南総里見八犬伝―滝沢馬琴の伝奇大作を愉しむ (ビジュアル版 日本の古典に親しむ13)

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  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418072019

作品紹介・あらすじ

お江戸を熱狂させた伝奇ロマン。作者滝沢馬琴渾身の伝奇長編偽作を読む。

感想・レビュー・書評

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  • (2012.11.16読了)(2012.11.12借入)
    図書館の蔵書検索で、「杉浦明平」を検索してみたら、この本がヒットしてきました。杉浦明平さんの本は、結構読んできたのですが、この本は読んでいませんでした。
    最近『平家物語』『方丈記』『御伽草子』などの古典読んでいるので、ついでに読んでしまうことにしました。
    ビジュアル版・日本の古典に親しむ、と言うシリーズの一冊で、少し大きめの本です。
    1975年に刊行された本のリニューアル版のようです。
    滝沢馬琴作の「南総里見八犬伝」の縮約版と言うところでしょう。ただし、八犬士勢揃いのところで終わっています。
    縮約版でも十分面白く読めます。ページ数も170頁ほどですので、読み切れる厚さです。
    八犬伝の時代は、15世紀半ば、室町時代です。場所は、千葉県が中心で、茨城、栃木、群馬、東京、神奈川、静岡、と比較的広範囲に及んでいます。
    物語は、八房という犬に敵の大将の首を持ってきたら、伏姫を褒美にやる、とつぶやいたことが発端となります。八房と過ごした伏姫のお腹から8つの玉が飛び出し、いずこかにとんで行ってしまいます。八つの玉には、仁、義、礼、智、信、忠、孝、悌の文字が入っています。その玉を持っている青年たちには、体のどこかに牡丹の花に似た痣があります。
    犬士たちが困難をのりこえながら、次々と登場し出会い、里見家の再興に立ち上がります。
    犬士たちの前に何度も現れて、苦しめるのは、船虫という毒婦です。なかなかにしぶといので、何度もハラハラさせられてしまいます。
    もっと長いので読んでみたくなりましたが、あまり長いのも大変なので、ほどほどのところで我慢したいと思います。
    結構凄惨な場面も出てくるので、小学生はやめておいた方がいいでしょう。もともと、大人向けの物語でしょうから。

    【目次】
    第一部 不思議な玉を持つ犬士たち
    犬に乗る少女
    番作切腹す
    犬川荘助
    糠助の遺言
    村雨丸の行方
    浜路危難に陥ちる
    円塚山の夜
    芳流閣上の血闘
    古那屋一家
    房八と沼藺
    伏姫と八房
    第二部 苦難、流浪そして勢揃いへ
    三犬士、額蔵を救う
    道節、贋定正を斬る
    小文吾、船虫と会う
    馬加大記の陰謀
    女田楽旦開野
    庚申山の夜
    雛衣あわれ
    二人目の浜路
    小千谷の船虫
    相模小僧
    船虫の最後
    毛野、逸東太を討つ
    八犬士勢揃い

    ☆杉浦明平さんの本(既読)
    「明平、歌と人に逢う」杉浦明平著、筑摩書房、1989.07.05
    「夜逃げ町長」杉浦明平著、講談社、1990.11.30
    「なつかしい大正」杉浦明平著、福武書店、1991.06.25
    「偽最後の晩餐」杉浦明平著、筑摩書房、1992.12.15
    「今昔ものがたり」杉浦明平著、岩波少年文庫、1995.06.08
    「暗い夜の記念に」杉浦明平著、風媒社、1997.01.10
    「崋山探索」杉浦明平著、岩波・同時代L、1998.05.15
    「当てはずれの面々」杉浦明平著、岩波書店、1998.08.26
    (2012年11月17日・記)

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