花形装飾の博物誌

  • 誠文堂新光社 (2010年10月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784416610251

感想・レビュー・書評

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  • 花形装飾活字について
    豊富な図版と、量はそんなに多くないが充実した量の文章。
    ひたすら花形装飾活字についてなのだが、多様な見せ方の画像や色彩や紙の演出によって、見て楽しい、彩り豊かな一冊になっている。しかし同時に、豊富な図版によって、図版集としても使えるものになっている。

    後半には、フランシス・メヌルとスタンリー・モリソンによる論文「印刷者の花形装飾とアラベスク模様」が掲載され、装飾活字の歴史の一部について、充実した情報量で解説されており、一番文字情報の量でいってもここが充実している。
    でも、途中に1ページ内でまとまってる、白井敬尚さんや山本太郎さんによる寄稿も綺麗で好きだった。

    花形装飾に興味があったからこの本を買った。
    私もいつかデザインに取り入れてみたい。あまり機会はなさそうな気がするが、現代風にアレンジしたり、ちょっと新鮮な見え方の応用が思いつけば、快作ができるんじゃないかと期待してしまう。そのわずかな機会のために、複雑な装飾の体系に踏み込んでみるというのは、苦労するかもしれないが、その分の成果は得られる気がする。まだ自分に期待しているに過ぎないが。

    デザインには、白井敬尚形成事務所が担当。
    写真には山田能弘さんが参加。精巧な装飾の印刷を、寄りで被写界深度浅く撮ったカットがステキだ。

  • うつくし

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著者プロフィール

アイデア:1953年創刊のグラフィックデザイン誌。グラフィックやタイポグラフィを中心に国内外の情報を発信。

「2017年 『2018年大判カレンダー ニューカレンダー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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