生死を分ける、山の遭難回避術: 実例に学ぶリスク対策の基礎知識

著者 :
  • 誠文堂新光社
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本棚登録 : 88
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784416616420

作品紹介・あらすじ

なぜ遭難事故は減らないのか。
初心者はもちろん、知識、技術、体力に申し分のない経験者でも陥ってしまう遭難事故の実態をふまえて、
数々の実例を調査した「遭難ルポ」の第一人者がおくる、登山者必読の入門書。

心構えから装備、地図・天気の初歩など、低山であってもおろそかにできないポイントをおさえ、
また実際に遭難してしまったとき、大事故につなげないための救助要請の仕方、
ふだんの生活でできるトレーニングや食事のことも、写真やイラストを豊富に用いて紹介しています。

大切な人を悲しませないために、いざというとき落ち着いて判断・行動するために、
何よりも安全に登山を楽しむために、山の初心者から経験者までひろく読んでいただきたい一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 2023/11/08読了
    山行の心得や、実際に起きた事故から対策法を学んだり、体幹トレーニングなども紹介されていて、飽きずに最後まで読む事ができた。
    アウトドアに危険は付き物なので、「明日は我が身」という心構えと、初心を忘れずに山行を楽しみたい。

  • ドキュメント遭難シリーズを読んでいるため、同じ著者の本を借りてみた。
    絵があり、カラーで読みやすい。
    実際に登山をするわけではないが、遭難の本を読むにあたり基本が知れて良かった。

  • まがいなりにも登山やトレイルランをするものとして、山でどのような危険な事象が起きるかをきちんと理解するために購入。
    ・ハセツネでも人が亡くなっている
    ・事前に危険個所をチェックする(北アルプスでは地図がある)
    ・足裏全体で着地する、という基本を怠らないこと

  • 図解多く読みやすい。

  • 山で遭難しないためにリスクマネジメントが必要という認識はあるが何をすればいいか分からない、という人の最初の1冊に適していると思う。

  • 遭難シリーズの羽根田治氏による遭難例と登山の心得集。山の難易度の指標や、必要カロリーの算出方法も紹介。

  • とてもわかりやすい。
    さいごはカーボンローディングもでてきた。

  • ファーマータナカの本棚。
    「生死を分ける、山の遭難回避術: 実例に学ぶリスク対策の基礎知識」
    縁あって登山の誘いを受け、5回程「連れられ登山」に行ってみた。
    昨今の登山ブームの流れや時代背景を見ても、遭難が起きやすい状況にある。
    実際自分の無知を知り、無知の恐ろしさも感じたので、基礎の基礎だけでもと、手に取ってみる。
    生死の境はすぐそこに有り、決して他人事ではないということだ。

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著者プロフィール

1961年埼玉県生まれ。ノンフィクションライター。長野県山岳遭難防止アドバイザー。山岳遭難や登山技術の記事を、山岳雑誌「山と溪谷」「岳人」などで発表する一方、自然、沖縄、人物などをテーマに執筆活動を続けている。おもな著書に『ドキュメント 生還』『ドキュメント 道迷い遭難』『野外毒本』『人を襲うクマ』(以上、山と溪谷社)、『山の遭難――あなたの山登りは大丈夫か』(平凡社新書)、『山はおそろしい――必ず生きて帰る! 事故から学ぶ山岳遭難』(幻冬舎新書)などがある。

「2023年 『山のリスクとどう向き合うか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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