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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784418132492
作品紹介・あらすじ
西欧の巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチ、フェルメール、シャルダンから現代までつながっている写実絵画の系譜。私たちを惹き付ける「写実絵画の魅力」とは何なのでしょうか。2010年誕生した世界初の写実専門美術館「ホキ美術館」の秀逸にして膨大なプライベートコレクション。その中心となる14人の現代日本作家がやさしく解きあかす、「写実絵画」のワンダーワールド。
感想・レビュー・書評
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予習したうえでホキ美術館へ行って本物を観ると感動するでしょう。
本物はかなり大きい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
昨年(2020年)、東急Bunkamuraで開催された(緊急事態宣言で中止になったのかも)、『超写実絵画の襲来』と題した写実絵画の展覧会の広告をかなり目にした。そこでトップで紹介されていたのが生島浩の『5:55』なる作品。写真と見紛うほどの写実的に描かれた絵画が目に焼き付いた。
その系統の写実絵画を専門的にコレクションし展示しているのが千葉市にあるホキ美術館だという。
そのホキ美術館、そして写実絵画とは。レンズを通してありのままの一瞬を切り取る写真。その写真にはない魅力が写実絵画にある。写実絵画を描く画家達のインタビュー形式の言葉によってより写実絵画の魅力とは何かを解き明かす本作。 -
“人間として生まれて宿命を背負っていやおうなしに死ななければいけないのですから、それを真剣に考えたところで、その上に出てくるものがリアリズムだと思う“(野田弘志)
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写実絵画を収集しているホキ美術館の収蔵品を中心に作品を紹介し、さらに画家たちへ創作についてのインタビューを行っている。作家たちが、強い信念とそれぞれの考え方を持って写実絵画に取り組んでいることが印象的だった。例えば、野田弘志は写実絵画についてこう述べている、「物がそこに在るということを見えるとおりに、感じるとおりに、触れるとおりに、聞こえるとおりに、匂うとおりに、味のするとおりに描ききろうとする試みです」。
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現役の画家の言葉、思いがこれだけまとまった形で読めるのは貴重だ。それぞれの画家によって様々な言葉や視点が語られているが、根底に自分を退けて対象を敬っていく、祈りの世界があるように感じた。何故だかわからないが涙が何度かこぼれた。絶版は惜しい。
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「完成というものはない。ただ諦めただけだ。」
レオナルドダヴィンチ -
ホキ美術館にある作品をいくつか、解説付きで紹介したもの。
森本宗介さんが一番好き。
五味文彦さんも好き。
写真と絶対的に違うのは、作者の理想が詰まっているということ。そっくりに描くことではなくて、その時に感じた気持ちや記憶を閉じ込める。そう感じた。 -
写実絵画専門のホキ美術館所蔵の作品を中心に、写実絵画の作品・作家を紹介する。
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