仕覆作りは茶道の楽しみ、暮らしの彩り 世界にひとつの、心を包む袋

  • 誠文堂新光社 (2018年8月8日発売)
3.75
  • (1)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 1
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784416618721

作品紹介・あらすじ

「仕覆(しふく)」とは、茶道で使う茶入れや茶碗などの道具類を入れる袋のこと。
器に合わせて布や紐を吟味した美しいものを添えるのが習わしだ。
さまざまな形にそうよう、ひとつずつ採寸して手縫いで作るのも特徴。
茶道具のみならず、お気に入りのグラスやジュエリーケースといった大切なものに合わせて作れば、その楽しみは幾重にも広がっていく。

本書ではそんな仕覆のさまざまな使い方や基本の作り方を解説。
まずは茶籠入れから、茶籠の中身のひとつひとつに仕立てた仕覆を紹介する。
茶道具以外では、父親が使わなくなったネクタイでぐい呑入れを作ったり、ワイン好きの友人にワインボトル入れを贈ったりと、
仕覆のバリエーションを多数掲載。
基本の作り方を丁寧に解説しているため、応用してそれらを作ることができる。
ほかにも、茶道具をはじめ、お気に入りの骨董品や布についても解説し、仕覆作りをしない人にも楽しめる内容となっている。

仕覆作りに出会ったことで、人生が豊かになったという著者が、仕覆の魅力を余すことなく伝える一冊。

■目次
茶籠で愛でる仕覆
暮らしによりそう仕覆
仕覆作りの道具と基本の縫い方
基本の作り方
魅せる紐結び
イメージを決めるのは、器と紐と布との取り合わせ
田中真紀子さん、仕覆作りの旅に出る。

************************************************************

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 茶道はやらないけれど、更紗などの布が好きで、「仕覆」というものに憧れる。
    実際にどのように作るのだろうか、と手に取って、早々に、まともに裁縫ができない人間に作れるものではない、と音を上げた。
    手芸書としては自分には難易度が高い内容だったけれど、紹介されているさまざまな裂の仕覆はどれも素敵で、眺めているだけで楽しい。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

田中真紀子(たなか まきこ)
神田外語大学外国語学部英米語学科教授。教育学博士。神田外語大学児童英語教育研究センター(CTEC)センター長。上智大学卒業後、上智大学大学院よりMA(修士号)、カリフォルニア大学サンタバーバラ校よりMA(修士号)、同大学よりPh.D.(博士号)を取得。専門は教育学(英語教育、児童英語教育)、応用言語学。「神田外語大学児童英語教員養成課程」を開発し、現在プログラム責任者。現在、市の英語教育推進事業の有識者代表を務め、また県や市の教育委員会委託で、小中学校の教員研修なども行う。主な著書に『はじめてのTOEFL ITPテスト 完全対策 改訂版 』(旺文社)、『英語のプレゼンテーション〈スキルアップ術〉』『小学生に英語の読み書きをどう教えたらよいか』『小学校英語内容論入門』(1章2節「読むこと、書くこと」担当)(以上、研究社)など。

「2020年 『絵本で教える英語の読み書き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中真紀子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×