決定版 農作物を守る鳥獣害対策 動物の行動から考える

  • 誠文堂新光社 (2018年11月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784416618509

作品紹介・あらすじ

全国で深刻な問題となっている鳥獣害。その対策を動物別に紹介する。

イノシシ、サル、シカ、ハクビシン、アライグマ、クマ、ヒヨドリ、ヌートリアなど、
動物の行動学に基づいた対策をわかりやすく伝える。

侵入した動物の種類の見分け方、侵入経路の確認、具体的対策、正しい柵の設置方法、
侵入されにくい電気柵の設置方法など、生産者にとって実用的な内容となっている。

■目次
第1章 鳥獣害対策をはじめる前に…野生鳥獣による農作物被害の対策/野生動物から守りやすい田畑とは/間違った対策を引き起こす農村伝説
第2章 イノシシの対策…捕獲によるイノシシ対策と問題点/行動特性を考慮した防護策設置/電気柵の特徴と設置実例/防護策設置のポイントと注意点
第3章 シカの対策…シカによる農業被害が拡大する要因/シカの行動と柵設置による被害対策
第4章 サルの対策…被害対策のために知っておきたいニホンザルの能力/効果が出る「集団ぐるみの追い払い」の行動様式と実例/サルにも有効な防護策設置と、群れ単位の個体数管理
第5章 クマの対策…ツキノワグマ対策の問題点/ツキノワグマの行動特性と被害対策
第6章 中型野生動物の対策…ハクビシンとはどのような動物か/ハクビシンの侵入経路/ハクビシンに対応した防護柵設置/アライグマの被害と対策/アナグマ・タヌキの被害と対策/テン・ヌートリアの誤解と対処法
第7章 鳥の対策…鳥類の生態と被害対策の考え方/スズメの被害対策/ヒヨドリの被害対策/カラスの被害対策
第8章 野生獣の資源化と被害対策…くくり罠とジビエ振興をめぐる仮想未来的な懸念

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感想・レビュー・書評

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  • いのししを中心に読む。
    電気柵は今のところ導入しないので、軽く読み流した。
    ジャンプは足負傷の可能性があり、あまり飛ばないとのこと。障害物を口で引っ張る。下から上に突き上げることが多い。
    地際の補強が重要。ネット、ワイイヤーメッシュの接地面に竹や、鉄パイプを結束バンドで留めておくとい。高さより潜り込み対策を重視。
    ワイヤーメッシュの場合、上部30センチを20°~30°外側に倒すと跳躍を抑制できる。
    ワイヤーメッシュの講師は、網目を10㎝にするのがベスト。ウリ坊が柵内に入ると、親も入ろうとするので注意。
    ワイヤーメッシュには表と裏がある。
    農地側に横線、農地の外側に縦線が来るように設置する。
    柵の効果を高めるために視覚的遮断を。トタンや寒冷紗で策を囲む。

    残渣や、放置果樹をなくすこと。


    ハクビシン、ヌートリアのところが面白かった。
    ヌートリア。大きなネズミ。確かにあれはでかかった。

  • シカ対策の最新情報を求めて
    シカ、イノシシ、クマ、アライグマ、ハクビシン、サル、鳥類、ヌートリアなど多くの種類が書かれており、各動物ごとの記述は相対的に少な目。
    防除は基本的に地域での総合的な協力が必要。
    作物の栽培計画も練りなおした方がい。
    シカ
    柵地面の接地面が25センチ、小鹿なら20㎝で潜り抜けられる。ジャンプは着地の際の衝撃が大きくケガの可能性が高いので進んではジャンプしない。追い込むと持久力はなく、ばてる。ネットの場合は支柱の真ん中、一番垂れ下がっているところより侵入されることもある。ネット上面をピンと張るように1本ロープを張るなど対策を。
    電気柵
    150センチのもので、120センチ以上はダミーとして電流を流さなくてよい。
    臭いや光は抵抗性を獲得するので意味がない。

    イノシシ
    基本的に1年に1産。授乳が途切れると発情するので、授乳中に子がいなくなった場合、年2回出産することになる。罠で子供だけとってもまた生むので意味がない。10頭子ずれの雌を見すことが合っても、複数の母親が別の茂みにいる。メスを捕獲わなで1頭捕っても。茂みの影からほかの雌が目撃し学修される傾向にある。初めのことはメスが取れていた地域でも、次第にオスが捕れるようになってくる。学習したイノシシを捕獲するには、集落内になっているすみ場所や餌になっているものを取りのぞく。飢えたイノシシは罠内の餌も食べるようになる。

    高さより接地際が大切。少しの穴でも持ち上げて侵入する。柵の支柱角度を工夫する。垂直に差せば下から上の力に弱く、抜かれやすい。柵を斜めに差すとよい。イノシシ侵入側に倒れるように設置すると抜けにくい。キャンプのピンの原理と同じ
    畑/イノシシ 〇
    畑\イノシシ △ 押された倒されやすい
    畑Iイノシシ × 突き上げで抜きやすい。
    15センチ角では子イノシシが通過できる。子が入ると母も興奮し侵入を試みる。耐用性を超える可能性があり、しばらく観察されることになるのでまずい。
    1mは飛ぶ。一時停止して周囲を確認、ジャ
    。ンプ。柵の上面をイノシシ側に折り上から見下げる感じにしておくと飛ばなくなる
    横長の四角は噛みやすく穴を開けられやすい。地際にパイプ竹などを置く。
    電気柵 割愛

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著者プロフィール

江口 祐輔:麻布大学大学院博士後期課程終了。農研機構西日本農業研究センター 鳥獣害対策グループ長。イノシシを中心に、ニホンザル、ハクビシンなど野生動物の感覚・運動・学習能力等を行動学的手法によって解明。現場の被害対策に役立てる研究に取り組んでいる。

「2018年 『決定版 農作物を守る鳥獣害対策』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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