木を植えたひと

  • 世界文化社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (54ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418055081

作品紹介・あらすじ

高地プロヴァンスを歩いていたわたしは、ある日、おどろくべき人物に出会った。たくさんの木を植えている羊飼いである。その男はたったひとりで、木を植えつづけ、荒れはてた地に、いのちをあたえようとしていた。

感想・レビュー・書評

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  • フランスの短編小説。

    荒廃した大地に淡々と種を蒔き続け、ついに豊かな森林を創り上げてしまう男の話です。

    小さな変化が重なって、やがて奇跡のような結果をもたらすさまがありありと描かれています。

    決して元気を出せという内容ではないのですが、読むと力が湧いてきます。

    映画『インビクタス』や絵本『ちいさな曲芸師バーナビー』にも通じるところがあります。

    同じような何かがクルミドコーヒーにもあると感じたのでセレクトしました。

    多くのファンを持ちいろいろなヴァージョンが出版されていますが、これはもっとも絵本に近く読み易い版です。

  • ずっと読んで見たかった本!
    すごく心が穏やかになった、、。

    無私無欲、、なかなかできないことで、、
    誰かの為にと思っても、見返りを求めたり
    感謝を求めたりする。
    そんな心があっても良いとは思うけれど
    やっぱり“人を想う心”というのは
    私も大事にしたいなって思った!

    カフェでコーヒーを飲みながら
    本を読むひとときも大事!笑

  • 心が洗われる。

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著者プロフィール

Jean Giono.1895~1970. 
作家。プロヴァンス地方マノスク生まれ。16歳で銀行員として働き始める。1914年、第一次世界大戦に出征。1929年、長編小説『丘』がアンドレ・ジッドに認められ出版。第二次世界大戦では徴兵反対運動を行う。1939年、逮捕される。1953年の『木を植えた男』はジオノ没後、20数か国語に翻訳された。
邦訳書に『蛇座』(山本省訳、彩流社、2021年)、『純粋の探究』(山本省訳、彩流社、2021年)、『大群』(山本省訳、彩流社、2021年)、『本当の豊かさ』(山本省訳、彩流社、2020年)、『青い目のジャン』(山本省訳、彩流社、2020年)、『丘 岩波文庫』(山本省訳、岩波書店、2012年)、『ボミューニュの男』(山本省 訳、彩流社、2019年)、『二番草』(山本省 訳、彩流社、2020年)、『世界の歌』(山本省訳、河出書房新社、2005年)、『気晴らしのない王様』(酒井由紀代訳、河出書房新社、1995年)、『いかさまトランプ師の冒険』(酒井由紀代訳、河出書房新社、1997年)、『木を植えた男』(山本省訳、彩流社、2006年、他多数翻訳あり)、『屋根の上の軽騎兵』(酒井由紀代訳、河出書房新社、1997年)、『喜びは永遠に残る』(山本省訳、河出書房新社、2001年)、『憐憫の孤独』(山本省 訳、彩流社、2016年)などがある。



「2022年 『メルヴィルに挨拶するために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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