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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418025244
作品紹介・あらすじ
人生の大半を日本とフランス両文化の中で暮らし、その二重生活だからこそみえてきた本当の意味での「生きる」ということ。作家であり、またボーヴォワール、サガン等の翻訳家として著名な筆者がつづる「日常生活の中に感動をもつ」生き方エッセイ。
感想・レビュー・書評
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こんな文書があった。
先日、昔の写真をいろいろ取り出した際、若い時のスナップもあったが、現在のヨーキャン(石井好子:80歳)の方がずっと美しい。四十歳以後の顔は、自分が造る物と、言われる。
いい言葉だ。女だけでなく男も歳を取るほどいい顔にならねば。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の朝吹登水子さんの生家は大層裕福な家で、彼女の父親がイギリスに留学していたそう。なので、受けた教育もイギリス式だったそう。
本に書かれているライフスタイルもすごく西洋の童話に出てくるようなもので、とても日本人離れしている。でもそれは著者の家庭環境からくるもののように思う。
日本にも貴族的がいたんだと感じさせる本。 -
この本の前に読んだ「愛のむこう側」という小説が
自伝的小説だったことがこのエッセイにてわかった。
朝吹さんは相当なお嬢さまだったのだなぁ。
それだけでなく、いかにフランスがお好きか、それが
サガンやボーヴォワールの名翻訳につながっておられる
ことが偉業だとしみじみ思った。
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