進化する! ごみ処理とその使い方 科学の力でごみが宝の山に変わる!? (子供の科学サイエンスブックスNEXT)
- 誠文堂新光社 (2023年12月6日発売)
本棚登録 : 52人
感想 : 5件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (80ページ) / ISBN・EAN: 9784416623589
作品紹介・あらすじ
捨てるだけじゃもったいない! 変身するごみのゆくえを追いかけろ!
本書は理科好きの子どもたちに向けた、サイエンスをテーマにビジュアル素材でまとめたシリーズ「子供の科学サイエンスブックスNEXT」の一冊です。
今回のテーマは、生活の中で毎日排出している『ごみ』。
「海洋プラスチックごみ」の問題について聞いたことはありませんか? SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」と関係し、昨今では急務な問題だとよく話題にのぼります。他にも「ごみ」の問題は山積みで、2050年には日本のごみ埋立地は不足するといわれています。
ただ、そんな「ごみ問題」を悲観するだけでなく、きたる未来のために、「ごみ」と向き合い新たなソリューションを生もうとしている動きもあります。本著では「ごみ」の未来を考え、ごみを活用しようと動く活動を紹介し、進化する「ごみ」のゆくえを追っていきます。
■目次
はじめに 持続可能なごみ処理って何だろう?
巻頭特集 まるで美術館? 遊園地? びっくり清掃工場大紹介
第1章 ごみはどうして問題なの?
第2章 ごみ処理技術の大進化
第3章 プラスチックごみ問題に立ち向かう
第4章 ごみのさまざまな活用法
おわりに 「ごみ」ではなく、「未利用資源」と考えよう
******************************
感想・レビュー・書評
-
子どもの科学サイエンスブックスNEXTシリーズの一冊で、写真やイラストが多く使用され、ゴミに関する知識を楽しく学ぶことができます。
著者の吉川邦夫さんは東京工業大学名誉教授で、ゴミ処理についての研究経験を持っています。
ゴミ問題の現状や、海洋プラスチックごみ問題、最新のゴミ処理技術などを具体的に取り上げています。
ゴミ問題やサステナビリティの大切さを知るだけでなく、自分たちができる小さな変化や取り組み方(ごみを分別する、リサイクルをする、使い捨て品を減らすなど)についても学ぶことができる一冊。
宇宙ゴミの課題にも愕然…
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
写真がたくさんでわかりやすいです。
-
とても詳しいけれど、ごみについては子どもたちにも身近な話題なので、楽しく読める。小学校高学年以上向き。一般的なごみ処理に関する内容だけでなく、焼却炉の種類からスペースデブリの除去まで幅広い。ごみに関する最新情報がまとまっているので、大人が読んでも勉強になる。課題へ社会が前向きに取り組んでいることがわかるので、子どもたちが未来に希望を持てると思う。
こういった情報は数年たつと古くなってしまうので、新しい情報であるうちに多くの人に読まれてほしい。 -
仕事で廃棄物処理のリサーチをすることに。自分があまりに何も知らないことに気づいたので、分かりやすそうな本書を手に取ってみた。イラストや写真が入っていて非常にわかりやすい。2023年発行の本だけあって、災害ごみや宇宙ごみなどのホットなトピックもカバーしている。
あらゆるものが資源として活用されていることを知ることができた。
著者プロフィール
吉川邦夫の作品
