クリエイティブ・マネージメント 「デザイン」を広げるプロデュース術

  • 誠文堂新光社 (2010年9月1日発売)
3.33
  • (3)
  • (7)
  • (13)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 147
感想 : 8
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784416810521

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • デザインの現場はクリエイターだけではない。マネージメントやプロデュースを手がけるいわばカゲの立役者ともいうべき人たちがいる。そんな人たちにスポットを当てた仕事論が紹介されています。私のような一介のデザイン会社ではこのような立派な専属ポジションとは無縁の存在ですが、それでも何かしら参考になることもあろうかと期待して読ませていただきました。
    率直なところ、あまり参考になるような節はありませんでした。取り組む姿勢等はどれも共感できるものでしたが、そもそも、ここで紹介されているスター集団はそういう仕事に出会える下地がしっかりとできています。アート分野であるカイカイキキは別格としても、大学、広告代理店、各種広告賞などを通じて、ある程度身内で仕事を囲い込めるからこそできる取り組みでしょう。例えばロゴデザインひとつをとっても1000案以上も作るなんてこと、普通では考えられません。もちろんそこまでやるのが理想です。そこまで出来ればクライアントも異論云々は言わないでしょう。でも、時間と予算とマンパワーという現実を考えると、それが出来るのはそういう地位にいる人たちだけではないでしょうか。
    おそらく一般のデザイン会社でも環境が揃えば、同じような考えで同じように取り組めると思いますが、こういう風にいうと妬みとかひがみだと一蹴されるのがオチなんでしょうね。でも、そのなかで紫牟田氏のデザイン・マネージメントには目に留まりました。組織に頼らず、適材適所まわりを巻き込みながらゴールに向かう取り組みは今後も注目していきたいです。

  • SAMURAI 佐藤悦子さんの仕事は、
    もともと目標。

    日本デザインセンター 紫牟田伸子さん、
    カイカイキキ 笠原ちあきさんの仕事は、
    これからやりたいと思っていたこと。

    2015年は働き方を変える。

  • デザイナーを支えるマネージメントを行っている人たちの紹介。

    マネージメントって大事だ。デザインを学んだわけでなくとも、人を支えたいという思いと努力で素晴らしいサポートを行っている人ばかりであった。

  • 普段はアートディレクターやクリエイティブディレクター、デザイナーの陰に隠れ目立たないが、クリエイティブを生み出す過程においてそれを支えている人達がいる。

    本書はgood design company, SAMURAI, GRAPH, 日本デザインセンター, DRAFT, カイカイキキといった日本だけではなく世界的にも有名なクリエイティブな組織において重要な役割を担っているプロデューサー陣への取材をまとめた構成になっている。

    読み終わってから初めて、全員女性であったことに気がついたのだが、やはりきめ細かい配慮が必要になるため、女性のほうが向いているのであろうか。

    彼女たちがプロジェクトを円滑に進めるにあたり、どのような事に配慮し、どのようなスタンスで仕事を進めているのか、そして一流の事務所の制作プロセスが垣間見えたりするのも面白い。

    一流のクリエイターがクリエイティブに集中できるようにクライアントとの折衝を行ったり、誤解や認識のズレが生じないために翻訳したりする。
    一見目立たないがとても重要な役割である。
    そんな彼女たちの役割にスポットを当てたのはとても意味があるし、面白い切り口の本だったと思う。

  • クリエイティブマネジメントとはどういったことをするのか知らなかった。
    本書を読んで、クリエーターとクライアントを繫ぐ仕事だと解釈した。

    デザインは定量的に評価することが出来ず、人それぞれ価値観が違うためにマネジメントは難しくなる。

    そのため、互いが意見の言えるコミュニケーションの場を作り、目標の共有を徹底的に行う。

    クライアントの満足とクリエーターの能力を引き出すこと。
    これがクリエイティブマネジメントの役割だと理解した。

  • 並んだ会社名から興味を持ち手に取った本だったが、今治タオルや香川漆器のJAPANブランド育成支援事業の話など、地元に近い話題が多く更に引き込まれた。去年の夏の瀬戸内国際芸術祭で見た男木島の「漆の家」がJAPANブランド育成支援事業の一環であり、日本デザインセンターの方が関わっていたとは知らなかった。

    実際に物を作るのは別の人だけれども、人を育てたり、プロジェクトの進行をスムーズにするための人間関係、環境づくり、思考プロセスの整理など、その人ではないとできない仕事が感じられた。

    ”デザインする”ことの意味とは、その現場とは、関わる人達の役割とは。学生時代はそんな事さえも知らなかったように思う。挫折しなければ、ここまで考えることもなかった。

  • サムライとカイカイキキの章だけ読んだ。

    後者はもう、心に沁みる部分ばかり。
    写真も良かった。
    繰り返し、繰り返し読みたい。

全7件中 1 - 7件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×