色鉛筆デッサンの技法書 立体感・質感・陰影の基礎がロジカルにわかる

  • 誠文堂新光社 (2024年4月11日発売)
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本 ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784416623923

作品紹介・あらすじ

デッサンは美術を学ぶ人にとって必要なテクニックであり、多数の本が出ています。
しかしデッサンの多くは「鉛筆」画や「木炭」画であり(実際にデッサンに使用される道具は多岐にわたり、ペン、色鉛筆、パステル、クレヨなども使用する)、これを「色鉛筆」に置き換えたときに、同じように、形体や質感を表現したり、明暗を表現したりするテクニックそのものが違います。

色鉛筆は誰でも入手しやすい基本的な画材でありつつも、デッサンとは結びつきにくい。それは、色でデッサンをするのが色鉛筆画ではあるが、色鉛筆があくまで色を塗る画材と考えられているからだと思います。
ポイントは、デッサンの上手な美大生が、色鉛筆のデッサンも上手とは言えないのが現実ということ。
そこで、「色鉛筆」のデッサンのテクニックを、この美大生や、描くことを仕事としている人への、新しいデッサン技術書としての提案をこの本は考えています。
色鉛筆でどこまでデッサン力を上げることができるかをテーマです。

<目次>
■1章 色でデッサン
明暗を鉛筆で描く/鉛筆デッサンから色鉛筆デッサンへ
暗くする色を考えよう:さまざまな色の「暗くする色」/白い折り紙で「おさんぼう」を作っていこう/できあがった「おさんぼう」を描こう/陰影のまとめ
明るい部分を探してみよう:質感について(陶磁器、石、クッキーとチョコレート、青いガラス、さくらんぼと姫りんご、魚とカエル、リス・猫・犬…)

■2章 観察力を養う
描く前に興味を持ってよく見よう/育てながら描いてみよう/掘り起こして全体を描く/トレースする…

■3章 模様を描いてみよう
色鉛筆は製図的なものが得意/ひとつのパターンを使って模様を創り出す/モチーフに模様を合わせて構成していく/装飾フレームを組み合わせてみよう/文字を背景に入れてみる

■4章 構成を考えよう
輪にしてみる/花だけ描いたものをブーケにしてみる/つぼみの頃を再現したい/同じ種類のもので構成する/別々にスケッチして構成する/イメージを膨らませて…
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著者プロフィール

色鉛筆細密画家。東京外国語大学ロシア語学科卒。1970年代初め、細密画を色鉛筆で描いてみようと思い立つ。大学卒業後、会社勤務や英語講師を務めるかたわら、イラストの仕事も手掛ける。植物をはじめ、動物、文様など、やさしく繊細な筆致で描く色鉛筆の世界が多くのファンを集める。朝日カルチャーセンター、毎日文化センターほか、東京都及び神奈川県で色鉛筆画の講座を多数担当。『描き込み式 色鉛筆ワークブック』(誠文堂新光社)をはじめ、色鉛筆に関する著書も多く、翻訳されて海外でも販売されている。

「2021年 『色鉛筆でぬる 『花時間』花ぬり絵 人気の花とリース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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