13歳からのきみへ スヌーピーの自分らしく生きることば

  • 世界文化社 (2024年4月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784418244034

作品紹介・あらすじ

ひとりでがっかりしないで、一緒に考えよう。
自分らしく生きるスヌーピーたちの君に寄り添う70のことば

●友達、将来、学校、恋愛、そして自分のこと……
簡単には割りきれず、複雑で、悩みと笑いに満ちた10代を生きる君へ。
そして、かつて10代だった、おとなたちへ。

●ややこしくて、ずっこけていて、それでも自分らしく生きる「ピーナッツ」の仲間たち。
彼らの70のことばを、クスッと笑ってしまう原作コミックと谷川俊太郎による訳、
そしていま注目の哲学研究者・永井玲衣の研ぎ澄まされた解説に乗せて贈ります。

わたしは13歳のころ、がっかりした子どもだった。
「あなたはあなたのままで」とか「目の前の幸せに気づこう」とか言ってくる本が嫌いだった。
かれらは「答え」をくれるのではなく「問い」をつぶやく。
教えてくれるのではなく、一緒に悩んでくれる。
――永井玲衣(前書きより)

●インクや製本までこだわり抜かれ、
クールで愉快な「ピーナッツ」が表現された一冊は、
プレゼントにもぴったりです。
誠実な文で読者と原作を繋ぐのは、
学校や美術館などいろいろなところで様々な人々と「哲学対話」を行っている、
いま注目の哲学研究者・永井玲衣。

日頃から「哲学対話」などで10代の生の声に真剣に向き合ってきたからこそ、
決して読者を子ども扱いせず、友だちのように寄り添って
新しい世界の見方を一緒に考えます。

個性豊かなキャラクターたちが、それぞれの在り方で一緒に生きる「ピーナッツ」の世界。
本を開けば、哲学的でユーモアにあふれたことばたちが心を軽くしてくれます。
本棚に差しておきたい、お守りのような一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 世界でいちばん愛されているビーグル犬、スヌーピー。
    彼とかれの友人たちが織りなす世界を描いたコミック『ピーナッツ』。
    『ピーナッツ』の中のセリフを【問い】をキーワードに、哲学者の永井玲衣さんと一緒に、考える種を探す。



    「ぼくらがみんな似てたらどんな世界になるだろうね?」

    「ひとりひとりが立ち上がり、自分を主張することが必要です!!!敬具、匿名希望!」

    「だれが悪いひとでだれがいいひとなのかなんて、だれがいえるのさ?」

    「ほんとに好きだってわかってもらうためには、何を書けばいい?」

    「これはぼくのほんとの人生だろうか、それともただの予告編か?」

    「わたしの人生よ、それを生きるのはわたしよ!!」

    「もし目を覚ましても、目を開けなければ、一日は始まらないかしら?」



    キャラクターたちのセリフに感じ入るひともいるんじゃないかな。
    世界は【問い】に満ちていて、それをみつけて、自分で考えていいなんて、なんて贅沢なのだろう。

    昔父に、ちょっとズレたことはなしてしまって、「そんなこと考えるな」と、言われて、かなしかったことを突然思い出す。

    「黒板に書いた答えはみんなまちがってましたけど、わたしは先ぱいをほこりに思いますよ!」p82

    こう言える人になりたいな。
    言われるひとにも、なりたい。




  • ピーナッツの子たちは、クセが強い。
    そのクセが「自分と同じだ」と感じたら、その子と仲よくなれる。
    この本を読む限り、自分の仲良しはマーシーみたい。

    今って、仲の良いことが受け入れられる世の中だと思う。
    他の人が安心して、微笑んで見ていられるような。

    でも人ってそれぞれ欠点はあるし、他人との相性もある。
    みな等しくなかよしって、社会をうまく回すためのプログラムだよなぁ。
    好き嫌いの差が無いのであれば、結婚なんて存在しないと思う。
    等しく仲良しじゃないからこそ、仲良しが尊い。

  • 昔はこういうオープンエンドの本から何を学べばいいのか、いまひとつ分からなくて苦手だった。問いがあって分からないことがあって、世界は曖昧で捉えどころがなくて、それでも首を傾げながらじっくりと考えることは大人になった今でこそ渡っていける綱だと感じた。

  • 大人になった今だから思う、自分らしくってなんだろう?ということ。さらにそこに、“生きる”がついてくる。今わたしは、どう生きているだろう?


    『たんぽぽの綿毛をふーとしたことないんじゃ
    人生を生きてきたとは言えないね…』

    ありがとうスヌーピー。
    難しく考えずとも、わたしは人生を生きてこれているようだ。

  • 特別に勇気をもらったりする訳ではないけど、本棚からたまに手を取ってパラパラとめくりたい本です。
    スヌーピーってそう言うものかなって思っています。

  • 友だち、将来、学校、恋愛、そして自分のこと。悩んだときはスヌーピーとその仲間たちの言葉ややり方がヒントになるかも。深く哲学的だけどユーモアにあふれた言葉はいつ読んでも心を軽くしてくれます。

  • “「なぜ?」と聞いてみても「子どもだから」と言われるだけ。だけど、子どもだから何を知らなくて、 何が判断できなくて、そしてそれは一体いつまで続くのだろう?”(p.16)


    “わたしの人生をわたしが生きることと、まわりに手助けしてもらうことは、矛盾しない。むしろセットなのだ。”(p.40)



    “LEARN FROM YESTERDAY
    LIVE FOR TODAY
    LOOK TO TOMORROW
    REST THIS AFTERNOON

    忘れがちだけど、休むことも生きることだ。ねているとしても、わたしたちはそういう「いま」をちゃんと生きている。”(p.152)


  • Peanuts Gangたちのキャラクターを絵と豊かな言葉で表すCharles M. Shultz。わたしの中ですとんと腑に落ちる谷川俊太郎さんの日本語訳。永井玲衣さんの問いや言葉も最高に良い。

    「忘れがちだけど、休むことも生きることだ。」

    いつもベッドサイドに置いて、開いたページに和ませてもらう。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000073466

  • 13歳からのきみへだけど、大人が読んでもグッとくるフレーズも多かった。たまに手に取ってパラパラページをめくりたくなる本。

  • 159/シ

  • スヌーピーの名言の本は色々あって迷ったけど、新作だったのでこの本にしました。悩みを解決したかったり、辛さを紛らわしたくて購入してみたけど、もっと大きい視点での解説だったような印象です。ちょっと違ったかなと思ったけど読んでいくうちに、シュルツさんの感性に心をほぐしてもらっているような感覚になりました。同時にシュルツさんのまんが人物伝を読んでいたので、改めてシュルツさんの素晴らしさを体感できた本でした。可愛い中表紙があったり、糸綴じでページが開きやすかったです。少し英語の勉強にもなるかな?

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著者プロフィール

人びとと考えあう場である哲学対話をおこなっている。エッセーの連載のほか、政治や社会についておずおずとでも語り出してみる場「おずおずダイアログ」、せんそうについて表現を通し対話する、写真家・八木咲とのユニット「せんそうってプロジェクト」、Gotch主催のムーブメント「D2021」などでも活動。第17回「わたくし、つまりNobody賞」受賞。詩と植物園と念入りな散歩が好き。著書に『世界の適切な保存』(講談社)、『水中の哲学者たち』(晶文社)など。

「2024年 『選挙との対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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