リリィ、はちみつ色の夏

制作 : 小川 高義 
  • 世界文化社
3.63
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本棚登録 : 154
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418055142

感想・レビュー・書評

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  • 452

    2017年では86冊目

  • 少し前に読了。ジャケ読み。
    訳の調子が気になってしかたがなかった…。「~なのだが」っていう言い方が、リリィの一人称にそぐわないのに頻出して、ほかのところも似たようなかたさで仕上げてある。おかげで、いま一歩踏み込み切れていない感じがもとからなのか、訳のせいなのかよくわからなかった。けっきょく他人事な感じにしか描けていない気がするのだけど、原書で読んでもそうなのかな。
    全編ハチとはちみつにこだわってまとめてあるところは、けっこう好き。

  • 映画を観て、
    読んでみようと思った本です。

    リリィの成長も素晴らしいし、
    何より、時代的背景に黒人差別があるところが、この物語をより一層素敵なものにしてます。


    本当にオススメです‼︎

  • じっくり、じっくり、長くかかってしまった。
    いいお話だったね。人種問題なのではなく、ひとりの少女の生き方とそれを取り巻くいろんな形の愛情。

    『人になにかしてもらいたかったら、そうしたくなるように仕向けるんだよ』

  • ヒトにモノを薦めることを滅多にしない私ですが、コレはいろんなヒトに読んでいただきたい作品です。
    好む、好まざるに関わらず。

    身を守るために身につけた虚言癖で自身を武装していた14歳の少女が、家出を機にはじめて自分と向き合い、身を寄せた養蜂家の元で、新しく出会った人びとの愛情にも支えられながら成長していく姿を描いた作品です。
    作品のはじめのウチは理屈屋で、亡くなった母親の愛情のみを頼みに日々をおくっていた主人公の少女ですが、自分の内にある、愛し愛されたいという気持ちに素直になっていく姿に心地よさをおぼえました。
    とくに、自分の殻をやぶるかのように信頼できる相手に過去を打ち明ける場面では、うかつにもナミダがチョチョ切れてしまい、泣いてるトコロをムスメ(小1)に目撃されちまいました。

    なんかね。
    思春期のおれ自身とダブるトコロがままあるんですわ。

    「オヤコには絆があってアタリマエ」というような寝ボケたことをヘーキで言っちゃうようなヒトにはつまらない作品かもしれませんが、それなりにさまざまな葛藤のなかで人生をおくった経験をもつヒトにとっては、心を震わさせられる作品だと思います。
    その葛藤の末、イマイチ一歩を踏み出せないヒトにとっても、もしかしたら、背中を押してくれる一冊になるかもしれません。

    また。
    ホントの意味での女性の強さを描いた作品だとも思いました。
    作品の最後のほうに出てくる「母性」についての考えかたにも、すこぶる共感。

    とにかく。
    いい作品に出会えてよかった、と思った一冊です。

    http://blueskyblog.blog3.fc2.com/blog-entry-1402.html

  • 「私が愛されたことの、しるしが欲しい」哀しみにじんわりと愛がしみこむ。
    1964年、公民権法制定当時、黒人への人種差別の嵐が常態だったアメリカ南部。それから45年後の2009年、黒人初のアメリカ合衆国大統領が誕生した―}。

    全米で500万部以上の売り上げを記録し、35か国語で愛された大ベストセラー小説に、海外メディアをはじめ世界中がエールを送り、賞賛の声が寄せられています。
    映画を観る前に、また観た後に、言葉が伝える深く豊かな世界の感動をお届けします。

  • 少女の母親探しの、そして自分の行き方探しのひと夏の物語。良かったです。

  • 黒人に選挙権が与えられた頃 白人の女の子が黒人の女の人たちと暮らすお話そしてそれは生みの母親を探す旅見つける旅でもあって彼女が大人になる物語でも

  • これは、先日観た映画「リリィ、はちみつ色の秘密」の
    原作本。
    映画も良かった。そして原作での表現も味わってみたくて
    読んでみた。
    原作も想像通りやはり良かった。

    映画は山場をちょっとアレンジしてある
    ことが分かった。
    それでも、映画のあの時代の状況の表現はOKだろう。
    映画はすっきりうまくまとめてあるなとあらためて思った。
    またブルー好きのオーガストの服装など
    うまく演出されていたなとも思う。

    映画を観たとき、うまくまとめてあるとちょっと評論家チックに
    思った。のだが、原作の訳者のあとがきにもこの本が
    ハックルベリーの冒険風+初恋+「政治的正しさ」の味付けで
    うまくできていると解読されていると、
    なんか微妙にいらつくのだった。
    確かに訳者のいうとおり、そのような時代背景ともに
    中盤からは「母親探し」と心の危機やら盛り込んで
    読ませていくのだが、、、
    違う訳者(=女性)だったらまたもうひと味違う訳を
    味わえたのでは、、、なんて思ってしまう。
    あ〜、私ってほんとねじ曲がってるな。(>_<)
    14歳のリリィのままの精神状態だったりして、、、(^_^;)

    黒いマリア様にかかわるセレモニーなども
    重要な位置を占めるのだが、
    鎖につながれ腕を掲げる黒いマリア様。
    そういう物語が人を支えてきたし
    リリィを支えたというのも、
    いいなあと感じた。

    ピンクの家のたくましく黒い「母」たちに
    私も安心を感じるのだった。
    つまり実母とかでなくっても、
    支えていくことは可能ということ。かな。

    はちみつ色の夏。
    文字通り輝いている夏だったのだ。

    各章の扉には、蜂に関する引用があって
    それも楽しみ。

  • 2009-4-49

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