トヨタイムズmagazine 豊田章男は2020年、何を考えどうしたか? (BIGMANスペシャル)
- 世界文化社 (2021年2月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (106ページ)
- / ISBN・EAN: 9784418211128
作品紹介・あらすじ
WEBメディア『トヨタイムズ』
初となる特別版雑誌
トヨタ自動車豊田章男社長が
考動した「2020年の闘い」
コロナ禍で世の中が大きく変わった2020年。
トヨタが赤字に陥ったリーマンショックを超える
経済危機にあって、
日本経済の牽引役でもある同社は
黒字決算の見通しを発表しました。
それを叶えた理由に、豊田章男社長が就任後から
行ってきた企業体質強化に向けた闘いや変革、
ずっと抱き続ける〝もっといいクルマづくり〟 への
熱き想いがあります。
激動の2020年、豊田社長は何を考え、
未来に向けてどう動いたのか?
社長のアクションやメッセージを、
トヨタのWEBメディア『トヨタイムズ』掲載記事から
振り返り、リーダーとして「何をすべきか」を考える
ビジネス書にもなる一冊です。
感想・レビュー・書評
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トヨタのオウンドメディア「トヨタイムズ」初の特別版雑誌。
日本を代表する企業のトップである豊田章男が、どんな人物で、何を考え、これから何をしようとしているか、余すことなく書かれている。
それを知ることが、これからどのような方向に未来が動いていくかを知る大きなヒントになる。
これからどんな未来になっていくのかは誰にも分からない、当然豊田章男もわからないし、それは未来の人たちが決めていくことだと本人も言っている。だけど、自動車を作る会社として、未来に選択肢を示してあげることが責任であると豊田章男は考えているのだ。
豊田章男が社長として、冷静かつ的確な判断をしたエピソードがある。
2020年の4月の緊急事態宣言が出て間もなく、海外の自動車メーカーが次々と人工呼吸器や医療機器の製造に着手する中、トヨタもそれに続くか、と期待されている中、豊田章男は、次のように言った。
「人工呼吸器の製造を期待する声があることも認識しております。しかし、これは人の命に直結する医療器具です。自動車も人命に関わる製品ですので、命に関わるモノづくりが、どれだけ難しいかを理解しています。簡単なことではありません。」
そして、トヨタは、医療機器を作っている会社に行き、TPSによる工程改善で生産性を上げるサポートを行った。
豊田章男といえば、決断力に長け、挑戦意欲に溢れる経営者というイメージがあるため、この判断は意外であったが、経営者として極めて冷静な判断であり、かつものづくりを通して、医療への最大限のサポートを行ったエピソードとして印象に残る。
豊田章男は、強い発信力を持つ経営者だ。
トヨタイムズというメディアも豊田章男が作った。その総編集ともいえるこの本は、未来を語る上での必読本だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これからの未来が楽しみになるような一冊。
考え方を参考にして、自分の仕事に活かしたいと思います。
ウーブン・シティに投資してみたいけど、終わってしまってるんですね… -
ナニもナイ