無印良品の業務標準化委員会 働く人が仕事を変え、オフィスを変え、会社を変える

  • 誠文堂新光社 (2017年12月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784416917763

作品紹介・あらすじ

無印良品を運営する良品計画には、書名にもなっている「業務標準化委員会」がある。
仕事の手順を決め、社員が同じように仕事を行うための委員会、
つまりかたそうで、真面目で、つまらなそうなイメージでとらえる人が多いのではないだろうか。
 
しかし、決してそうではない。
良品計画が成長と進化を続ける企業であり続けるためには、
「人が代わってもノウハウが蓄積される=共有化、マニュアル化、見える化」と、
「強い現場力=個々人が自発的・自主的に考え、創意工夫する」という企業風土をつくっていくこと。
これこそが良品計画が考える業務標準化委員会であるということを強調したい意図がある。

今、会社という組織のあり方、仕事の仕方は、急速にそして大きく変わってきている。
IoTが進化を続け、AIが未来の話でなくなり、第4次産業革命が近い将来に確実に起きると言われるなか、
「だからこそ『人』の力を信じて、自分たちで『新しい働き方』をつくり出そう」と考えている会社、それが良品計画である。
 
その新しい働き方のひとつとして、本社のリノベーションを自分たちの手で行った。
本書の第一章は、このオフィスリノベーションについてまとめている。
働く人がオフィスを変える、そのドキュメンタリーだ。
 
続く第二章では、実際に良品計画ではどんな人が、どのように働いているのかを紹介する。
一人ひとりの思考と行動が、仕事を変えていくことにつながっている。
ヒアリングを通して、多くの言葉が聞こえてくる。~「はじめに」より

社員一人ひとりの体験と発想をつなげ、総和を超えた「創造」がオフィスから生まれる過程を、1冊にまとめました。
働きがいのある会社としてのあるべき姿のヒントがここにあります。

感想・レビュー・書評

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  • 無印良品は、いまはどこの店舗に行っても同じような雰囲気・商品陳列がされた統一性ある空間だけど、かつては…というお話に始まりこうして本社業務・レイアウトを標準化し、オフィスが整理されましたよー。というお話。写真付きで読むのは面白いけど片付け本とか好きな人は楽しいかもです。コロナ禍単にテレワークで人減ったからどーん!とオフィスを狭くしたりスペースを削減した人たちはきっと良品計画と同様に、使い方・導線を考えた仕組みを作る人たちがいないと相当苦労するのでは…と改めて読み直し。仕組みが9割などの書籍とはちょっと違っていました。

  • 読むのは2回目。新しい発見もあって、新鮮な気持ち。

  • オフィスリノベーションのやり方は参考になる

  • シンプルで機能的なものを売っている会社だから、シゴトもシンプルで機能的なんだろう。

    ・・・そうおもってしまいますが、
    実はそうではないことが、よくわかります。

    忙しい仕事を忙しく片付けていれば、オフィスの中に雑然とした場所ができ、
    不統一で使いにくいものがあふれ、何から手を付ければいいのかわからない状態になるのは、自分たちの事務所と同じでした。

    個人で持たず共通で持つ。
    紙で持たずPDFに。
    機密性の高いものは綴じた収納に。
    共有度の高いものは開いた収納に。

    行為をともにする場・空間=井戸端

    キーワードひとつひとつは、当たり前のことです。

    ひとりひとりが生き生きと働くためには、モノや空間を標準化して整理し、シンプルにしよう、と心がけることが必要です。
    でないと、ひとりひとりの勝手を積み重なって雑然としてしまうことになります。
    そして、勝手が増えれば、手を付けられないところが増えて風通しが悪くなり、結局モチベーションが下がることになります。

    写真付で、そのことがよく伝わってきました。

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