太平洋戦争「必敗」の法則 ドラマで読む写真や図版で見てわかる これだけ読めばよくわかる

  • 世界文化社 (2009年7月14日発売)
4.00
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 11
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784418092277

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今まで太平洋戦争についてまともに学んでなかったことをまざまざと思い知らされました。なんと無知だったことか。英霊たちに申し訳ない気持ちで一杯です。
    •やはり戦う前から戦力に大きな差があり、勝てる見込みは無かった。アホな軍部が存在意義のために大規模な暴発をした。関東軍の暴走を追認し、止めれなかった政府の無策さ。
    •真珠湾からニューギニア侵略迄の日本軍はすごい。ていうか、感動に値する。あんな小さな島国が太平洋広域に渡って短期間に勢力を拡大したとは凄すぎる。(侵略された国々の方には申し訳ないと思います)ただ、それを維持するチカラとノウハウは持っていなかった事が悲劇の始まり。
    •一旦形勢が悪くなるととたんにざわつき場当たり的な、精神論的な対応に終始する軍部。陸軍、海軍のメンツ争い、縦割り主義で連携は最悪。
    •本土決戦の具体的な作戦が特攻って…無策と言ってるのと同じ。国民の事を思ってるとはとても思えず、完全に戦争の出口を失っている感じ。
    •大和がやられた原因があのようなお粗末なものだとは。投入のタイミングを逸したのは否めないが、沖縄決戦に向けて、砂浜に座礁して大砲で米軍やっつけるって使い方間違ってるよ。そして護衛なしに大分から沖縄とか、牛がピラニアのいるアマゾンの川を無策に泳ぐようなもんだよ。
    •終戦に向けての天皇陛下の聖断は素晴らしいし、マッカーサーとのやりとりも日本の象徴として威厳と気品に満ち溢れたものであるが、もっと早く止めれなかったのだろうか。少なくとも沖縄に上陸された時点で止めるべきだと思う。
    •本土決戦で勝ち目の無い戦で、どうして国民は蜂起しなかったんだろうか。勝てると思わされていたんだろうか?事実を知らされていたら、今の僕らと同じ感覚を持つと思う。大本営発表を垂れ流し、国民を完全にミスリードしたマスコミの罪は相当に重たいと思う。
    •やられてもやられても人の壁を築いて、突っ込んでくる日本人はクレイジーと思われても仕方ない。アメリカもこれ迄みた事ない相手を目の当たりにして、なんとも言えない恐怖、戦慄を覚えたに違いない。しかしそこで原爆という大量殺戮兵器を持ち出すところがアメリカの短絡的なところ。ロシアの影が見えてきたので焦ったのであろう。人類史上の恥だと彼らは考えていないだろうか。あくまでアメリカの理由。


    非常にためになった。しかし、一面的な見方なので他の作者が書いた本も読み多面的に考えないとね。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

太平洋戦争研究会(たいへいようせんそうけんきゅうかい):近現代史に関する取材・執筆・編集するグループ。同会代表は、出版やドキュメンタリー番組に写真を貸出す近現代フォトライブラリー主宰の戦史研究家、平塚柾緒。著書・編著には、『写真が語る銃後の暮らし』『写真が語る満州国』(ちくま新書)、ふくろうの本『図説 山本五十六』『図説 太平洋戦争』『図説 東京裁判』(河出書房新社)や『日本海軍がよくわかる事典』『日本陸軍がよくわかる事典』(PHP文庫)、『面白いほどよくわかる太平洋戦争』『人物・事件でわかる太平洋戦争』(日本文芸社)、『カラー写真と地図でたどる 太平洋戦争 日本の軌跡』(SBビジュアル新書)、『証言 我ラ斯ク戦ヘリ』(ビジネス社)など多数。

「2025年 『写真が語る敗戦と占領』 で使われていた紹介文から引用しています。」

太平洋戦争研究会の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×