作家名でわかる逆引き美術館手帖 完全保存版 (家庭画報BOOKS)

  • 世界文化社 (2011年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (96ページ) / ISBN・EAN: 9784418112203

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  • 「日本国内でルノワールが見たい」。そう思ったとき、「はて、どこの美術館に行けば見られるのか?」と思うこと、ありますよね。「ルノワール展」のような展覧会があればいいですが、そうたびたび行われるものでもありませんし。

    そんなときにおすすめしたいのが、『逆引き美術館手帖』。見たいと思ったそのときにその画家のページを開けば、どこに行けば作品を見られるかがわかるのです。今回はその手帖から、例に挙げたルノワールの項目をご紹介します。

     * * *

    モネと並ぶ印象派の巨匠ルノワールは、生涯光と色彩が溢れる「生の歓び」を描き続けた画家である。彼は貧しい仕立て屋の息子から陶器の絵付け職人を経て、21歳のときに国立美術学校に入学。その後、モネやシスレーらの仲間たちと出会い、印象派として活動した。

    日本でも人気のある画家で、多くの美術館が彼の作品を所蔵しているが、中でもとびきり愛らしく、人々に親しまれているのが、ブリヂストン美術館の『すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢』である。

    こちらは印象派の輝きが頂点に達した1877年の「第3回印象派展」に、ルノワールの傑作『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』(オルセー美術館)とともに出品された。モデルの少女は、当時パリで有数の出版社を経営していたジョルジュ・シャルパンティエの娘で、ルノワールはこの一家の庇護を得て、画壇での成功をつかんでいる。

    1880年以降ルノワールは、より調和のとれた古典的イメージを追求するようになっていった。彼が辿り着いた独自の様式は、ひろしま美術館の『パリスの審判』に見ることができる。リウマチに苦しみながらも、地母神のような堂々たる裸婦を特有の暖色で描いた、ルノワール最晩年の代表作である。

    ■ルノワールの作品を所蔵する美術館
    『すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢』⇒ブリヂストン美術館
    http://www.bridgestone-museum.gr.jp/

    『パリスの審判』⇒ひろしま美術館
    http://www.hiroshima-museum.jp/

     * * *

    いかがでしたか。ルノワールの経歴や作品の解説もさらっと読めて、ちょっと便利だと思いませんか? 全国79美術館、53アーティストを網羅。西洋美術・日本美術・現代美術と幅広く、見ているだけで美術旅行の計画も立ってしまいます。夏休みの予定にひとつ、美術館巡りも加えてみませんか?

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