恩愛

  • 世界文化社 (2005年6月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784418055135

みんなの感想まとめ

洗練された美しい文章で綴られたエッセイは、著者の人生における大切な人々との思い出を通じて、人とのつながりの重要性を感じさせてくれます。北の出身という共通点から、親しみやすさを感じる読者も多いでしょう。...

感想・レビュー・書評

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  • 洗練されたきれいな文章で綴られるエッセイ。けれど、どこか馴染み深い質感があるのは、私も三浦先生と同じく北の出身だからだろうか。

    人生でお世話になった人や印象に残っている人との思い出話は、やはり人は1人で生きていても味気ないのだと思わせてくれる。

    くすっと笑える場面があるのも良くて、個人的に小説を書いているからか、印刷された同人雑誌・非情が届くシーンでは共感に何度も頷いたし、同じことを思うんだなとちょっとおかしくもあった。

  • 三浦哲郎の小説をどう読むか。この本に書かれているすべてが、それを示していると感じる。
    小説とは、書いている作者を感じながら読むものではないと言う人もいるかもしれない。現代ではそのような、作者と作品の切り離された小説のほうがむしろ多いだろう。
    けれども、小説とは〈ある人〉が書いたものなのだ。言葉は言葉として独立することはない。誰が書いているか、ということが非常に重要であると近頃では感じる。ある人に対する信頼のようなものを僕は大事にしている。

  • 文章が本当に美しい。

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著者プロフィール

三浦哲郎

一九三一(昭和六)年、青森県八戸市生まれ。早稲田大学文学部仏文科を卒業。在学中より井伏鱒二に師事した。五五年「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞、六一年「忍ぶ川」で芥川賞、七六年『拳銃と十五の短篇』で野間文芸賞、八三年『少年讃歌』で日本文学大賞、八五年『白夜を旅する人々』で大佛次郎賞、九一年『みちづれ』で伊藤整文学賞を受賞。短篇小説の名手として知られ、優れた短篇作品に贈られる川端康成文学賞を、九〇年に「じねんじょ」、九五年に「みのむし」で二度にわたり受賞。他の著作に『ユタとふしぎな仲間たち』『おろおろ草紙』『三浦哲郎自選全集』(全十三巻)などがある。二〇一〇(平成二十二)年死去。

「2020年 『盆土産と十七の短篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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