自分の芯をつくる学び 今からでも遅くない!

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  • 株式会社 世界文化社 (2021年4月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784418214068

作品紹介・あらすじ

一言で「学ぶ」と言っても、人によって学びのスタンスには違いがあります。

学びのスタンスは大きく以下の三つに分類されます。

一つめは、「ただの趣味として学ぶ」というスタンス。ただ読書をするのが好きな人、資格試験をたくさん受けて取得した資格が増えていくのが純粋に楽しい人などがここに分類されます。

二つめは、「学歴や収入に直結するから学ぶ」というスタンス。「英語を勉強すれば転職に有利になる」「経済を勉強すれば出世できる」のように、学び自体は楽しくなくても実利を求めて取り組む人が相当します。

そして、三つめは「人として成長するために学ぶ」というスタンスです。
ここには「すぐに気分が落ち込みがちなので、もっと強いメンタルを持ちたい」という学びも含まれますし、「人間が生きる意味について追求したい」という学びも含まれます。
要するに、現実に自分が悩んでいる問題について何かしらの手がかりや答えを導くこと、それによって人として一回りも二回りも大きくなったと実感できるような学び全般を意味しています。

本書が扱うのは、この三つめの学びです。

今、学んでいる内容が自分にとって有益であり、自分の成長につながっているという手ごたえがあれば、人は学びに対して前向きになることができます。(「はじめに」より)

感想・レビュー・書評

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  • 第6章の、「偏愛するもの」で自分の世界をつくる、というのが特に刺さった。
    研究対象を複数もち、自分だけの切り口で突き詰める。そういうのいいね。

    学ぶことは幸せなこと、という感覚をもって、これからも読書をしたり、アウトプットをしたりしたい。

  • 自己紹介は、自分についてあれこれ説明するのではなく、自分が好きなことを伝えたほうが、よほど関心を得られやすくなる!

  • 刺さる内容は多い
    質問できないなら、聞いてないのと同じ
    質問することを前提に会議に出席したい

    確かにアウトプットが足りてない
    1入れて10出す
    どう10出すか、それが問題だ

    ボールペンで本に書くのは、抵抗がある
    売るとか貸すとかする予定ないけど、やりたくない
    貧乏症というか、ものをできるだけ綺麗に使いたい精神がある

    まったくのオリジナルはない。既存と既存のたしあわせと書いてあったが、この本もその通りだと思う。様々な書籍の内容をまとめて分かりやすくしてある。

  • 【感想とこれから実践すること】
    学ぶと自分の芯が作れるのは、学びによって得た知識は思考の幅を広げ、その過程における「考える」という行為が、自分の意見を持つことにつながるからだと思う。そのためには、知識のインプットだけに留めてはならない。なぜなら、自分の考えはインプットには含まれておらず、その知識は自分の中で活用できるようになってないからである。だから、アウトプットすることで、自分の考える力を伸ばそうと思う。アウトプットする場は待っていても訪れないので、自ら発信していくことを意識していく。

  • ◎要点
    ① 研究者は研究によって「自分の芯」を形成する。
    ② 組織に属さなくても、研究者としての強い思いがあれば芯は持てる。
    ③ 一つのテーマに全てを賭けず、複数の拠り所を持つ。

    ◎印象に残った言葉
    「損得を度外視してのめり込めるテーマこそ、自分の軸になる」

    ◎学びと行動
    ・学んだことを積極的にアウトプットする(Xなどで)
    ・ラジオを情報源として活用(例:TBS『安住紳一郎の日曜天国』)
    ・組織ではなく、探究心を芯に据えて学び続ける

    自分の「知的重心」を見直すきっかけをくれる一冊でした。

  • わかりやすい言葉で書かれているため、すごく読みやすい。一つの話が短いので、スキマ時間にも読みやすい。
    インプットしたらアウトプットを心がけたい。
    与えられた役割の中で学ぶは、ちょっと刺さる。

