病気自慢 からだの履歴書

  • 世界文化クリエイティブ (2018年1月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784418185009

作品紹介・あらすじ

肝ガンが見つかり、現在も検査・治療中の人気エッセイストが、自らの病気遍歴を軽妙なタッチで綴ります。外反母趾、肥満、交通事故による頭部挫傷と左耳裂傷、原因不明の大量吐血、肝炎、アレルギー、糖尿病、胃潰瘍、痛風、白内障、そして肝ガン。37歳から72歳までの36年間に、8つの病院に14回入院した著者による「病気自慢」は、エスプリとユーモアに溢れています。しかし軽妙な文体の奥には、死と向かい合い日々を生きる著者の、真摯な姿勢が感じられます。

感想・レビュー・書評

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  • 病気自慢 からだの履歴書。玉村豊男先生の著書。たくさんの病気と闘ってこられて、病気でご苦労されているのにもかかわらず、前向きに明るく病気自慢をしている玉村豊男先生。本当に素敵で格好良いと思います。病気になっても暗くならずに病気自慢をするくらいの気持ちを持つことが大切なのかもしれませんね。

  • 1945年生まれ、玉村豊男さん、37歳から36年間で、8つの病院に14回入院とのこと、ある意味、すごいことだなと思いました。「病気自慢 からだの履歴書」、2018.1発行。このタイトルには不謹慎かもという忸怩たる思いを持ちながら迷っていたところ、肝臓に癌が見つかったのを機会に、書くことを決断したとのことです。軽い感じのエッセイ風にまとめられています。

  • 事故や様々な病気に見舞われながらも常に前向きで、転んでもただでは起きない姿に元気をもらえました

  • 「慢性肝炎はいつか肝硬変になり、肝硬変はいつか肝がんになる」と聞いていたのだが、玉村さんの肝炎は違ったのか?!
    しかし劇的大逆転で慢性肝炎が完治した直後に肝がんが見つかるとは、いかに?肝炎が治ったかのように見えて、実はそのせいで肝がんになっちゃった、てことはないの?
    いずれにせよ、着実に対処されているようなので、治癒をお祈りします。まだまだ玉村さんの文章で楽しませていただきたいですもん。

  • 病気になるのは当たり前でそれに抗わず付き合っていく姿勢が勉強になった。病気になっていない箇所が凄いだけで病気になることは自然の成り行きだと思って少し楽になった。

  • かなり以前の著作(『日本ふーど記』)が面白かったので、何冊か追ってみることに。
    タイトルが秀逸。軽重問わず、語りたくなるものね。闘病記ものを集める時は迷わず入れておきたい。
    文章は読みやすく丁寧なんだけど、自分の体に対する傲慢さが隠しきれていなかったり。

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著者プロフィール

1945年東京都杉並区に生まれる。都立西高を経て東京大学フランス文学
科卒。在学中にサンケイスカラシップによりパリ大学言語学研究所に留学す
るも紛争による休講を利用して貧乏旅行に明け暮れ、ワインは毎日飲むもの
だということだけを学んで1970年に帰国。インバウンドツアーガイド、
海外旅行添乗員、通訳、翻訳を経て文筆業。1983年軽井沢に移住、
1991年から現在の地で農業をはじめる。1992年シャルドネとメル
ローを定植。2003年ヴィラデストワイナリーを立ち上げ果実酒製造免許
を取得、翌2004年より一般営業を開始する。2007年箱根に「玉村豊
男ライフアートミュージアム」開館。著書は『パリ 旅の雑学ノート』、『料
理の四面体』、『田園の快楽』など多数。近著に『隠居志願』、『旅の流儀』。
『千曲川ワインバレー| |新しい農業への視点』刊行以来、長野県と東御市
のワイン振興の仕事に専念してきたが、古稀になった今年からは、少しスタ
ンスを変えてワインバレーの未来を見渡していきたいと思っている。

「2016年 『ワインバレーを見渡して』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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