これからの生き方。自分はこのままでいいのか?と問い直すときに読む本

著者 :
  • 世界文化社
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本棚登録 : 153
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418206018

作品紹介・あらすじ

いま充実した仕事をしていますか?
職場での人間関係は円満でしょうか?
もし、そうでないなら、「何か」を変える必要があります。

本書は「漫画」で苦しみながらも強く生きようとする7人の生き様を読み、
第2章以降で、その物語に潜む、「働くこと」の意味や価値観を
今一度、読者が見つめ直せる構成になっています。

「仕事って楽しい?」
子供にこう聞かれて、あなたはなんて答えますか?

感想・レビュー・書評

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  • 漫画で流れを見て,ワークに落とし込むスタイルの本。ワークの解説に漫画を使う場合もあるけれど,この作者はわかっていると思う。
    それは作者の「物語の価値とは、生き方のパターンを認識し、そこから自分の人生への学びに転化させることができること」(p225)という言葉。
    僕も他のフィクションを読んでいても常にそれを意識しているので激しく同意。
    そしてこの本の面白いところは,巻末付録にある。登場人物たちのその後まで描いてるところにある。
    物語を読んでいて,もうちょっと知りたいというところまで公式で叶えてくれているのもいい(同人誌を読むモチベーションに近いかも)。

    まぁ,この漫画の登場人物たちは転化させるのには個人的にはちょっとコツがいりそう。
    そこが自己啓発書系として位置づけられるこの本の狙いだと思って読みすすめる。考えることが重要なのだと思う。
    僕の分析結果は労働価値分析で近いのは編集長で,キャリアはバランス型。
    労働価値分析はそこからどうこうということはないけれど,やってみると意外な発見がある。
    ある程度自分のペースで仕事しながら,最先端のものというよりは,広くいろんな人に役に立つものをつくる/提供する/つなぐことをしたいんだと気づいた。


  • 20代〜30代にかけて会社や組織でそれなりの経験を積んでくると、その後のキャリア形成や人生そのものについて見つめ直す機会が増えてくる。

    まさに本書は「これからの生き方」にヒントを与えてくれる。そして「働く人への応援ソング」でもある。

    著者は人並外れた感性と分析力で、働き方のスタイルを「スキル型」「意志型」「チーム型」「バランス型」と4つのパターンに分類し、課題と解決策をわかりやすく提示する。

    上から目線の押し付けがましい言葉でない。あくまで寄り添う姿勢で。北野さんの謙虚な人柄なのだろう。

    序盤を漫画パートで展開する作風は非常にユニーク。人によっては読みづらいかもしれないが、中盤以降の伏線となっていて納得させられた。気持ち良い読後感。

    ※しかし、友人によると前著「転職の思考法」と重なる部分があるそうなので注意。

  • 人間関係の問題はなくなることはありません。その解決方法として、分断するや受け入れるなどと書かれている本は無尽蔵にあります。それは正論で一見簡単そうです。だからできる人はできる。これは当たり前の話ゆえに悔しい現実。この本は根本的なところに触れていて、「合わないのはなぜ合わないのか、価値観のベクトル」を分析できるように説明してくれます。共存していけるし、今の場所が絶対ではないと、自分の視野を広げてくれます。背中の押方ってこのような方法が気持ち良いんだと思います。

  • 2020.9.12読了。タイトルに惹かれて。この本を読んだことで何かが大きく変わる、というわけではなくて、考えるため、そして行動していくための材料になるような本。『これからの生き方』については、今後も定期的に考える機会を取っていかないといけないと感じた。

  • 「自分がどう生きたいかを決める(気づく)ことが人生を豊かにする」ということがこの本で北野さんが伝えたいことだと感じた。

    このことがものすごく丁寧に伝えられている印象で、構成が緻密に練られていることが伝わってくる。さらに3章では北野さんの熱量も伝わってきて、熱さと丁寧さが両立しているところがすごいと思った。

    ・どう生きたいかということは論理で証明できるものではない
    ・感性をお金に変えることは技術であり、学ぶことができるもの
    上の2点をこの本では個人について述べているが、企業についても同じことが言えると思った。ビジネスでは「論理的であること」や「どう稼ぐか」が重視されることが多く、会社にとっての「生き方」にあたる企業哲学のような感性的なものが忘れられがちだと思う。そうなると社員は働く意義が見出しにくくなり、違和感をもって働いている会社員の理由の多くはここにあるのではないかと思う。

    また、特に漫画編とインタビュー編を読んで、北野さんの人に対する洞察の深さや鋭さに感服した。本当に人に興味があって日頃から人を観察し分析しているんだろうなと想像するが、何故そこまで人に興味を持つようになったのかの背景や、普段どのように人を見ているのかを聞いてみたいと思った。

