- 世界文化社 (2007年3月27日発売)
本棚登録 : 739人
感想 : 82件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784418075034
感想・レビュー・書評
-
亡くなった祖母の家の本棚から、ひっぱりだした。母か叔母のものだろうか。
ベニシアさんがハーブ研究家として古民家暮らしをされていたのは、猫のしっぽカエルの手で知っていたけれど、書籍を読むのは初めて。
庭づくりを愛するものとしてなんとなく親近感を感じていたが、ベニシアさんがこんな波瀾万丈の末に京都大原へ辿り着かれたとは知らなかった。
彼女は大原の自宅からでた生活排水が、鴨川に流れ込む用水路に垂れ流されていることにびっくりして、洗剤を手作りに変えたとのこと。
“世界で最も経済的に豊かな国の一つであるこの国で、しかも数々の国際的環境会議が開かれる国際都市京都で生活排水垂れ流しという現実を知り、私は驚きました。それまでは汚水処理は行政がやってくれると思っていたからです。”
彼女の信条は生活の根っこに直結しているんだなと思った。
大原での暮らしも、こんな暮らしをしたいという彼女の強固な意志と東京でのそれまでの英会話教室経営という努力の甲斐あって辿り着いた日々だからこそ、大事に続けられていたんだな。
僕の祖母の家は見事なまでに田舎で、叔父叔母が手入れをしなければ一夏あれば草に呑まれるだろう。
田舎暮らしは素晴らしいと賞賛する気持ちはとても持てないし、小さな自宅の庭でも手が回らないくらいのレベルでしかないが、僕の園芸好きが祖父母から引き継いだものなのは間違いない。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても楽しい本です。
素敵な写真が一杯載っていて 見ているだけでもうっとり気分になれるし エッセイやそれに添えられたイラストも好きだし コーヒータイムに取り出しては
開いています。 -
ハーブを通して自然を愛する心に溢れ園芸のノウハウだけでなく手作りの尊さ、家族の大切さなど学ばせていただき非常に感謝する。コンパニオンプランツやコンポストなど実際に取り入れたい。
-
季節ごとの植物との関わりや生活での共存。
ちょうどラベンダーとかローズマリーのことを読みたかったので、ぴったり、それ以上の内容だった。
写真もきれいで、この落ち着きそうな家で一緒にのんびりお茶をしたいなぁと思わせる。
ベニシアさんとお茶はなかなかできないので、家でのんびりお茶を飲むときに眺めたい一冊☆ -
ベニシアさんと京都とイギリスの智恵とエッセイが詰まった本。
季節季節の暮らし方。写真もレシピも季節感にあふれていて、折りにふれ取り出したくなる本です。
ハーブの使い方はさすが私たちには思いつかないものもある~★と参考になります。
ベニシアさんの番組、ひと段落しましたね。
淋しいですが、ベニシアさんもほっと一息ついているのかなと。
あんなに有名になったのにちっとも変わらないライフスタイルは驚きです。-
「変わらないライフスタイルは驚き」
素晴しいですね!
あの古い民家が、溜息出るくらい素敵。あんな風に暮らせたら良いなぁ、、、「変わらないライフスタイルは驚き」
素晴しいですね!
あの古い民家が、溜息出るくらい素敵。あんな風に暮らせたら良いなぁ、、、2013/04/12 -
コメントありがとうございます。
ベニシアさんの番組、TVで見るたびにほっこりでした。
エッセイは詩人のようで、さすが英国人、と思わせるところ...コメントありがとうございます。
ベニシアさんの番組、TVで見るたびにほっこりでした。
エッセイは詩人のようで、さすが英国人、と思わせるところもありますよね。
いっぽん筋の通った生き方の姿勢も美しくてあこがれます。2013/04/15 -
「エッセイは詩人のよう」
目に映るモノを、慈しんでいらっしゃるからでしょうか?
英国人でありながら、日本の風景に溶け込んでいるのも不思議です...「エッセイは詩人のよう」
目に映るモノを、慈しんでいらっしゃるからでしょうか?
英国人でありながら、日本の風景に溶け込んでいるのも不思議ですよね、、、
2013/04/19
-
-
ベニシアさん大好き!
とてもシンプルで、
とても自然体。
柔らかい母親の愛情と、
自然への優しい眼差し。
短い人生のなかで、
本当に大切なものって、そんなに多くはないんじゃない?
それに、昔から
大切なものはいつの時代も変わらないんじゃない?
