マンガ世界の文学 (1)赤と黒

制作 : 里中 満智子 
  • 世界文化社 (1995年11月発売)
3.50
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784418952076

マンガ世界の文学 (1)赤と黒の感想・レビュー・書評

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  • スタンダールさんの『赤と黒』を里中満智子さんがザクっと1冊のまんがにまとめた本。

    美貌と知性で貴族社会に入り込みのし上がっていこうとするジュリアン・ソレルくんが、家庭教師先の奥さんや貴族の娘さんなどを手に入れて、結局は女で失敗してしまう物語。

    でも、最後はプライドから最初の人妻さんを殺そうとして捕まり、彼女がやっぱり自分にゾッコンであることを知って、燃えるような恋ができた自分の人生は悪いものではなかったと納得して死刑になる。

    中二病のまま驀進して23歳で亡くなるわけだけど、ナポレオンのように軍人としての赤い服を着てのし上がるわけでも、宗教界の黒服を着てのし上がるわけでもなく、なんだか人を愛し愛され幸せでしたってお話でした。

    それって貴族じゃなくても、軍人じゃなくても、聖職者じゃなくても、普通に生きていれば、そのシチュエーションなりの恋愛ってできたと思うんだけど…。

    すっごく狭い世界で生きているようだし、まぁ本人がそれでいいのならいいんだけどね…。

  • スタンダールの『赤と黒』は、いつか読まなければと思いつつ、なかなか手を出せていなかったのだが、今回は、(体調も悪いことを言い訳に)漫画でお手軽に筋を追う。
    原作は長大で、それぞれ登場人物が人生を「らせん状」に登っていくところを、里中満智子氏は、ジュリアン・ソレルの心の機微に焦点を絞って、あえて、彼の悲劇のストーリーに関係ない登場人物や場面は大幅カットしている。
    でも、「らせん」を直線の「はしご」に置きかえて漫画化したことで、主人公の価値観がクローズアップされ、人生に意味を見いだそうとあがき続けた青年の切なさがよく伝わってきた。
    漫画の良い読み手でない私でも、一気に読めた。絵も綺麗だった。

  • まあまあ面白かったけど、原作を読んでみたいという感じではない。主人公がどうも見栄だけで動いているような感じだし、結末部分はどうも展開に困ってやっつけたんじゃないかっていうような印象を受ける。

  • オリジナルを知らないので何とも言えない。こうした文学作品を漫画にしてくれるのは、あらすじを知りたい者、文学初心者にはありがたい。

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