- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784416715581
作品紹介・あらすじ
東京・茅場町の川沿いにある古いビルに古書店「森岡書店」をオープンさせ、
2015年には銀座に「一冊の本を売る本屋」として新たな店舗を構えた森岡書店店主・森岡督行氏。
本書は、リトルプレス『ボナペティ』の人気連載「本と人」に、加筆修正して書籍化したもの。
旅ベーグル、EEL、OUTBOUND、in-kyo、cafeイカニカ、夏葉社、書肆逆光、カキモリ、歩粉、ラ・ロンダジル、watari、コシラエルといった、
手仕事をキーワードにし、丁寧なものづくり、みせづくりを行う、人気のカフェや雑貨、アパレルショップ等の店主約12名に、
彼らの「人生にかかわった本」について著者が聞き出す、対談インタビュー集。
小説から写真集、絵本、ビジネス書にいたるまで、人気店主の人生における本を通し、
その人となりや豊かな暮らしぶりだけでなく、彼らの店作りについても聞き出します。
自分らしい、「ちいさな店」を持ちたいと思っている人にも必見です。
これまで多くの本に親しんできた著者の、本への造詣の深さはもちろん、
インタビュアーとしてのさまざまな店主の魅力を引き出している対談の内容は、読み応えのある一冊になっています。
感想・レビュー・書評
-
インタビューの中身が本質まで届かず上滑りしてる感じがした
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間があれば
-
雑貨店、お菓子屋さん、フラワースタイリストなど活躍されている方々の選書を通して新しい本と出会えます。平井かずみさんの選書が1番気になりました。器に花を入れてみたい。モランディの画集も早速見返して…。
読後は暮らしを豊かにするモチベーションがあがりました。 -
これも今、読まねば
と、思ったが、
p23までで、
思ってたのと違った… -
一度は行ってみたいと思い続けている森岡書店。その店主、森岡督行さんが様々な店主にどんな本を読んできたか尋ねたインタビュー集。
おぉ!というインパクトを受ける話は少なかったけれど、平井かずみさんの図鑑や樹木ハンドブックの使い方は参考になった。確かに原産国を見ると想像しやすい。
つげ義春の話が出てきて、大学時代につげ義春の話をしていたあの同級生はどうしているかと思ったり。懐かしきメディア学専攻のゼミ。
そして、森岡書店。2015年にできた銀座店のコンセプトも素敵だな。「一冊の本を売る書店」「ある一定期間に、一種類の本を売る書店を指し、一冊の本から派生する展覧会を行う書店」「2次元である本の中身を、3次元の空間に出すことを専門的に行う書店」。こちらにも、近々、行ってみたい。
そういえば、去年益子に行ったのだけど、いろいろな古いものが集められた良い雰囲気の店があり、もちろん本も並んでいて、裏表紙を開くと森岡書店の値札がそのまま貼られた本があり、「おぉ〜!この店の店主は森岡書店にも出入りするような人なのか」と1人感激した覚えが。この森岡書店かは定かではないけれど、店に置かれたもののセレクトはなかなか光っていた。森岡書店はそういう存在です。 -
森岡さんらしいトークのやりとりで、それぞれの選書がすごい気になる。
-
丁寧さ。
その言葉が浮かんだ。
この本はお店の店主と方と森岡書店の森岡さんが、本を通して語り合うという形式の内容のもの。
会話のキャッチボールの中から、その人の人柄やお店作りへの思い、これまでの人生を振り返る。
静かに読みたい1冊。
この本を読んでいると森岡さんや他の店主の方の「丁寧さ」がすごく伝わってくる。
その姿勢が僕にとってはすごく尊敬できるもので、今、自分に足りないものなのではと考えさせてくれる。
丁寧に考え、丁寧に生きて行く。
もし、自分が店を持つことになるのなら、どんなお店にしたいか少し考えて行くことにしよう。 -
2016年25冊目。
雑貨やスイーツなど、多種のお店を経営する店主たちが愛読本と経営について語るインタビュー集。
それぞれの本の紹介はあまり多くないのだけど、「この人のお店、行ってみたい」と思える感性が、本について語ることをきっかけににじみ出ていた。
何年経っても、ふとした瞬間に何度でもめくりなおす本を持っているとっていいなと思った。 -
森岡書店店主が、個性的なお店の店主を招き好きな本の話や、こだわりの品の話をします。
雑誌連載のものをまとめたもの。 -
書店を営んでいる著者が、さまざまな店の経営者に「どんな本を読んできたか」を聞いたインタビュー集。登場するのは、雑貨店、菓子店、カフェ、ギャラリー。本を扱っている店ならともかく、他業種で「なぜ本のことを?」とも思えるが、読めば納得だ。〈どんな本を読んできたかを知ることは、どんな人かを知ることにつながる〉。小説、マンガ、ノンフィクション、随筆、詩集、写真集、画集、あるいは地図帳。いろいろな本をめぐる対話から、語り手の人柄や哲学がくっきりと浮かび上がる。読書体験の大切さを改めて教えてくれる。(産経新聞)