- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418152476
作品紹介・あらすじ
『ムトゥ 踊るマハラジャ』以降のインド映画を、その変化を踏まえつつ分析し、歌って踊るマサラムービーだけでない「新感覚インド映画」とも呼ぶべき、現在の多様な魅力を紹介する。見るべきインド映画、インド映画の大スターたち、インド映画の歴史、データと資料など、盛りだくさんの内容。
感想・レビュー・書評
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インド映画は面白い。けれどもどうしてああいう形式(とにかく歌って踊る!)になったのだろう、と疑問に重い読んだ一冊。
日本に配信されているインド映画のスターは本当に大スターなんだなぁとか、方向性とかいろいろと楽しい。そして見たい映画が増えた。インド映画楽しい。年に1回は見たい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ガイド』片手にYouTubeで映画挿入歌のビデオを観ることができる。なんなら、映画まるまる観ることだって。いい時代になったものだ。
ボリウッド(ヒンディー映画)すら素人の私には、タミル語やテルグ語の映画には手を出せそうにない。次々と新作が出る業界相手に本を出すというのは至難の業で情報が古いと感じる部分もあったけれど(製作→インド公開→日本公開にともなうタイムラグもあり)、古くても良い作品は、良い。本書とはまだまだ長い付き合いになりそう。
以下、観たい作品の覚書。
English Vinglish
The Lunchbox
Kahaani
Muthu
Dilwale Dulhania Le Jayenge
*Dhoom:3
*Barfi!
Makkhi
Endhiran the Robot
*Bhaag Milkha Bhaag
Ye Jawaani Hai Deewani
Bombay
*PK
Dil se..
*Hum Dil De Chuke Sanam
*Lagaan
Monsoon Wedding -
映画評論家のみならず、インド文化を研究する学者、料理研究家なんて感じで多彩なメンツがそれぞれのテーマを書いていまして、それでいて全体がチグハグしないのは編集の技か、それともそれほどインド映画に対する共通認識が強固なものなのか、なにはともあれ読みやすいし、ムトゥしか知らないけどあれが傑作と思うしそうなる所以はなんなのか、というヒントに触れていて、ほかの近年作品もみたいなと思わせます。未ビデオ、DVD化の古い作品に辿るにはどうしたらよいのか。