サンカクカンケイ

  • 世界文化社 (2007年3月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784418075010

感想・レビュー・書評

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  • 『エンキョリレンアイ』よりはよかった。共感できる状況ではある。でも、愛されていると感じられない恋愛、寂しさを育てるような恋愛、利用されている恋愛には、早めに見切りをつけなければならない。当の本人には、それがなかなかわからないで苦しむのだけれど。

  • レンアイ三部作の二作目

    一作目「エンキョリレンアイ」の桜木花音も少しだけで登場

    結末、いろいろよかった。ほっとした。


    龍也の言ってることも一理あるんだけども
    やっぱり自分勝手
    他人様を自分勝手に巻き込むのは、一理あることもただの屁理屈にしかならない
    他人様を屁理屈なことに巻き込んで嫌な思いさせるって…最低な人間…

    あかねのお父さんの言葉
    いやな人(客)がおったら「(略)なるべく腹は立てんと、こう思うようにしとる。その人にはきょう、(略)ぼっけー不愉快なことがあった。(略)それか、会社や家の中が全然うまくいっとらん。要するに気の毒な人なんじゃ。だから、そういうお客に対しては、その人の悩みや揉め事や不幸の種が消えるよう、祈ってあげることじや。相手の幸せを祈る。悪意にはその百倍の善意を返す。(略)」
    嫌な奴にはこれから手かざしで祈って差し上げよう(怖っ)www

    龍也のお芝居の台詞
    「恋だけの女じゃ、だめなんだよ(略)恋は人生の一部であって、全部じゃないんだよ」





    恋は盲目

    小手鞠るいさん恋愛部門

  • 主人公あかねと、自由奔放な龍也、幼馴染みでいつも見守ってくれる俊輔のサンカクカンケイな話。

    終り方は好きだけど、もうちょっとあかねの思いの変化を丁寧に書いてほしかった。
    (読者に想像させる狙いなのかな)

  • 装幀/中直行 写真/KIRA モデル/ayano

  • 寂しさを埋めるために求めるものは、本物ではないのかもしれないと思った。

  • 綺麗な恋愛小説。
    ドロドロした三角関係じゃなくって、爽やかなサンカクカンケイ。
    3部作なんだね。せっかくだから、読んでみようかな。

    初恋が忘れられないのは、もう仕様がない。
    そりゃ、しょうがないよぉ~。全く共感。

    龍也みたいな、好き放題の恋愛って(いや。本当に好きな人が他にいるから出来たんだろうけど)ちょっと憧れる。と、本題とは関係ないこと考えちゃった。(もちろん都合良く扱われる側じゃなくってね。)

  • さよならサンカク
    またきてシカク

    中高好きだった人
    ずっと好きだった龍也と、高校生ではじめて付き合うことができた。

    卒業して京都に行くことになった彼を追って京都の大学に入ったあかね

    好きで好きでどうしようもなかった。
    それでも失った好きだった人

    幼なじみの俊輔の自分に向けられたあたたかな愛

    自分のことを忘れて欲しくない人がいるのだろうか。
    あるいは、忘れたくても、忘れられない人が。

    忘れなくて、いいよ。あーちゃん。

    気持ちは誰にも自分にすらとめられない。

    すぐ読める。
    時折ハッとするような言葉にじんわりくる。

    好きだった人っていうのはいいね。
    好きだった人を思い出に変えて
    いつまでも自分にとって大切なものとして胸にしまって、新たな愛に進んでいく力強さがよい)^o^(

  • タイトルよりはどろどろしてないというか、タイトルに反して綺麗な話だとさえ思う。このタイトル、主人公のあかねの視点ではなく俊輔の視点からのタイトルだなあとさえ思う。
    あかねの母親というエッセンスはこの物語には少し助長だったかも?最終的な判断の要素がそれなのはどうなんだろう…少し残念かも?
    基本的にはあかねにとっての終わったはずの龍也との話で、重要なはずの俊輔が立ち位置的にサブっぽいのが…。
    もう少しこの三人の関係に焦点当てて欲しかったかな、とも思うけれど、それやるときっともっとどろどろしてぢろうなあとも…。
    前作の自分の恋愛にただひたすらに必死だった花音が一人の大人の女性としての内面的成長を遂げてちらっと再登場したのは良かった。あれと前作のラストじゃ時間軸としてはどちらが後なのかしら…?

