フルーツ缶でおやつマジック! ― ジャムやジュースでも作れる73レシピ (別冊家庭画報)

著者 : 舘野鏡子

• 世界文化社 (2010年7月2日発売)

感想・レビュー・書評

[世界文化社ブックニュース（ナナ子）さんの感想 · 2011年10月26日]

「混ぜて凍らせるだけのかんたん冷たいデザートレシピ2種」

2ステップ、3ステップでできるうれしいデザートレシピです。かんたんにできて、ちょっぴりヘルシーなのも魅力。

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[小倉ミルクキャンディー]
製氷皿にピックを置いて凍らせれば、簡単にひと口サイズに。あんことミルクが自然に分離し、可愛い2層アイスになります。

■材料（4～5人分）
つぶあん缶　200g
牛乳　300ml
コンデンスミルク　大さじ3

■作り方
[1]ボウルに材料をすべて入れ、均一になるまで混ぜる。

[2]製氷皿に注ぐ。1ブロックに1本ずつピックを置いて、冷凍庫で凍らせる。

☆ポイント
ピックはお好みのものを。アイスクリームのおまけについてくる木製のミニスプーンでもよい。


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[いつでもフローズンフルーツ]
缶フルーツを凍らせておくだけで、いつでも楽しめます。お好みではちみつやメープルシロップをかけてもおいしい！

■材料（4～5人分）
フルーツミックス缶果肉　大1缶分
プレーンヨーグルト（無糖）　適量

■作り方
[1]フルーツミックスは缶から取り出し、大きいものはひと口大に切る。

[2]バットにラップを敷いて、[1]のフルーツを並べる。上にもラップをして冷凍庫で凍らせる。その際、果肉同士がくっつかないよう、一つ一つ離して並べる。

[3]ボウルに[2]とヨーグルトを入れ、フローズン状になるまで混ぜる。果肉の冷気でヨーグルトが凍るよう、ゆっくり軽く混ぜる。


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「フライパンでできる、アツアツおやつレシピ2品」

少し変わったおやつをご紹介します。ひとつは「ジャムとチーズのミルフィーユ」、もうひとつは「マンゴーの揚げ餃子」。アツアツのものを「きゃっきゃっ」とはしゃぎながら食べたい、ちょっとハッピー感のあるおやつです。フライパン1本でできるのもうれしい2品です。

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[ジャムとチーズのミルフィーユ]
あつあつパリパリの春巻きの皮で作ったミルフィーユは、ぜひできたてをどうぞ。とろりとしたチーズの風味を、甘酸っぱいジャムが引き立てます。

■材料（2人分）
りんごジャム　大さじ4
春巻きの皮　2枚
シナモンパウダー　少々
スライスチーズ　2枚
揚げ油　適量

■作り方
[1]春巻きの皮は8等分の三角形に切る。フライパンに揚げ油を深さ1cmほど入れて中温に熱し、皮を入れてキツネ色に揚げ、揚げ網にとってしっかり油を切る。

[2]りんごジャムとシナモンパウダーを耐熱容器に入れ、電子レンジに約30秒かける。チーズはひと口大の三角形に切る。

[3][1]と[2]を厚いうちに交互に重ねる。

☆ポイント
春巻きの皮とジャムがどちらも熱いうちに手早く重ねると、チーズも溶けてよくからむ。

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[マンゴーの揚げギョーザ]
カリカリの皮にねっとりマンゴーが入った面白い組み合わせのおやつ。ココナッツミルクに浸して召し上がれ。

■材料（15個分）
マンゴー缶果肉　150g
レーズン　20g
片栗粉　小さじ1弱
ギョーザの皮　15枚
揚げ油　適量
ココナッツミルク　適宜

■作り方
[1]マンゴーは1cm角に切ってペーパータオルでしっかり汁気を拭く。ボウルに入れ、レーズン、片栗粉を混ぜる。

[2]ギョーザの皮に[1]をのせて縁に水を少々（分量外）をつけ、半分に折って留める。

[3]フライパンに揚げ油を2cmの深さまで入れて中温に熱し、[2]を3～4分、返しながらこんがり揚げる。皿に盛り、ココナッツミルクを添える。

☆ポイント
マンゴーとレーズンに片栗粉をまぶしておくと、揚げたあとで皮に汁気がにじまない。

※フライパンで揚げるときの注意⇒油に火が移らないよう、大きくて深いフライパンを選び、熱し過ぎに注意しましょう。ＩＨや電熱ヒーターの場合は、説明書などでよく確認してください。

