ハプスブルク家「美の遺産」を旅する 改訂新版 (家庭画報特別編集)

  • 世界文化社
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418112012

感想・レビュー・書評

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  • 愛称「シシィ」の名で今も愛される皇妃エリザベート。絶世の美女として語り継がれる彼女ですが、美しさのために費やした彼女の日々の記録が残っているそうです。その記録に書かれた美の秘密とは――。

     * * *

    (皇妃エリザベートは)身長172cm、体重47~50kg、ウエストは50cm前後であった。

    常にダイエットと運動することは怠らなかった。その一部を紹介してみよう。好物はミルク、チーズなどの乳製品。果物、アスパラガス、牛肉、キャヴィア、牡蠣などのほか、蜂蜜、卵、ラスクなど。肉搾り器で肉汁のみを摂取する方法をとったりしている。ケーキやアイスクリームといった甘いものや、シャーベットを好んだ。

    その好みも極端に偏っていて、ある日にはミルクだけとか何日も果物のみという日もあり、ボヘミアやハンガリーのミネラルウォーターが良い、と聞いては取り寄せたりもしている。

    あまりのことに、夫であるフランツ・ヨーゼフ皇帝は「どうか、きちんと栄養を摂り、薬やミネラルウォーターにばかり頼らず、生活を正してほしい」という旨の手紙を旅先の妻に書き送っている。栄養失調気味で骨粗鬆症となり、リューマチ、胃カタルに繋がってしまった。

    美容のほうは、すみれのローション。卵黄の顔パック、仔牛肉のパック、いちごの実をつぶしたパックなどで顔の手入れをしていた。髪の長さは膝下まであり、髪結い師であったファニ・ファイファリックが毎日2時間かけて結い上げ、独特のヘアスタイルを生み出した。

    洗髪は3~4週間に一度で、卵黄とコニャックが使われ、艶を保つためには、ひまし油やマカッサルオイルなどが使用されている。

    (中略)

    体操(エクササイズ)は理想的体重保持には欠かせられないもの。王宮内にもその道具を取り付けさせて励んでいた。乗馬・水泳・フェンシングに凝ったが特に乗馬を好み、そのためにアイルランドまで何回も出かけている。

    早足で何時間も歩くことも運動のため不可欠で、とりわけ旅先では頻度が高かったので、ついに女官のほうがついていくことができないほどだった。

  • 歴史・地理

  • 写真がすごく豊富なので、おもしろい。
    王冠とかめっちゃ煌びやかww

    食器とかすっごいキレイで見とれてましたww

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著者プロフィール

東京在住。子どもが幼少期に少食だったため少しでも「食」に興味を持ってもらえればと
可愛いお弁当を作り始める。2005年、お弁当の記録としてブログ「わくわくキャラクター弁当」を開設し
2006年からお弁当作家として活動を開始。現在は、雑誌、書籍、webを中心にお弁当を制作中。
ジュニア野菜ソムリエ/KIJ Advanced修了/食品衛生責任者/飾り巻き寿司インストラクター1級

「2023年 『新装版 絵あわせカード めんめんめん!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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