  • 小手鞠るいさんの本は『エンキョリレンアイ』に続いて2つ目。
    3部作の2つ目。

    前作の読後感がかなり良かったので期待してました。
    うーん、正直前作ほどは響くものはなかったかなぁ~
    いや、こちらもかなり良質だとは思いますが。

    語り方、景色の表現なんかは変わらず素敵だし、
    前作とリンクしてる部分もあって、順番どおりに
    読んだ人にはそんなところを探す楽しみもあるだろうね。
    ただそのリンク具合が微妙だったなぁ~
    どうせならもう少し絡めればいいのに。
    その辺は3部作の最後でまとまるのだろうか。


    主人公は失恋の傷が癒えない女の子。あかね。
    物語の大筋はタイトルの通り、彼女を巻き込む三角関係。

    前作ほどイイと思えなかったのは、
    主人公の彼女に共感できなかったからかもなぁ~
    『エンキョリレンアイ』の花音にはかなり共感できたけんね。

    読む人によっては、あかねの方により共感するかもしれません。
    多分そんな方には、特に女の子には今作のほうが心に響くかも。

    序盤、中盤はちょっとだる~い印象を受けますが、
    終盤はなかなかイイカンジ☆
    だけど・・・


    数時間あればあっという間に読了できる本です。
    「読み応え」を求める人には、少々物足りないかも
    しれないけれど、もしよければ皆々様もどうぞ。

    この本の真の評価は、3部作全部読んでからになるかもな。

  • これは個人ブログにも書いてますが、本当に好きな男性が2人いてどちらと付き合えばいいのか本気で迷った時に、フラっと書店に入ってたまたま見つけて購入した本です。とまぁぶっちゃけすぎですが、ちゃんとこの本のおかげで決断させていただきました。

  • 爽やかな三角関係。
    あまりドロドロした印象はなくすっきりしていました。
    作中作の『薔薇色の人生』がかなり面白かった。

  • あかねは高校生の時から付き合っていた龍也のことが忘れられずにいる。そんなあかねを想い、そっと支え続ける俊介。三人のサンカクカンケイ。
    よくある話だなぁ、というのが、率直な感想。あかねにあまり共感できず。龍也みたいな人に惹かれるのもわかるけど。
    自分が高校生くらいで読んでたらまた違う感想がもてたかも。

  • 終わりの方は胸がいっぱいになりました。。

    エンキョリレンアイと繋がる部分もありました。
    わかる、わかるって思ったり
    そっかぁと共感できる部分のある本でした。

  • 終わり方がすごく好きです。
    さよならさんかく、またきてしかく。

  • エンキョリレンアイの方がスキ。

  • この人の文章はうつくしいのに情景がすぐに頭に浮かぶ。

    龍也を忘れられないあかねの気持ちはよくわかる。初めて付き合った人、それも自分が心底惚れて付き合った人というのはなかなか忘れられないものだ。
    そのあかねを優しく見守る俊輔はまるで兄のよう。それでもちゃんと自分の気持ちを伝え、誠実にあかねと向き合っている。

    ラストはどきどきしたがすっきりと終わり、あかねと一緒に自分の気持ちまで動いていくようだった。

  • 小出毬るい「サンカクカンケイ」を読んだ。
    これは「エンキョリレンアイ」「レンアイケッコン」と合わせて3部作なんだとか。
    ふむ、そういえば、エンキョリレンアイの主人公が絵本の編集者としてちらっと登場してました。


    幼なじみ3人の切ない恋。


    ありがちなストーリーにありがちなラストなんだけど、でも泣ける
    それは小出毬るいさんの、散文詩のような流れる文体がそうさせていることもあるし、エピソードの中に、ぐぐっとくるコトバがちりばめられていて泣ける
    あたしの涙腺決壊は4回。全部は書ききれませんが、特に泣いたポイントは以下。


    あかね(あーちゃん)は龍也に恋して、龍也を追いかけて、龍也だけを見ている、そんな恋をしていた。で、ふられる。「行かないで」ってすがるあかねを、龍也は「お前にはお前の生活とやりたいことがあるように、俺には俺の生活とやりたいことがあるんだ」と。
    丸ごと全部龍也・・・そんな若い恋が痛い。


    幼なじみの俊ちゃんは、ずーっとあかねを見守っていた。ありがちな話だけどね、でも、


      失恋? 堂本(龍也)が出現して以来、ずっと失恋状態だった、だって僕はあーちゃんのことが…

      ずうっと、長いこと三角関係に苦しんできたんだよ


    なんてセリフ。それだけで胸を鷲掴みにされた感じ。
    でも、こうして告白されたあかねと俊ちゃんは、付き合う、とも、付き合わない、とも俊ちゃんの告白に対しては返事をしなかったけど、でも、昔話をしたり、どちらからともなく手をつないだり、同じ時を共有して、キモチをつなげた。
    龍也のときとは違う、あたたかくって馥郁とした感情。


    龍也を忘れられずにいたあーちゃんに俊ちゃんが言うコトバが泣ける


      忘れられないのならいつまでも覚えておけばいいと思う
      だってそれは大切な思い出なんだ~
      ときどき取り出して、懐かしんだり、後悔したり、悲しくなったりもするかもしれないけど
      そうやって心の旅をして、
      でも、戻りたいときはいつだって、ここに戻ってくればいいんだから


    そう、簡単に忘れるなんてできない。今日はここまで、明日はここまで忘れて行こう、なんて思ったって忘れることはできない。でも忘れられないのもツライ。
    でも、キモチに素直に従って、キモチが疲れたときには戻ってきていいよ、って言ってくれる。
    俊ちゃんには恋は似合わない、愛が似合う、ってあーちゃんが表現していたけど、このあたたかな余韻が恋ではなくて愛なのかもね。


