石田節子流着付けと帯結び―仮紐づかいがコツ! (別冊家庭画報)

著者 : 石田節子

• 世界文化社 (2006年4月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ハリモグラさんの感想 · 2016年3月26日]

きものスタイリストの石田節子さんの着付けのテキスト。この方法では、仮紐は3本使うが、着終わると長襦袢は伊達締めだけで、着物も腰紐とコーリンベルトだけで止まっており、苦しくなく、楽なので普段のお出かけにも着たくなる。但し、帯締めの結び方は、ひと結びの後、右手にもった紐の輪を作るところは抜けており、次に左手の紐を先に輪を作った紐先の向こうを通って折り上げるところがわかりにくい。二重太鼓の帯枕の向きも逆に書かれていた。（山を下向き）
「衣装らくや」では、自分で着る、人に着せる、人に教える、着物の座学、和裁などの講座があり、講師は、指名も出来るが、色々な人に当たり、その人の持っている良いところを学ぶのも楽しい。私が行ってみた中では、おしゃれで組み合わせの上手な方が、私に似合う色などを教えてくれたり、着付けのポイントをわかりやすく覚えやすいように教えてくれたのが良かった。
石田節子さんも、さすがスタイリストなセンスで、落語や作り手のイベントもある。

著者プロフィール

着物スタイリスト。新旧にこだわらない、おしゃれで小粋な石田流の着物スタイリングに定評があり、雑誌、CMなどで幅広く活躍。多くの女優、タレントからの信頼も厚い。NHK「おしゃれ工房」の講師ほか、TVにも多数出演。着付け教室や着物レンタルショップの運営、着物関連の書籍の出版などを通じて、着物の素晴らしさを多くの人に伝えている。

「2021年 『自分流にはじめよう！　日々、キモノ暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」