日本法制史 (青林法学双書)

  • 青林書院 (1993年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784417008385

みんなの感想まとめ

法制の歴史を幅広く網羅し、古代から近代までの日本の法制度の変遷を詳しく解説しています。古代氏姓制度や十七条憲法の成立、律令制国家の誕生、御成敗式目など、歴史的なトピックスが豊富に取り上げられており、高...

感想・レビュー・書評

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  • 法史の教科書なので満遍なくトピックスがカバーされていて、読み物として面白いと思います。古代氏姓制度に始まり、日本初の成文法たる十七条憲法の成立、唐律を日本風にアレンジした律令制国家の誕生、武家の道理を大成した御成敗式目など、近世までの記述は高校で習う日本史の少し先を行く内容です。また明治期の記述については、先行研究が多いので深く豊富です。憲法、民法、刑法、訴訟法など現在につながる近代法の成立過程を知ることができます。
    個人的には不動産登記法制定の過程が面白かったです。当人の意思による所有権移転や、対抗要件としての登記の概念はフランス法を下敷きにしているとのこと。また、登記簿の表題部と権利部(甲乙丙区)の別はプロイセンの制度に基づいているとのこと。どことなくそんな現在の登記法にもフランスらしさ、またはドイツらしさを感じます。
    封建制の解釈に、著された時代を感じます。当時の歴史学会において、マルクス主義的な解釈が主流だったとのことです。封建制が、封建領主と広義の農奴との観点で議論され、その成立年代をめぐる議論がされていたようです。しかし最後に、日本においては厳密な意味での封建制概念を適用できないという提起も記述されていました。きっとマルクス主義史観が退潮すれば、封建制自体の定義付けに重要性を見出しづらくなるのでしょう。

  • 図書館で借りてきた本。日本法制史のレポートを書くために借りてきた。

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