  • 漫画でとっつきやすい入り口を作ったいわゆる「キャリア論」の本。

    構成を紹介すると、

    第一章 漫画編(物語編)
    第二章 ワーク編(自己分析編)
    第三章 独白編(生き方編)

    以上の全三章からなる。

    まずは特徴でもある漫画の紹介から。

    舞台は出版社。情熱だけで突っ走る主人公「小林希」の葛藤が描かれている。
    この漫画だけでも、実はかなり感情を揺さぶられた。そこには、いかにも現代サラリーマンの姿がリアルに表現されている。自身が働いている姿を、なにより客観的に見ることができた気がした。そして思った。
    「大人たちがこんな風に見えてたら、今の子どもが働きたくないと思うのもムリないな」
    プライベートを犠牲にして、しかも大切な人との約束さえ中断してまで、職場からの電話にでる。そして、当たり前のように呼び出され断ることもできない。
    そんな場面からこの漫画は描かれる。

    これって本当に必要な事なのか?
    ここまでして仕事をした方が本当に幸せになれるのか?
    豊かになれるのか?

    今の若者にこそ読んでもらいたいと思う。そして、こんな働き方、こんな生き方をどう考えるのか?

    第二章、第三章では自己の分析方法とそこからどういう点に気を配る必要があるかを教えてくれる。

    人生に迷う前に、もしくは迷っている人にできるだけ早く読んでもらいたい一冊。

  • これからの生き方。/北野唯我、百田ちなこ
    
    前半は漫画、後半はワークという面白い一冊。
    
    どうキャリアを築き、どう生きていくか、考えるためのヒントをくれる本。
    
    前半の漫画では、いろいろな仕事の価値観を持ったキャラクターが登場し、それぞれの考え方に触れる。
    
    後半はそれを踏まえて、自分は誰に近いか、どんな価値観を持っているかを探り、これからの生きる道標を見つけていく。
    
    キャリア戦略はスキル型、意思型、チーム型、バランス型の4タイプに分類される。
    自分はバランス型。この型は自分の軸が相対的に弱いことが課題。まさにその通り。
    
    このタイプが20-30代で特に身につけるべきことは、
    ・早い段階で、人を率いる経験を積むこと
    ・きちんと成果をアピールする術を身につけること
    だそう。
    このタイプは平時のリーダーシップを持っていて、ほかの型の人間をバランス良く育てることができる。
    
    成果をアピールする術を身につけるために、
    ①これまでやってきた仕事、成果を紙に書き出す。成果を出すために必要だったスキルも書き出す。
    ②自分のレジュメ、履歴書を普段から作っておく癖をつける。
    ③20-30代のうちに人を率いる経験を積んでおく。
    
    さて、生き方、キャリア系の本を読んでだいぶやるべき事が見えてきた。
    あとはやるのみ。ローランドのいう、
    やるかやらないか、ではなく、やるかやるか。