そんなふうに、自問自答してしまう。
大切なことを守り、忠実に生き抜く人、
それがベニシアさんな気がする。 -
綺麗で癒されます。
ハーブのレシピとか日常での使い方ものっています。 -
ハーブを使った料理や飲み物やケーキなどいろいろ載ってていろいろ作ってる所です。
-
-
自然と一緒に暮らしたい人必見の本だと思います。
ハーブでつくるお菓子、シャンプー、洗剤から
堆肥の作り方、ハーブの用途別活用法とか
いろいろ載っていて、写真家のご主人が撮る絵もステキ、
ベニシアさんを囲む日常も美しく優しく描かれていて、
ステキな本です。 -
ベネシアさんの本は2年程前から気になっていたが、NHKのTVに出るようになって再度、いいなと思いこの本を手にした。ベネシアさんはイギリスの貴族生まれでありながらも、京都の古民家で野菜やハーブを育てながら暮らしている。庭には季節ごとの花で溢れ、自らの手で調理し、基礎化粧品を作りったりしていて、そのレシピも詳しくのっている。写真に写っている花々をみていると、ベネシアさんが植物に注ぐ愛情深さが伝わってくるようだ。
-
2010.07.28
イギリス人が京都大原の古民家でハーブ栽培しながら生活。。と聞いただけで興味が沸く本です。内容を見てみてビックリ!レシピが料理から殺虫スプレーまでたっくさん掲載されています。もちろん石鹸も。お料理のなんと美味しそうなこと!!どれだけ見ていても飽きない本です♪
【内容amazonより】
【 英国貴族の生活を離れて、日本の田舎でハーブ・ライフ オリジナル・レシピ110 】
貴族の生活を捨て、自分にとっての幸せを追い求めてきたベニシアさんが、ハーブのある田舎暮らしを提案。
約30年前にイギリスの貴族社会を飛び出してきた著者は、今京都・大原の豊かな自然の中にある築100年の古民家に暮らしています。
家のまわりには、幼い頃から憧れていたコテージガーデンを造り、200種類以上のハーブを育て、手作りライフを楽しんでいます。
自ら育てたハーブを使って作るのは、料理からスキンケア、石けん、防虫剤、風邪薬など、生活に必要なありとあらゆるもの。
本書は、著者が自分のオリジナル・レシピ約110点を初めて公開し一冊の本にまとめたものです。
そして、大原での暮らしと四季折々の美しい風景写真を紹介し、田舎暮らしの楽しみや、イギリスの屋敷で暮らしていた日々の想い出をエッセイに綴りました。
「誰でも一度は、おとぎ話に出てくるようなお城に住み、凛々しく勇敢な王子様に出会うことを夢見るでしょう。
私は、幼い頃からこの屋敷に住んでいたけれど、心が満たされることはありませんでした。
私を幸せにしてくれるのは、王子様と結婚し大きなお城に住むことなのか。それとも、別の生き方があるのでしょうか。
答えを見つけ出すために、ある日私は旅に出ました。」 -
こんな暮らしがしたいよな。
昔々旅の途中でハーブティをご馳走になってあまりに美味しくて、自宅のベランダでハーブ育てて飲んでたっけな。引っ越し引っ越しで忘れてたけど、また育てよう! -
面倒くさがりの私には真似できないけど、そばに置いておきたい本。
オーガニックコスメに興味がわきました。 -
NHKの番組でたまに見ていたベニシアさんの大原での暮らしが書かれた本。
上流階級で奔放に結婚を繰り返す母親を持つ。カウンターカルチャー以降、上流階級の若者がヨガやナチュラル指向にはまってインドに行くのは良く聞く話。そこから日本に来て、大原に住むまで紆余曲折あったらしい。余談だけど、父親が何人もいるという境遇の人に私はどうやら縁があるらしい。家が安定しないと考え方の基盤を自分なりに作らなければならないようで、割と頑なな人が多い気がする。
それはともかく、この本はレシピが数多く書かれているので試してみたいと思う。とはいえ材料を集めるのが一苦労なようだけど。 -
ベニシアさんの、初期の頃の本。想いの詰まった一冊になっておりとても良い本です。
絵と写真、文章があいまって、ベニシアさんの世界観が作り出されている真骨頂的な一冊。
ただ、ハーブを使った料理レシピは、育った国が違うので馴染みのないものが多く、なかなか試してみる気にはなれない^ - ^でも、少しずつでも出来るところから取り入れていくと、ハーブの奥深さを体験する事が出来ました。 -
庭が持てたら改めて読みたい本
-
私たちは病気になる必要があるから病気になるのではないか
写真も文章も素敵な本だ。ハーブが大好きで、でも今まではずっとお店で買っていた。この本を読んで、お庭をハーブガーデンにするのも悪くないと思うようになった。自然を感じながらの生活。この年齢でそんなことを言うのはババくさいかもしれないが、二度と戻らない一日をじっくり味わいながら生きたいと思った。 -
育てたハーブで料理したり物作りしたり、憧れの生活です。
体に入れるものや使う物を選ぶ事はこれからの自分を作っていくのにとても大切な事。
『化粧』の語源はギリシャ語で宇宙との調和という意味だそうです。
美しくい続ける秘密とは肉体と精神が宇宙と調和してバランスの良い状態でいることだそうです。
明るく楽しく生きる事が美しさを保つ秘訣な気がします。
著者プロフィール
ベニシア・スタンリー・スミスの作品
