていました。読みながらあの時の復習も兼ねつつ、楽しかった時間を懐かしく思い出しました。

    気になっていた蒸し焼きの仕方や、ストーキングステップ、トラッキングのやり方もさらっと載っていて有難いです。ストーキングステップやトラッキングなどの狩りにまつわる技術について、もっと詳しく知りたいと思いましたが、やはりこれだけ奥の深い技術を説明するにはページ数も足りないでしょうし(これだけで、恐らく一冊の分厚い本になる)、繊細で感覚的な部分が多く、直接習わないと習得出来ないのではとも感じます。これ以上のことを知るには、WILD&NATIVEの上級コースに参加する(追記:残念ながら現在休止中)か、川口さんも学んだ米国のサバイバルスクールTracker Schoolに学びに行くべきなんでしょう。

    とりあえず、行ける時までこの本で基礎を押さえつつ、トム・ブラウン・ジュニア(Tracker School創設者)の本やTracker Schoolのオンラインスクール(コロナ流行後から始まったようで感無量)、あとはサバイバル関係のYoutube動画(『アート・オブ・ストーキング』で検索)でも観ながら練習を続けようと思います。

  • ネイティブ・アメリカンにはサバイバル技術とは自然と戦うことではなく、自然に生かしてもらうこと。
    感覚=アウェアネスが最重要。まずそこを鍛える。
    同じ場所で定点観測をすることが重要。
    ジャーナリング=日記。も重要なトレーニング。
    本書はフルサバイバル。ということで、極論何も持たず自然の中でサバイバルすることを伝えている。つまり、自然の力を借りるということ。そして、サバイバルはもっと自由だということに気付いた。

  • 自然に生かしてもらうサバイバル技術

    実際に使うことは無さそうだが、ワークを受けて自然の大切さを実感してみたいと感じさせてくれる
    ベースライン、ワイドアングルビジョン、フォックスウォークといったことを考えるだけで、いかに現代社会の生活が自然から切り離されたもので不自然か気付かされた
    自然の中で密接に生活することでこそ、自然に対する自然な感謝が生まれてくるように思う

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著者プロフィール

WILD AND NATIVE 代表(2001 年~)、危機管理リーダー教育協会代表理事(2013 年~)。北米にて雪山登山、ロッククライミング、カヌー、カヤック、野外救急法、野外教育法、ネイティブアメリカンの古来の教え、大地と共に生きるサバイバル技術等を学ぶ。危機管理術、サバイバル技術等を、一般の方々から、現役自衛官、警察官に至るまで、幅広く共有している。

「2023年 『危険から脱出せよ! こどもサバイバル レジャー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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