今森光彦の心地いい暮らし12か月 写真家のアトリエ「オーレリアンの庭」から

  • 世界文化社 (2015年3月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784418155071

作品紹介・あらすじ

著者が20数年かけて自らの手で作り上げたオリジナル里山とそこでの暮らしぶりを初公開。ガーデニングから料理まで、自然の中で生きものと共存する心地いいライフスタイルを月ごとにまとめて紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 今森光彦さんのアトリエの楽しみ方図鑑ですね。
    今森光彦さんのアトリエは「オーレリアンの庭」と呼ぶ、里山ガーデンです。
    オーレリアンの四季を通しての植物、虫・動物の紹介とアトリエの移り変わりを詳細に豊富な写真を添えて、ビジュアルに紹介されています。
    今森さんとご家族の、アトリエでの仕事ぶりや、四季折々の料理も寄せられていて、説明やエッセイも盛りだくさん。
    ペーパークラフトの作家でもある今森さんの作品も数々美しく飾られています。
    今森さんの言葉
    「アトリエの庭を考えるとき、ひとつの相手ががあった。それは、エコトーン。エコトーンというのは、性質の異なる環境が寄り集まる端境の場所のことで、そこは、集中的に生きものの密度が高い。」
    実際に「オーレリアンの庭」は、幾つかのエリアに分けられて作られていて、人の手で計画的に造園されています。
    そこに集まる生きものと人のふれあいが、里山ガーデン「オーレリアンの庭」の魅力ですね。
    今森さんの、あとがきに
    「生きものの集まる小さな里山を再現したい。やがてそんな気持ちが募るようになりました。ささやかながら、アトリエをつくるとき、周辺の環境をすべて宝物につくり変えようと考えたのです。それが、この本で見ていただいた庭の物語です。
     庭は、私にとって里山の自然を見つめる窓であり、教科書であり、実験場でもあります。」
    とても素晴らしい夢の実現に感嘆せざるをえませんね。

  • 里山のような生物の集まる庭造り。桧を切り広葉樹を植えると鳥が集まる。溜池ができると水辺の昆虫や水鳥など生物が多様になる。鹿や猪など害獣も歓迎。里山の楽しみは尽きない。

  • ふむ

  • 写真家の今森光彦が琵琶湖のほとりに雑木林に囲まれたアトリエを築き、四季折々の動植物や恵みについて紹介した本。見たことはあったけど名前は知らなかったホオノキやヤマボウシ。カタクリやイワカカミ、ギンリョウソウなどの山野草。緑深い森を散歩している気持ちになる。

  •  今森光彦さんのアトリエ周辺の風景や、植物、生き物の写真、今森さんのペーパーカットの作品、里山での暮らしの紹介やレシピまで。盛りだくさんですが、見るだけで心地いい本です。その暮らしにあこがれます。
    (カウンター担当/のらぱんだ)令和元年6月の特集「写真を楽しもう!」

  • 穏やかな優しい微笑みを持って、丁寧に自然と接し、作物を育て、家族と協力し合う生活スタイル。
    更に、そこここに芸術が入りこんでいること、すごく恰好いいな、と思います。

  • 今森さんのお家の四季。ステキなところです。

  • やっぱり今森さんの暮らし方&里山とのつきあい方にはとっても憧れる。そのエッセンスが感じられるこの本は、とても気に入った♪

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著者プロフィール

1954年滋賀県生まれ。写真家。
大学卒業後独学で写真技術を学び1980年よりフリーランスとなる。
以後、琵琶湖をとりまくすべての自然と人との関わりをテーマに撮影する。
一方、熱帯雨林から砂漠まで、広く世界の辺境地の訪問を重ね、取材をつづけている。
また、ハサミで自然の造形を鮮やかに切り取るペーパーカットアーティストとしても知られる。
自然と人との共存を里山というキーワードで表現し続けている。

「2022年 『Mitsuhiko Imamori Monthly Calendar 2023 今森光彦 オーレリアンの庭 里山に暮らす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今森光彦の作品

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