    ラストのお母さんからあーちゃんへの手紙がこれまた泣ける
    お母さんとあーちゃんは子供の頃に別れたきり、20年間もまったく音信不通。どこにいるのかも生きているのかも知らないであーちゃんはお父さんと俊ちゃんと俊ちゃんのお母さんの愛情の中で育った。そんなおかあさんが余命いくばくもない、と再婚相手から聞かされ、手紙をもらう。その手紙が泣ける。


     あーちゃんのことを、いつも愛しています。
     祈るように愛し続けています。


     いつどこにいてもあーちゃんと一緒、と思っています。  
     だから寂しくないし、苦しくないし、
     いつでもあーちゃんがここにいる、と思えるのです
     この愛は煙のない炎のようだと思います。
     そのような愛をもつことを、私に教えてくれたあーちゃんに感謝します


    煙のない炎。
    赤々と燃え続けるには煙があってはダメ。炎と煙は表裏一体だけど、共存できない。
    愛もそう、ってことを言ってるのかな。
    愛し続けるには、嘘や偽り、裏、みたいな「煙」を持っていてはいけないよ、ってこと?
    まっすぐに、ただひたすらに愛する、ってことが「煙のない炎」ってことなのかな。


    祈るように愛し続ける。ただひたすらに。
    そう思える相手がいるっていうことはステキなことだよね。


    レンアイケッコンも読んでみよう

  • 主人公のゆれ動く気持ちがよくわかる恋愛小説だった。

    本命がだめでも、俊介がいるからまだいいなー。。と思ってしまった。

    龍也はかっこいいと思う。


    ☆気になったぶぶん

    いやーなお客がおったらな、お父ちゃんはなるべく腹は立てんと、こう思うようにしとる。その人にはきょう、なんや知らんけど、ぼっけー不愉快なことがあった。むしゃくしゃすることがあった。それか、会社や家の中が全然うまくいっとらん。要するに気の毒な人なんじゃ。だから、そういうお客に対しては、その人の悩みや揉め事や不幸の種が消えるよう、祈ってあげることじゃ。相手の幸せを祈る。悪意には、その百倍の善意を返す。人間関係のトラブルはたいてい、これで解決できるはずじゃ。

    恋だけの女じゃ、だめなんだよ。何もかも捨てて、何もかも投げ出して、恋するなんて、馬鹿げてる。そんな女は、そのうち飽きられる。そのうち、捨てられる。恋は人生の一部であって、全部じゃないんだよ。

  • 自分の思う通りに行動する龍也が自分の全部だった、あかねちゃん。
    すごく好きなのに、その相手は、恋愛は人生のほんの一部だと言っていて…。
    一方的に振られてしまい、二股もかけられていたのに、ずっと忘れられなかったなんて、私には理解できないけれど。

    「待ってる待ってるって言うけど、それはおまえの勝手だろ。俺は待ってくれと頼んだ覚えはないぜ。そんなに待つのがいやなら、待たなきゃいいだろ」
    この台詞、実際に言われたら嫌だけど、全くその通りだよね~とも思いました。

  • 中学のときから龍也が好きで好きでたまらなかったあかね。
    しかし大学四年のときに龍也の二股がわかり振られてしまう。
    そんなあかねをずっと支えてくれた幼なじみの俊輔。
    育てるしかなかった恋心が忘れられる日は来るのか。

    これぞ恋愛小説!というくらい最初から最後まで恋です。
    結婚するなら俊輔、恋人にするなら龍也です。
    これってかなりの女の人が同意してくれるんじゃないかしら。
    ちょっとした喜びとか切なさとか愛しさとか、恋です。

    「初夏の香りに包まれて、わたしたちは歩いていった。
     十五歳だった。
     つかず離れず、心定まらず。話しても、話しても、それだけでは埋まらない距離を感じながら、いったいどんな会話を、わたしたちは交わしたのだろう。
     言の葉もまた、風が吹くたびに樹から舞い落ちる、花びらのようだった。無数の足に踏みしだかれる前に、かなうことなら一枚残らず、拾い集めて、取っておきたかった、あの日の散華。」

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著者プロフィール

1956年岡山県生まれ。
詩とメルヘン賞、ボローニャ国際児童図書賞、小学館児童出版文化
賞などを受賞。松倉香子さんとのコラボ作として『お菓子の本の旅』
『少女は森からやってきた』『未来地図』『晴れ、ときどき雪』『泣くほど
の恋じゃない』『瞳のなかの幸福』(以上、カバー装画)『ようせいじて
ん 星座のようせい』『うさぎタウンのおむすびやさん』『うさぎタウンの
パン屋さん』『ゆみちゃん』(以上、挿画と装画)。本作は、松倉香子さ
んとの初のコラボ絵本となる。

「2025年 『まほうの絵本屋さん 月夜のチョッコラータ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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