  • 【No.215】「人は苦しいときにこそ、自分の人生の生き方をいや応なしに問われざるを得ない」「小さい頃のバカって言葉ほど、あてにならないものはないからね。小さい頃にバカだってけなされた人が、あとあと、すごい人になったり、逆に小さい頃に勉強ができたって人や、大人になって悪いことしたりするから」「実力でも論理でもねじ伏せられないから、”態度の問題”にすりかえてくるんですよね?いつも」「好きなことだけで生きていく道こそ、とてつもない高い技術が必要。つまらない仕事って楽なのよ。なぜかというと、大して高い技術を磨かなくても、そこそこお金もらえるから。でも、そうじゃない仕事って大変なの」「だったらそれ、あの場で言いなさいよ。あとから”私もそう思ってました”なんて意味ないのよ」「絶えずあなたを何者かに変えようとする世界の中で、自分らしくあり続けること。それがもっとも素晴らしい偉業である」「どれだけ仕事が好きでも、涙が流れてしまうときや、どれだけ好きなことを仕事にしていても、悔しくて自分が嫌になることもある」「人は自らや他人に期待するから、ときに育ち、裏切られたと感じるのだ」「お前は才能がある。それはたしかだ。ただな、お前は、ジャスティン・ビーバーでも、テイラー・スウィフトでもない。なんでも許されるほどの”天才”じゃない。あるいは、スティーブ・ジョブズでも、ビル・ゲイツでもない。自分がやりたいことを全て決定できる創業者でもないんだよ」「働いていると、耳を塞ぎたくなるような事実も、意見もたくさん出てくる。だけど、リーダーの役割ってのは、負けも勝ちも含めて、素直に向き合えるってことなのよ。じゃないと、人はついてきてくれない」「もし迷ったとき、人が足りないから、という理由だけで採ろうとするなら、その人は採らないほうがいい。反対に、人が足りているから、という理由だけで採らないなら、その人は採ったほうがいい」「中身は嘘をつかない。華があろうが、なかろうが、お前自身の中身で勝負するしかない。だが、華だけで勝負してきた人間は、その力を身につける努力をおろそかにしてしまうことがある。あついは、他人をバカにしてしまうことがある。もしそうなったら、一生、本物になれずに終わる」「ほとんどの場合はさ、働いている人は、実際には、作りたいもの、やりたいことなんてないんだよ。だから、自分のそれ以外の部分、”装飾”が気になる。どういう会社に勤めているとか、どれぐらい出世したとかさ」「自分の価値観を要素に分けて理解し、忘れないように何度も何度も確認する。その上で、相手の価値観とは何が同じで、何が違うのかを確認する」「副業というと、お金を稼ぐことがフォーカスされがちですが、重要なのは”副業や趣味を使って、本業では満たせない価値観を満たすこと”。本業ではAとBを満たし、副業ではCを満たす。こういうことができるのが副業の魅力」「何者かになりたい、どこかの領域で一目置かれる人物になりたい、誰かを真に支えられる人になりたい、そう思うならば、人生のどこかで孤独になる時間を許す必要がある」「働くことだけに熱中できたのは20代までで、それ以降は人生をどう楽しく生きようか、ということのほうが大事になってくるもんなんですよ。自分の望むペースで仕事を進められたり、働く環境が悪くないとか、そのほうがずっと大事だと思うようになりました」「好きなことを仕事に、っていうのは、どんな仕事でも、結局、その人の人間性をそのまま出す、ってことなんです。だから嫌われることもある。誰かに面と向かって、”嫌い!”と言われることも覚悟しないといけない。好きなことを仕事にするってことは、その勇気がある?ってことなんじゃないかな」「人は、成功した人間を見ると、必ず、その完成形で物事を判断しようとする。でも、本当はそのプロセスにはたくさん傷つけられたことや、痛む傷がある。まさに、数え切れないほどの、かさぶたがあるのだ。それは、挑戦せずに、知ったかぶりをする評論家だけには決してわからない」

  • 大好きな北野さんの作品。
    これからの生き方という壮大なテーマを、前半は漫画、後半はワークを通して自分の価値観に気づいていく。
    おすすめの一冊。

  • 【スキル型のキャリアの人間の生き方】
    ・20代まではスキルを磨くことで行きていける
    ・30代以降は、自分よりも単価の安い人との差別化要因が必要
    ・30~40代までに自分の「応援したいテーマや人を見つける」
    →いろんな人に会い、夢や事業に関する話を聞く。
     自分がどれくらい共感したか、応援したいかをメモ
     メモを見ながら共通点探し
     最も応援したく、自分ができることも多いものを見つける


    ・人が自分のやりたいことが見つからないのは、ほとんどの場合、まだ充分に多種多様な人と出会っていない(=判断材料がない)だけだ
    →判断材料がない中で選ばない。まずは選ぶための情報収集をする。

    ・”感性”とは
    →違いに気づく力。
    →主観的に体験したことを、客観的に分析する。
    →なにが違うのか。過去と今の自分の違い。できる人とできない人の違い。


    ・過去ではなく、これからどう生きるかが問われる
    →人生が長期化している。
    →過去の時点での違いは人生において99%誤差でしかない。
    →自分が時間効率を無視してでも「やりたい」と思えることを見つける
    →「やりたいこと」があると、肩書や人との差異なんて気にならない。(=ヒトではなくコトに向かう)

    ・好きなことを好きっていうのは勇気がいる
    →否定される可能性もはらんでいる。

    ・なぜ働くのか?自分は何を求めているのか?

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著者プロフィール

北野唯我(きたの・ゆいが)
兵庫県出身、神戸大学経営学部卒。就職氷河期に博報堂へ入社し、経営企画局・経理財務局で勤務。
その後、ボストンコンサルティンググループを経て、2016年、ワンキャリアに参画。執行役員として事業開発を経験し、
現在同社の最高戦略責任者、子会社の代表取締役を兼務。テレビ番組や新聞、ビジネス誌などで「職業人生の設計」「組織戦略」の専門家としてコメントを寄せる。
著書に『転職の思考法』『オープネス』(ダイヤモンド社)、『天才を殺す凡人』(日本経済新聞出版社)、『分断を生むエジソン』(講談社)がある。

「2020年 『これからの生き方。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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