カラヤン 音楽が育てる脳

  • 世界文化社 (2009年6月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (196ページ) / ISBN・EAN: 9784418092239

感想・レビュー・書評

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  • カラヤンはもっとも敬愛する指揮者で、ファンとしてそれなりの知識も持っていますが、脳科学者は彼についてどういった視点から本にしているのか気になって、読んでみました。

    音楽を脳科学的に解析するというものではなく、著者もファンだというカラヤンの足跡を追った旅の記録に、科学的な思惟を織り交ぜているというものでした。

    著者の本にしては、あまり科学的にパキパキと論を進めていません。
    多分に観念的な表現が多く見られます。
    やはり、音楽という領域がそうさせるのでしょう。

    音楽が、科学によって簡潔に説明されてしまうのはたまらない、と思いましたが、そういう類いの内容ではなく、神秘に包まれた音楽には科学のメスを入れず、意識の前のものと定義されていたので、ほっとしました。

    自分が観客にどう見られるかをよくわかっていたカラヤン。
    指揮者としての自分が世間に与えるカリスマ的効果を十分理解していた彼は、映像の発展と共に、全体的な音楽のイメージをも高尚なものとして支えていったのだなあと、改めて思います。

    カラヤンが大切にしたレガートに、著者は注目しました。
    超難度の高い演奏法ではなく、レガートを採り上げたのが斬新だと思います。
    ここから、脳科学者としての著者が彼について語るきっかけを得ています。

    生前、カラヤンと親しく交流した人に話を聞いて、メディアに流れた厳しいカリスマ的存在とは違う、ざっくばらんな本人の横顔も紹介されていました。
    ソニーの大賀名誉会長との対談も載っています。
    カラヤンの最期に居合わせた大賀氏。カラヤンの遺志を継いで、音楽録音の発展に努めた彼の話も、興味深いものでした。

    著者選曲による、カラヤン指揮の「脳を育てる名曲11」のCDもついており、満足度の高い一冊です。

  •  
    ── 茂木 健一郎《カラヤン 音楽が脳を育てる 20090626 世界文化社》
    (CD付き 脳を育てる名曲11曲58分)
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4418092234
     
     Karajan, Herbert von 19080405 Austria 19890716 81 /
     石田 純一 タレント 19550114 東京 /籍=太郎/武の長男 [A]
     茂木 健一郎 脳科学 19621020 東京 /東大理学&法学部卒“Ken”
    https://twilog.org/awalibrary/search?word=%E8%8C%82%E6%9C%A8%20%E5%81%A5%E4%B8%80%E9%83%8E&ao=a
     
    ── 石田 純一&茂木 健一郎《茂木先生が石田 純一の「幸福脳」を
    解剖したら 20100806 講談社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4062164019
     
    (20210118)
     

  • 思いがけず、感動した。
    カラヤンは誰でも知っている巨匠。
    彼の指揮をほんとうに理解して語れる人はいないんじゃないかなぁと思う。

    茂木健一郎さんは絶妙にカラヤンの良さを伝えてくれているし、
    ソニーの大賀典雄さんはご自身の経験を素直におっしゃっている。

    大賀さんは2011年に亡くなったけど、軽井沢の大賀ホールを残され、天寿を全うされたのかと思います。

    CD付きってのもいいです。
    後世に素晴らしい録音を残してくれた、カラヤンを見直そう☆

    読めばわかる。

  • かっこいい

  • 付属のCDは素晴らしかったけど...内容は今ひとつでした。
    CDが最高なので損は無いけど...

  • もっと、レガードに!
    レガード=なめらかに
    人間の生命運動とは「なめらかな」動きそのものである。

    うーん、よく分からなかったけど、
    CDがついているのは良かった。


    目次
    序 カラヤンという啓示
    第1章 カラヤンの響き
    第2章 カラヤンの美意識
    第3章 カラヤンのレガート
    第4章 カラヤンのミューズ
    第5章 カラヤンの遺産
    対談 最期の日のカラヤン—大賀典雄vs.茂木健一郎
    終わりにそしてレガートは続く。
    茂木健一郎選曲脳を育てる名曲11 レガートの生命原理

  • 音楽ファンの茂木さんによるカラヤンを巡る旅の記録。
    カラヤンって素晴らしいのだけど、なんか整いすぎていてそれほど思い入れがなかったのですが、本書で紹介されている「リガート(なめらかに)」にハッとしました。音楽も、人生も、さらには人間の組織も、もともとは要素や断片からなっていてバラバラなものだけど、それをなめらかにつないでいくことが人生。うーん、いいな。

    付属のCDもカラヤンのリガートを感じる名作ぞろい。そして巻末の茂木さんによるリガートについてのエッセイが素晴らしい。

  • カラヤンって誰?って知らなかったです。

    ただこの書籍をよんで、カラヤンのことが少しわかりました。

    カラヤンが大切にしていた、
    レガート、なめらかに演奏するというのは、
    人によっては邪道という人もいたようです。

    ただ本当に素敵ですね。カラヤン指揮する
    演奏も入ってて、茂木さんの選曲もよかったです。

  • なんたってCD付きですからね。
    読みながら音楽を聴く。

    じっくりとカラヤンと脳について学んでから
    音楽を楽しむ。。

    どんな使い方でもいいと思います。
    癒されます。

  • カラヤンって誰?って知らなかったです。

    ただこの書籍をよんで、カラヤンのことが少しわかりました。

    カラヤンが大切にしていた、
    レガート、なめらかに演奏するというのは、
    人によっては邪道という人もいたようです。

    ただ本当に素敵ですね。カラヤン指揮する
    演奏も入ってて、茂木さんの選曲もよかったです。

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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