～『フルーツ缶でおやつマジック！』より

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ちょっぴりカロリーが高いおやつですが、作った瞬間に笑顔がこぼれるレシピです。油はねには十分注意して、楽しいおやつタイムを。



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「子どもの日につくってあげたい、ハッピーなおやつレシピ2種」

5月5日は子どもの日。古くは「端午の節句」と呼ばれ、ちまきや柏餅をいただく習わしがあります。連休中とあって家族や親戚が集まって食卓を囲むご家庭も多いのではないでしょうか。

今回は子どもたちに喜ばれそうな、見た目も華やかでかわいいおやつレシピをご紹介します。メニューは2種。フルーツココナッツプリンとマンゴープリンです。

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［フルーツココナッツプリン］
■材料（120ml豆腐ミニパック7～8個分）
フルーツカクテル缶　大1缶
ココナッツミルク　250ml
粉寒天　1/2袋（2g）
牛乳　250ml（※）
砂糖　40～50g
※やわらかめにするなら300mlまで使ってもOK

■作り方
［1］フルーツカクテル缶はザルにあけて果肉と缶シロップに分ける。

［2］鍋に牛乳と粉寒天を入れ、混ぜながら中火にかけ、煮立ったら弱火にして溶かす。砂糖を加え、約1分煮る。火を止め、ココナッツミルクと［1］のフルーツカクテルを混ぜてから、粗熱をとる。

［3］プリン液を流し込むパックを水でぬらし、［2］を注いで冷蔵庫で冷やし固める（豆腐ミニパックのほか、身のまわりのものを利用しても楽しい）。

［4］皿に出し、缶シロップを適量かける。

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［マンゴープリン］
■材料（100mlハート型容器8～9個分）
マンゴー缶　大1缶
粉寒天　1/2袋（2g）
牛乳　450ml
生クリーム　50ml
砂糖　30～40g
レモン汁　小さじ1
ミント　適量

■作り方
［1］マンゴー缶はざるにあけて果肉と缶シロップに分ける。果肉2切れを飾り用に薄切りにし、残りはボウルに入れて手でつぶす（マンゴーは手を使うと楽に、しっかりつぶせる）。
［2］鍋に牛乳の2/3量と粉寒天を入れ、混ぜながら中火にかけ、煮立ったら弱火にして溶かす。砂糖を加え、約1分煮る。火を止め、残りの牛乳とつぶしたマンゴー、生クリームを混ぜる。

［3］容器に［2］を注ぎ、粗熱をとって冷蔵庫で冷やし固める。

［4］缶シロップとレモン汁を混ぜて適量かけ、マンゴーとミントを飾る。

～『フルーツ缶でおやつマジック！』より

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缶づめと寒天でつくれるカンタンおやつ。ぷるんとした色鮮やかなプリンは眺めるだけでもうきうきしますよね。レシピでは豆腐のミニパックなどを型の代わりにしていますが、家にあるかわいい型に流し込み、見た目をかわいくアレンジするのもおすすめです！

著者プロフィール

舘野鏡子
料理研究家。桐朋学園大学ピアノ科卒業。
NHK「きょうの料理」「あさイチ」などのテレビや雑誌などで活躍中。
音楽を生活に取り入れた料理教室や、幼稚園での料理講習会ほか、各地で料理イベントを行う。
素材を生かした、つくりやすいレシピが身上。
小学生の男の子のお母さん。1970年生まれ。

「2021年 『はるくん と るいちゃん はじめてのパンケーキ』 で使われていた紹介文から引用しています。」