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本 ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784418193196
作品紹介・あらすじ
身近な花を使って誰でも必ずできる「いちばんやさしい茶花の教科書」ができました。最寄の花屋さんで買える花材でOK。本来は禁忌とされる洋花もOK。また、掲載作品をたくさん出すよりも、完成までのプロセスや花材の処理の仕方、下準備のコツなどを丁寧に解説することにこだわりました。「茶花レッスン」では、生徒の作品に先生が少し手を加えることで印象が大きく変わる実例を紹介。自分で実際に入れるときの参考になります。
感想・レビュー・書評
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煎茶のお稽古やお茶会の時に飾られている茶花に興味が出てきたので読んでみました。
茶花に使われる和の草花はこの本にも書かれている通り入手が難しく、私が通っているお煎茶の先生もご自分の庭に茶花を植えているとのことですが、この本では洋花を使用した茶花も解説しており、茶花にチャレンジしたいと思うハードルがぐっと下がりました。
おすすめポイント
・「身近な花でできる」と書かれている通り伝統的な茶花だけでなく、洋花も取り入れた取り合わせの紹介も充実しています。
・初心者向けに、まず揃えるべき花入3選、使える花と使えない花、水切りの仕方など基本から丁寧に解説しています。
・カラーの写真をふんだんに使い、枝葉を整理する前の姿、生徒役の佐藤さんが入れた花の写真、先生が手直しした写真がポイント解説付きで見開きに構成されておりとても見やすいです。
・例えば牡丹の回には「葉を一枚落とすだけでバランスが崩れてくるくる回ってしまうのですね」「牡丹は目を出すときからバランスよく育つんです。ですから、葉を落とすのは慎重に」など、花材ごとに的確なアドバイスが会話形式の読みやすいフォントで目立つように書かれ、印象に残りポイントがつかみやすいです。
これまでぼんやりと「風情があるな」としか感じられなかった茶花の見方も少しわかるようになりました。
さらりと深いことまで書かれているので、読み返すたびに新しい発見ができると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示