サヨナライツカ ― Sayonara, toujours pres de moi (世界文化社)

著者 :
  • 世界文化社
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本棚登録 : 1018
感想 : 220
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418015016

作品紹介・あらすじ

二人は別れの日まで激しく愛し合った。辻仁成が21世紀もまた愛に生きるすべての人に捧げる最もせつなく、最もはかない愛の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 30年、お互いに愛し続ける男女の物語。ロマンチックな話だなあと思いました。ただ、前半のやたらな濡れ場、キスシーンに碧碧としました。あくまでも私感ですが。

  • 何度読んでも泣ける。

  • 強烈な愛の記憶。

    貴方は死ぬ前に思い出すのは、愛した事?愛された事?

    酷く狂おしく、切ない物語で、死ぬ間際まで、離れていてもその時までその人を強く生かすような愛に、感動してしまうのだけれど、
    どうも情けない主人公をそこまで愛せるというのが疑問。感情移入できねー。主人公魅力なさすぎ。あー、でも女子ってば側からみればそーゆうくだらない男にはまっちゃうものなのか。うむ。

  • 自分は愛されたことを思い出したいか愛したことを思い出したいかいつも考えるけど、愛する喜びを知ってる人の方がきっと幸せ。恋に正しいも正しくないも無い。

  • 彼らのように、出会って恋をし、それが短い時間だったであるにもかかわらず忘れられない人となってしまった人がいる。
    誰にでもいるんだなあ、そんな「忘れられない人」を亡くすとは一体、どんな気持ちなんだろう。
    一冊を通して難しめで儚く、大人の恋を学ばされたが、最後は泣きそうになった。

  • 今の私だからからなのか、
    詩に心を奪われた
    辻仁成さんの感性に感動した

  • 切ないラブストーリー。どんどん話に引き込まれていった。

  • もともとが男性ファッション誌の連載ということもあり、男性駐在員が夢見るひと夏の恋の物語というところでしょうか。
    ただ、後半のストーリーは一気に奥深い内容へと変化しており読者を楽しませてくれる。

    Googleマップで調べてみると、作中に登場する施設は実在しているところが多いようなのでバンコクに行く機会があったら是非見てみようと思いました。

  • こういうこと、本人たちはとても楽しいんだろうけど、傍から見るとなんとも滑稽…
    主人公、沓子のことをプライドが高いと言ってたが、プライドもくそもあるか笑
    前夫に仕返しをしたり、もうすぐ結婚すると知った上で自分から近づいたのに感情乱れて当たったり、これで最後と言いながら、会えるよう仕向けたり、何度も手紙書いたり…
    恋愛小説が読みたくて選んだが、終始主人公と沓子にツッコミながら読了。

  • たった4ヶ月の燃えた恋、25年後に再会のシーンはじんと来る。よく考えたら結婚前のことだし、再会後はやってないし、何の問題もない。タイの風景描写が綺麗。

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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