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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784416719282
作品紹介・あらすじ
株式会社秋田書店と株式会社誠文堂新光社による新たな文芸エンタテインメントを生み出す新レーベル【APeS Novels】の第二弾!!
『ブラック・ジャック』『恐怖新聞』に続き、本年7月に創刊50周年を迎える大人気コミック誌『週刊少年チャンピオン』の、輝かしい歴史を彩った名作コミック『エコエコアザラク』のノベライズです!!
「エコエコアザラク、エコエコザメラク……」どこからともなく聞こえてくる妖しい呪文と共に黒井ミサが帰って来た!!
70年代のオカルトブームの中でも、「黒魔術」を操る美少女主人公が異彩を放ったホラーコミック『エコエコアザラク』が、自身も作品の大ファンだったと語る岩井志麻子氏により小説として現代に蘇ります!!
あるときは災いの象徴として、またあるときは自分に害を為した者への復讐劇として描かれることの多かった黒井ミサとその物語。
悪霊の力を借りて執行される呪術という神秘的なイメージと相まって、昏い魅力に溢れた『エコエコアザラク』のイメージはそのままに、情念を描いた作品で人気を集める岩井氏の筆によって、人々を惑わせる「運命の女」黒井ミサへと昇華され、あたかも幻想文学をも想起させる作品となっています。
黒井ミサの存在に翻弄され、愚かな者たちがさまよい続ける出口のない迷宮へ、あなたも足を踏み入れて見ませんか……?
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●第一話 逃げる女
「私はいつでも逃げている女なの」――平凡な街の平凡な家庭に生まれ、なんの才覚にも恵まれず、唯一の取り柄である容姿も十人並みをちょっと上回る程度。高校受験の失敗からお決まりの転落を辿った女・有里が目を背け続けてきた真実とは……。
●第二話 さまよう夫婦
有名画家の息子と美人女優の娘。親からの才能を受け継げなかった残念な二人が運命のような出会いを果たす。二人の子供時代に共通する謎の女性「黒井さん」「ミサちゃん」の記憶が、互いの結びつきをより強固なものにしていく。そして…。
●第三話 居すわる母
留利子の高校時代からの恋人・俊博には、二人の母がいる。一人は生みの母、そしてもう一人は、俊博の家庭を壊した「父親の愛人」。父が亡くなったいまでもその女を「義母」と呼び続ける俊博の気持ちがわからず、今日も留利子は行きつけの喫茶店で、ウェイトレスの少女に愚痴をこぼす。
●第四話 追いかけてくる愛人
裕福な家に生まれ容姿にも恵まれ、周囲にはちやほやされて育った須美香だったが、その過去にはひとつの暗い影があった。失踪とも誘拐ともつかぬままいなくなった母。最後の電話で母の口から語られた「黒井ミサ」の名前が、それからずっと須美香の心を縛りつけている。
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みんなの感想まとめ
人間の運命とその選択が描かれた連作短編は、黒井ミサという美少女魔女を通じて、登場人物たちの不幸な結末を見届ける形で進行します。彼らは自らの選択によって不幸に向かって突き進んでいく姿が印象的で、ミサはそ...
感想・レビュー・書評
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もともとの漫画の方はタイトルとざっくりした雰囲気しか知らなかったのですが。小説版、どこからどこまでも志麻子さんという印象でした。まとわりつく嫌さ全開。
セーラー服美少女魔女の黒井ミサ。彼女が次々と人間を不幸な目に遭わせていく話かと思っていたのですが。むしろみんな自ら不幸に突き進んで行っちゃってますね……。ある程度忠告されたりもしていたのに。そして黒井ミサは彼ら彼女らを破滅させたいのでも助けたいのでもなく、ただ見届けるだけ。その冷めたまなざしが何とも言えず、ひたすら虚無感を感じるホラーでした。
お気に入りは「さまよう夫婦」。一番登場人物たちが可哀想になってしまったかも。どこまでも呪われた運命の出会いがとんでもない悲劇ではあるのだけれど。抜け出すチャンスはあったのかなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
連作短編4編
漫画を知らないので比べられないけれど,黒井ミサと物語の必要性のようなものがあまり感じられなかった.一つ一つはエピソードとしては面白jのかもしれないけれど. -
確かにマンガもこんな感じだったような気がするけど、黒井ミサの出番が少なくて、あんまりエコエコアザラクな感じがしなかった。マンガだと絵の感じがいきなりエコエコアザラクだからいいんだけど……。
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黒魔術というものを、私に初めて教えてくれたのが、黒井ミサである。
チャンピオンに連載されていたものを読んでいて、テレビシリーズも見て、初代黒井ミサである佐伯日菜子さんが大好きな私にとって、読まない選択肢はない。
しかしあのイメージと異なると嫌だなって少しでも頭をよぎったことが申し訳なく、著者にお詫びしたい。
ずばり怖く、面白く、この類を見ないエコエコアザラクの世界観が、誰もが心の底に持っている負の人間性と共に表現されています。
黒井ミサは今の世の中にも現れ、当時と変わらぬ姿で活動を続けていた。怖い、嬉しい。
著者プロフィール
岩井志麻子の作品
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