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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784418135080
作品紹介・あらすじ
恋愛小説などの復刊ブームにより、女性の間で大ブームを巻き起こしている田辺聖子さん。<br/>そんな中、今感じていることを語りつくした、この時代だからこそ生まれる思いを語りつくしたエッセイ集が登場です。<br/>歳月を重ねた今だからこそ、見えてくるもの……田辺聖子さんがすべての女性に向けて、伝えたい言葉が、ここにあります!
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
心に響く優しい言葉が詰まったエッセイ集は、年齢や経験を重ねるごとに新たな気づきを与えてくれます。著者は、人生の滋味を知り、ユーモアを交えながらも骨太な表現で、読者に深い感動をもたらします。特に「未熟」...
感想・レビュー・書評
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この一冊を読む間に何度泣いたことか。ぐっと心に迫ってくる言葉のあまりの優しさにたまらなくなってしまうこと多々。嗚呼。おせいさんに言わせると、私なんてまだまだ子どもなのだろうな。1年後、5年後、10年後、20年後…少し経験を積む度に引っ張り出して、再度この優しい言葉たちに包まれようと思う。永久保存必至。
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田辺聖子はいかなるときもユーモアを忘れずに過ごすことができる達人です。
カモカのおっちゃんも少しでてきて嬉しかった。
うん、うん、と頷きながら読んだ本。
読者それぞれの年代で感じるものがあると思う。
刺さったフレーズ
目の前にあるものだけが自分のすべてとおもうことを「未熟」というのです。
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私の来し方の中で、いつも懐い笑顔で寄り添ってくれたのが
田辺聖子さんのご本でした。
最近では昔執筆されたお作が新たな装丁で出ているようです。
この本はわりと最近のエッセイ。
女性雑誌に聞き書きで連載されたそうです。
優しい言葉でご自身が大切になさってこられた
生き方のコツを話されています。
でも、優しいのと甘いのは違っていて。
ただふわりふわりしてるだけの口当たりのいい言葉じゃないのが
本書の魅力だと思います。
田辺さんのご本の中で、私はこれが、一番したたかで、いい意味で
骨のある表現をされているなあと感じることが多かったです。
小説やエッセイでも鋭敏な観察眼や人生の滋味を知る姿勢を
表してこられましたが、やはり小説という世に広く読まれたい形式の時は
そういう慧眼の鋭さをマイルドにしておられたんだなとはっとしました。
文章そのものは大変行き届いた、優しさに満ちたものですが
やはりオトナとして人生を渡り抜いてこられた方の骨太さや
言うことはきちんと言う姿勢が出ていて興味がありました。
年齢を重ねられて、嫌な感じでなく闊達さが加わった印象ですね。
女性向けですが、気軽に男性にも読んでいただきたい。
読みやすいので、あっという間に読み終わります。 -
女性としての基本の「き」に立ち返らせてくれる、優しいエッセイ。心がほぐされるような著者の言葉がすっと入ってきました。
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田辺聖子さんが今、どうしていらっしゃるのか
ずっと気になっていたので、この本が出てホッとした。
去年のインタビューをまとめたとあるので。
女性誌で連載していたことを全然知らなかった。
こうして本にしてくださって感謝!です。
聖子さんの優しい語り口調に、私は冒頭から涙です。
とっても胸に沁みました。
85才の聖子さんは女としての大先輩。
そのお言葉を胸に、私もまだまだ人生たのしみたい!
そう思わせてくれる、元気のでる本です。
すべての女性におすすめ! -
読みやすかった
田辺さんの明るい人柄がよく伝わる
歳を重ねて大人の女性になった時読み返したい -
心地よい言葉 そうだよなぁと共感できるコトバと日常に 癒されました
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少し歳を重ねた女性の心のあり方を知れた。
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女性誌の連載をまとめたエッセイ集。
読んでいるだけでも、楽しい気分になる。
家族や仲間と美味しいものを食べて、笑って過ごす。何でもないような大切なことを、ちゃんと教えてくれる本でした。 -
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芋たこなんきんのドラマをみて 久々読んでみました。
おせいさんらしく、からっと振り返らない一言一言が良い -
10代20代の頃田辺さんのエッセイも小説も大好きで
たくさん読んだ。
久しぶりに田辺さんの文章を読んで
あー、この柔らかな関西弁、やっぱりいいなあ〜
と嬉しくなった。 -
さくっと読めて、こころが休まりました。
2017.12.16 -
この人の文章を読むと関西弁っていいなあ、と思う。小説もそうだけど、エッセイは本当に愛に溢れてて素敵。10年、20年前に読みたかったなあ。こういう素敵な大人になれるよう、精進します。
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やさしさが変な方向に自分を正当化させる材料になったりすることってありませんか。