  • 学び方のHOWTOとして参考になりました。
    要約すると、仕事でも読書でも日常の経験でも、アウトプットが学びを加速させるということだが、
    印象的だったのは、以下の3点。
    ・他人から勧められたら、とりあえず手を出してみようという心持ち
    ・偏見や固定観念を解消することが本当の学びであり、本のストーリーに没頭することで得られる
    ・コメンテーターになったつもりでニュースに接する(建設的な意見を述べる練習)

    その時々で学びが得られそうな本でした。

  • 「文化には身銭を切って投資しよう」
    「アウトプットの基本は引用」

    どんな文章を書く人か知らなかったけど学びのある良い読書だった。
    良い本があるのではなく良い読書があるのだ。って言葉を思い出した。

  • 「人は何のために学ぶのか」この問いに
    対して「知識が増えていくのは楽しい。
    だから学ぶのです」

    「今の時代、学び続けないと学歴や収入
    に影響が多くなる。だから学ぶのです」

    という答えが挙げられるかと思います。

    しかしこの本では「人として成長するた
    めに学ぶ」という姿勢を追求しています。

    学ぶことにより、自分が成長していると
    いう手応えがあれば、人は学びに対して
    前向きになれます。

    それはすぐには効果は出ないかもしれな
    いですが、自分の芯を形作っていること
    は間違いないのです。

    そんな人生の体幹力を鍛える一冊です。

  • わかりやすい言葉を選んでかかれている。
    2021年の時流に沿って具体例が書かれているために、身に染みやすい。
    アウトプットの方法もわかりやすい。

  • 簡単に読んだ感想

    最終章の研究者に対する考え方に興味が湧き購入。
    参考として鬼滅の刃に登場する煉獄さんが上げられ、研究対象として燃えられるものはあるか?とまとめられている。
    読みながら、自分の大学時代の卒業論文を書いている時を思い出しました。
    個性的な研究対象でしたが、やっている時はとても楽しく、辛かった事もあったけど、時間があっという間に過ぎた感覚が著者が述べている「研究する」事だったのかなと感じた。

  • 人として成長るすための学びとはどういうものなのかを教えてくれる本です。

    読書、勉強、仕事など何事も学んだら(インプット)すぐに実施してbefore→afterでどんな成果を得られたか実感することが大事。
    この学びの際に注意点がいくつかあって、
    ・流行りもの、おすすめされたものに貪欲に触れる
    ・偏見、固定観念、信者思考を捨てる
    ・コメンテーターになったつもりになる
    ・レビューを見てみる
    これらに注意しながら学び取り、その要約をポジティブにSNSや他人に共有(アウトプット)できるようになれてこそ真に学んだと言えます。

    この学びを繰り返すことにより人は自分の確固たるアイデンティティ(芯)を作ることができ、仕事にも活かすことのできる豊かな人生を手に入れることが出来るのです。

  • /やはり、齋藤孝さん良いなあ。

    齋藤孝さんの本は、何年か前にハマってずいぶん読みました。久しぶりに、読んだ気がします。
    そうですね…齋藤孝マニアとしては、知ってることが多いかも。総復習ですね。



    2021/9/29
    長女に贈る。

  • アウトプット前提でインプット!
    研究!!!

  • 学んだことを実践するために
    何を意識するのか
    どのようなインプット、アウトプット方法があるのか
    を具体的に端的に書かれている本
    ベストセラーになった、インプット大全やアウトプット大全に書かれているような方法について、噛み砕きやすく絞り込んでかかれているいるような印象を受けた
    インプット/アウトプット大全の時にも感じたが、今日はこれを試してみよう!みたいな感じでゲーム感覚で試してみて、しっくりくるものから習慣にしていくとかだといいかもと感じた。

  • 齋藤先生がよく言われている、アウトプットを意識して、インプットする事が大切、、、等、他の著書との重複が多かったかな

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

齋藤孝の作品

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