- 誠文堂新光社 (2023年5月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784416523650
作品紹介・あらすじ
いろいろな発酵食品やボルシチをはじめとしたスープ、餃子、サワードゥのパン、
季節折々の家庭料理のレシピ100品。風景写真も満載。
ウクライナでは、屋内のキッチンの他に、畑の側に小さな小屋を建てます。
そこで保存食を作り、時には祝祭のごちそうの準備をします。
9月になると、家族総出でバケツいっぱいの甘いトマト、キュウリ、プラムなどの作物をサマーキッチンに運び込み、仕込みをするのです。
そこはウクライナの人々にとって日常の場所であり、特別な場所でもあります。
ウクライナ出身のシェフがつづる家族の思い出とレシピです。
■目次
サマーキッチン
ウクライナの味
発酵食品、ピクルス、保存食品~9月の手仕事
朝食と軽食~日の出から日没まで
ブイヨンとスープ~滋養のひと皿
パン、パスタ、ダンプリング~粉と水の錬金術
野菜料理~野から森から
肉料理と魚料理~牧場と川と海
ケーキ、デザート、ぺストリー~甘い生活
サマーキッチンの思い出
メニューの提案
食材について
SUPPLIERS
ACKNOWLEDGEMENTS
索引
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感想・レビュー・書評
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『ウクライナの料理と歴史』よりも庶民的で、現実的。
ウクライナの家に付属している「サマーキッチン」というものにフォーカスし、そこで作られたり貯蔵されたりしている漬物、発酵食品、シャルキュトリー(肉の加工品)などを、追憶をこめて語っておられます。
写真も、いわゆるきれいな写真ではないけど、おばさまがたが着ている花柄の木綿のワンピースとかエプロンとか、現地の雰囲気がそのまま伝わって味わい深いです。
p130の春のラムブイヨンって、ウズベキスタンでたべた「ショールパ」と同じではないかと思いました。
