ふたり

著者 :
  • 世界文化社
3.52
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  • 本棚登録 :111
  • レビュー :22
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418115068

作品紹介・あらすじ

また会えたね。失われたものは必ず、もどってくる。人も、夢も、希望も。時間も、過去も、思い出も。-恋愛小説の達人が紡ぐ喪失と再生の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 仕事に追われうつ病になった透と、婚約を破棄され一人で生きていくと決めていたひかる。
    ジャズナンバーのかかるコンビニでふたりは出会う。

    暖かく切ないラブストーリー。
    第1部は、読んでいるのもくすぐったくなるような、甘いふたりの様子。
    第2部からは、あれ?と思わされる、5年後のふたりの様子。
    気づいてからは、終わりが来るのが嫌だなと思いながら読みました。

    ふたりぼっちだった透とひかる。
    最後には、健太を含め、多くの人に囲まれた『キャットミント』になっていましたね。
    素敵なお話でした。

  • くすぐったくなるような恋愛小説でした。タイトルは『ふたり』ですが、裏テーマに「ひとり」がありそうです。愛しながらも、互いの「ひとり」の空間も大切にし合う関係性がよかったです。求め合うばかりではなく、時には黙って見守るような優しさも胸に染みました。

  • 読んでいて、自分の傍にいる大切な人をすごくすごく大切にしたくなる優しい本。
    読んでる期間がとても幸せだった。
    のと、最後の二章分がとにかく泣いた!
    小手毬るいらしい世界観とモチーフで、ある種小説ならではなんだけど、とても素敵な作品だった。

  • 最後のお手紙でウル(゚ーÅ) ホロリとなった。
    2014.5.14

  • 仲の良いカップルの2人のゆるやかな物語。前半は2人が過去に経験した辛い思い出を乗り越えること、後半は悲しい雰囲気が漂い始めて、最後に結末が明かされる。

    前半・後半ともになんとなく匂わせておいて、しばらくしてからその「辛い出来事」が明かされるという様式だけど、どちらもすぐに察せられるからミステリー要素は低め。
    純粋に恋愛だけを描いた小説という印象で、 ニコラス・スパークスに文章が似てるなと思った。

  • 2014年1月3日

  • JAZZをちゃんと聴きながらもう一度読みたい

  • ハードワークからうつになり、人とかかわることが怖くて夜間の工事現場の仕事をはじめ、
    昼間のアルバイトに変わるとき、怖さでいっぱいになっていた気持ちがよくわかった。
    そこで強くやさしくあった女性はすばらしい。

    作中に何度かはいっていた手紙のやりとりがよかった。

    男性側からの視点、女性側からの視点、という展開の仕方がおもしろい。

    ふたりのあいだに起こるまさかの出来事は、それをはっきりとわからせることなく進み、
    彼からの手紙で終わらせたところは「そうきたか!」となった。

    つらいとき、人とのつながりは偉大で、そこには思いやり、心遣い、やさしさなどが
    気持ちが枯れない泉のようにある。
    ”永遠”のあとに読んだこの作品は、るいさんらしいといつもより一層思った。
    やわらかな心にふわりと入り込んでくるストーリー、そして切なくて仕方がないのだ。

  • 透とひかるの二人の物語。運命的な出会いをした二人は、お互いに心に傷を抱えていた。透は、姉の自殺。ひかるは結婚直前に、一方的に婚約破棄されたという過去。前半、付き合い始めた二人の甘い暮らしっぷりに、お腹いっぱいな気分で読み進めると、けっこうシビアな現実に直面する。文章の中で、なんとなくそうかな…と、におわせる透の死。そして二人が成長していく姿が、日本とニューヨークの間で距離と時間をかけて描かれていく。甘いだけで終わらないところが好きです。

  • 最後まで読んで、やっと気がついた。

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