草木の種子と果実: 形態や大きさが一目でわかる植物の種子と果実632種 (ネイチャーウォッチングガイドブック)

著者 : 鈴木庸夫

• 誠文堂新光社 (2012年9月1日発売)

作品紹介・あらすじ

植物を観察するときでも、美しい花が咲き終わった後にできる種子や果実はついつい忘れられがち。でも四季を通じて自然に親しむほど、自ずと目が向いてしまうのが種子果実でもあります。種子果実には、植物が自分の子孫を残すためのさまざまな工夫が詰まっていたり、不思議でおもしろい造形が隠されていたりします。もう1歩、深く植物のことを知りたくなった人に、種子果実が新しい扉を開いてくれるでしょう。

感想・レビュー・書評

[NOZOさんの感想 · 2013年9月8日]

題名の通り、植物の果実や種子が写真で紹介されている図鑑です。小さな種子の写真は、かなり拡大されているので、ルーペで見ながら探すことができます。野山を歩いていて拾ったり見つけたりした実や種が何のものなのか探すことができ便利です。

また、普段は果肉に包まれていてはっきりと見る機会のない種子（たとえば野イチゴ類の種子）の写真が載っているので、「こんな形の種子だったんだ。」と知ることができます。
さらに、海外の大きな種子や、種子散布のしかた、種子での遊び方なども載っており、読み物としてもおもしろいです。

著者プロフィール

千葉大学名誉教授

「2020年 『空き家対策』 で使われていた紹介文から引用しています。」