悪いことではないけれど、そういう時って必ず自分で後々違和感が生まれてしまう。
人より自分が正しいんだ、それでいいんだ。
かなり肩肘はった感じで自分を押し通そうとするけれど、実はちょっとだけ、それで本当にいいの?って不安もあったりして。
そういう気持ちを違ったやさしさで包み込んでくれたのがこの本。
押し付けがましくなく、優しく説いてくれる田辺さんの言葉にはいつも大きな包容力がある。
どんな形でも色んな方法や見方があっていい。
そこを面白く感じて生きていきましょ、とのびやかな声が聞こえる気がした。 -
作者、田辺聖子さんは、大きな写真館のお嬢様育ちなのに、父親が、亡くなって、大変だったろうに、そのかけらも無く、古典文学は、わかりやすく、、やカモカのおっちゃんなど、ユニークさを交えながら、いつも楽しく拝読している。
この本も、自然と、年を重ねて行った作者の経験が、なるほどと、うなづける事が一杯書かれている。
『女の人は、言葉を欲しがるけど、男の誠実は、言葉にあると思わない方が良い』_----日常の小さな振る舞いに、その人の人柄が、表れるもの。
賢い女の子は何食わぬ顔で、こっそり人の誠実さを判断したらいいと、、、、、。
子供について、作者が、言うには、『知らん間に大きくなる。何も言わんくなったと思ったら、大きくなっている。』と、、、、、
『子育ては大変な事もあるけど、笑う事多々ありき。』
家族とは、夢のようにで、笑いながら過ぎてしまう。と、、、、
人の死においての落胆、憔悴は、人間の口から言葉を、顔からは、笑顔の表現を失ってしまう。
そして、人とのかかわり合いでさえ、気分は、面倒で、無気力さも、上乗せされる。
作者は、人と人とが居るって言うのは、『神サンの贈り物』と、、、、人が集まると言う事は、それだけで、人を育てると、、、
そして、そこには、自然を笑顔が、出来ると、、、、
『笑門来福』について、書かれている。
自分の今居る場所を、時間、手間をかけて、良く知り、深く味わい、楽しもうとすることが、人生に対する愛情だと、、、、
時が経って、初めてわかる事がある。
それは、『歳月が、くれるもの』と、締めくくられている。
やはり、長い人生の経験者の作者だけある。
愚痴も無く、どうすれば、この先の天命を、過ごせば良いのかの指導をされている。
子育てと言う一番楽しい時間が、過ぎてしまうと、喪失感で、一杯になってしまう。
まして、子供は、親元から去ってしまえば、簡単な携帯でさえ声を出さないで、文字の羅列と絵文字のみでの連絡で、毎年過ぎて行くであろう。
交通も、通信、テレビ、パソコンも便利になったが、人の1日の時間が短くなったような気がする。
さてさて、私は、時が経って、初めてわかる事が、、毎日のようにある。
1日が、何事も無く過ぎて行くのに、、、知らなかった事、気づかなかった事多さに、、、日々、勉強!!!(???)(笑) -
言葉の表現がすごく可愛らしい。
日常のさりげない心の持ち方、勉強になります。 -
上手に年を重ねている素敵な人。
読むと温かい気持ちになる。 -
久々に読んだ田辺聖子さんの本。
この本はエッセイです。
可愛い表紙の印象のように、読んでみての印象は女性向けだということ。
そして、日々の事を綴られたエッセイというよりは、指南書っぽいエッセイだと思いました。
主に恋愛の話・・・男女の機微についての話が多いですが、他にも結婚や人生について、ご自身の経験を交えながら考えを述べられている。
まるで、優しい女性の先輩が「こうしたらいいよ」とアドバイスしてくれてるような気になる本でした。
優しい印象なのは作者の性格もあるでしょうが、時折文章が関西弁で書かれているからというのも大きいと思います。
例えば最初の話はこんな感じ
『だんだん人の気持ちを慮ることが出来るようになると、今度は可愛げの代わりに「かしこげ」が出てくるんです。相手が本当に言って欲しいことがわかるようになる。ああいう言い方もある、こういう言い方もある、いろんな言葉をふくよかに蓄えている人がほんまの大人。可愛げもいいけど、かしこげもいいなあ。素敵な女性は、言葉づかいにコレが出ます。』
私がいいなぁ~と思ったのは、
『笑うために人間は生きているんだと私は思います』
という言葉。
『笑いあうことで人は一味になるんです。無言のうちにお互いを思いやり、勇気づけあい、労わりあう。みんながうまくいくようにって気持ちが笑いになるんですね。笑いの少ない世の中はあかんと思うわ。あったかい笑いが生まれる場所をつくっていくことが出来る。「笑う門には福来る」というのはそういうことですよ。そうやって自分の今いる場所を時間や手間をかけてよく知り、深く味わい、楽しもうとすることが人生に対する愛情だと思います。』
ハッと気づくような内容の本ではないですが、読んでいて心が優しくなるような、まったりした気分になるような本だと思います。 -
田辺聖子さんが、「MISS」という雑誌で、主に三十代の読者に向けて語った連載をまとめたもの。とりたてて目新しい内容ではないのに、おセイさんの口から出ると、どれもこれも箴言のよう。一つも小難しくない、優しくあたたかい言葉で人生が語られる。
田辺さんが、自身の子ども時代の家族のことや、カモカのおっちゃんやその子どもたちとの思い出を語ると、私はいつも泣けてくる。振り返ればほんのいっとき、同じ時間を過ごし、愛し愛されたかけがえのない記憶を、田辺さんは大事に大事にして、楽しいことばかりではない人生を歩んでいくよすがとしている。これを読むと私はいつも「そうだ、私もきっと大丈夫」という気持ちになるのだ。
著者プロフィール
田辺聖子の作品
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