9784418133420
C2077|1600E.
2013年11月1日 初版第1刷
発酵:株式会社世界文化社
監修者:家森幸男(やもり ゆきお) 奥園壽子(おくぞの としこ)
--目次より
1)乾物の基礎知識
2)乾物カタログ 〈農産物〉41種
3)乾物カタログ 〈海産物〉56種
4)乾物活用レシピ
5)乾物お買いもの帳
監修者の家森幸男氏は日本乾物協会の会長様ですが
2015年にヒジキの鉄分含有量を国が一桁まで引き下げ、国産のヒジキを食べて鉄分摂取の期待値が大きく下がった件については全く触れられて居なかった。
乾物協会では韓国産のヒジキ中国産のヒジキは相変わらず高水準を保持していること、加工用のなべの素材についても調査しているようでそのホームページには詳しく書かれている。2016年の事でその後の調査をしてるんだか放置してあるんだかは不明。
鰹節についても加工段階の差で 荒節(いぶして乾燥させたもの) 裸節(荒節の表面を削ったもの)枯節(裸節にかび付けしたもの)と言う表記をしているが栄養と機能成分の表示の時はかつお節と削り節という区別だけでどの加工段階のものがかつお節や削り節に該当するのかわかりにくい。
乾物そのものの栄養素が表示されているが熱に弱いとか水溶性であるとかの表示は無い(利用するためのアドバイスが無い)ため記載されている栄養素が取れるとは限らず、栄養素を摂取目的の場合、別の知識が必要。
へー、こんな乾物が有るんだね。とか同じ乾物でも地方によって違いがあるのね。って感じに見る分にはおもしろい。