確実に治るうつ、治らないうつ 57の実例で見つかる、うつ病の抜け出し方
- 誠文堂新光社 (2016年12月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784416716205
作品紹介・あらすじ
現在、うつ病の概念や治療法は、
ドイツ精神医学とアメリカ精神医学会の概念の違いにより、
現場の医師たちでさえ、混乱しているのが実情です。
本来はうつ病でない人がうつ病と診断され、
誤った治療を施されている例も多く見られます。
この本では、数多くの症例を紹介しながら、
うつ病の正しい知識と治療法についてまとめました。
まえがき
第1章 うつ病ってどんな病気?
うつ病と間違われた人々/ドイツ精神医学のうつ病/アメリカ精神医学会の気分障害
第2章 うつ病はどんな症状があるの?
うつ病の精神症状/うつ病の身体症状/うつ病の自然経過/うつ病と自殺/うつ病の原因/
うつ病になった人の性格/
症状以外のうつ病の特徴/老年期うつ病/質問紙による診断/診察時に行う心理検査/うつ病の重症度を判定する評価尺度
第3章 うつ病と間違われやすい病気ってどんあものがあるの?
うつ病と間違えられやすい心の病気/うつ病と間違えられやすいその他の病気/うつ病と間違えられやすい身体の病気/
うつ病と間違えられやすいその他の身体の病気/拡大解釈でうつ病とされた病気
第4章 うつ病の治療について
うつ病治療の実際の流れと回復まで/うつ病の初期(急性期)/うつ病の回復へ向かう時期/うつ病の入院治療/
うつ病の薬はなぜ効くのか/新しい抗うつ薬/抗うつ薬の使い分け/抗うつ薬が効く「うつ病」と効かない「うつ状態」/
薬物療法以外の治療法―さまざまな精神療法/うつ病が他の病気に間違えれた/どこまでをうつ病として捉えるか
第5章 うつ病とどう向き合ったらいいの?
うつ病をくり返さないために/うつ病にならないために/うつ病の人がやってよいことと悪いこと/
うつ病の人に言ってよいことと悪いこと/上手なお医者さんのかかり方/うつ病治療のQ&A
あとがき
感想・レビュー・書評
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うつ病の原因、症例、治療、復帰について医師の立場から書いた本。
映画『ツレがうつになりまして』に出てきたので読んでみた。
・うつ病の原因は、もともとの遺伝的要素にトラブルや社会的ストレスなどが誘因(引き金)となって起こると考えられる。
→ストレスだけではなかった。また、「根性がないからだ」等の精神論を持ち込むことは完全に誤り。
・神経伝達物質のノルアドレナリンとセロトニンが少なくなるとうつ病になる。
・うつ病かどうかの判断。まず「食欲低下」と「不眠」が必ず現れる。
→この2つは「誰にもあること」として軽く見がちだが、2つ同時に表れたら注意する必要がある。
・特徴的な精神症状は、物悲しくなる「悲哀感」不安で苦しくなる「苦悶感」意思はあるのに発動するエネルギーが枯渇している「意思発動力低下」の3つ。
・身体症状が精神症状よりも先に現れる。
・うつ病の初期と治りかけは、症状は軽いがエネルギーがあり自殺が起こりやすいので注意しなければならない。
・うつ病の治療は初期には薬物治療が中心、認知療法などは回復期には有効。
抗うつ薬には依存性がなく、治れば薬はやめられる。安易な治療の中断は再発を招き、治りにくくなる。
・少なくとも数週間〜数ヶ月の治療期間を要する。一般的には6〜8ヶ月程度。
→家族も心構えが必要
・うつ病の人への対応は時と場合により異なる。初期には休養が絶対必要で、励ましはバツ、保証と、支持の姿勢。急性期が過ぎて回復に向かう時期には日常のリズムを取り戻せるよう励ます。→一律なものではない。どの時期かわかることが大事。
・うつ病の治療は「精神科」、心療内科はストレスによる身体症状を扱う科だから
うつ病は専門外。「心療内科・精神科」と併記してある病院は専門医がいる。
なるべく近隣の病院に、午前中にかかること。(混んでいる)
うつ病に関して医師の立場からの知識を得るためには、わかりやすいし良い本だと思う。何より、症状があらわれているのに気づかず、受診が遅れて病気が進んでいたということにならないように、とても役立つと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うつ病に対するメディアの伝え方等に批判的な態度を取っていること自体は良いことだと思うが、自分の考えが全て正しいという感じにも受け取れる記載になっており、あまり良い印象を受けなかった。
たしかにうつ病でない患者に対しても簡単にうつ病と診断してしまう医師もいるのかもしれないが、うつ病というものをあまりにも枠に当てはめていて、それ以外はうつ病ではないと断定し過ぎている感じがした。
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