秘密のカフェスイーツ お家で作れる

制作 : 別冊家庭画報 
  • 世界文化社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418103126

感想・レビュー・書評

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  • 帯文(表紙):"カフェ好きが愛するお店の看板メニューレシピ集"

    もくじ:くるみの木 一条店、オーブン・ミトンカフェ、カフェ・ロッタ、カフェクランペット、ザリガニカフェ、お茶とお菓子 まやんち、ハティフナット、ラ フェ デリース、パティスリー ミア、カフェ・ドジ、ザ・ブルーウォーター、セイナカフェ、フラヌール、基本の材料と調理道具、あとがき

  • カフェオープンに憧れる人は多いけれど、実現にこぎつける人はほんのわずか。なかでも、人気カフェとなると並々ならぬ努力と幾多の過程を経ることが必要。成功したカフェオーナー・杉本準子さんのそのモチベーションの源は、イギリスで食べたひと口のお菓子だった――。

     * * *

    「語学留学でイギリスの田舎に暮らしていたとき、ホームステイ先のおうちで毎食後、手作りのお菓子が出てきたんです。どれもオーブンからひょいっと出して、熱いままアイスとかをドンとのっけて食べるようなもので。そういうのを今まで食べたことがなくて、ケーキって温かいんだ! なんておいしいんだろうって」と「カフェ クランペット」のオーナー・杉本準子さんは言います。

    やがて、自分のお店を持とうと決心したとき、まずは「きちんと修行みたいに叩き込まれる」ロンドンのコルドン・ブルーでお菓子作りをゼロから学びました。ただそれはそれとして、お店で出したかったのは、ホームステイ先で食べた味。気取らず、毎日食後にオーブンから出てくるあの、イギリス家庭菓子のおいしさでした。

    「お世話になったお宅をもう一度訪れて、レシピを教わったんですが、いざ日本で再現しようとすると、できないんですよね。材料が違うし。そこから、ちゃんとここで私が食べて、おいしいと思えるようにするための試行錯誤の日々が始まったんです」。

    特に難しかったのがスコーン。「スコーンって焼きたてはおいしくても、次の日は、水ものがないとちょっと食べられないくらいパサパサしますよね。だけどイギリスだとそれがない。温め直したときでも変わらない、おいしいものになるように、毎日泣きながら試作しました」。

    そうした苦労の末にでき上がったスコーンは、次の日にいただいても、ねっとりもせず、パサパサにもならず、軽いけれど食べごたえあり。つまり、今まで食べたことがないおいしさだったのです。

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