マンガ世界の文学 (10) 千夜一夜物語

著者 : 伊藤結花理

• 世界文化社 (1996年7月1日発売)

感想・レビュー・書評

[川野隆昭さんの感想 · 2023年4月14日]

#3299ー21ー122

[なおなおさんの感想 · 2022年11月5日]

ーーその昔、インドやシナの島々まで広大な領地を持つ王がいた。
最愛の妃の不貞をきっかけに、毎夜一人の処女を連れてこさせ、一夜共にしては翌朝その娘を殺す。
それは三年の間続き、とうとう国中の処女は殺され尽くそうとしていた。
その時勇敢にも自ら王のもとへ行くことを願い出た乙女がいた。大臣の娘シャハラザードである。
この娘が毎晩、千と一夜、はるか古の伝説を王に語るーー

3話収録
①王子と鬼神の物語
②船乗りシンドバードの航海の物語
③黒島の王の物語(壺の魔神が出てくる)

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難しそうな話をまずは漫画で。伊藤結花理さんの絵が色っぽくきれい。
異国の不思議な物語が面白い。
またアラビアの世界が妖艶で残酷で、でも憧れる。
映画「アラジン」(ｳｨﾙ・ｽﾐｽ版)をまた観たくなった。

明日をも知れぬ中、シャハラザードは命がけで王に興味深い物語を語り、「続きは、また明日」と話を打ち切る。王は続きが聞きたくてシャハラザードを生かし続けて1000日。ついにシャハラザードは王の悪習を止めさせる…っていうのが千夜一夜(千一夜とも言う)なんですね。恥ずかしながら初めて知りました^^;

[ポプラ並木さん · 2022/11/05]

なおなおさん、
感想読んで面白かった！
「シャハラザードは命がけで王に興味深い物語を語り、「続きは、また明日」と話を打ち切る。」
なるほど。
ちょっと王様の行動は信じられないですね（怒）
この王様は意外と悪い奴なんだけど、改心したのかな？
読んでみたくなりました！！

[なおなおさん · 2022/11/05]

ポプラ並木さん、コメントをありがとうございます。
面白かったです。本書は3話ですが、282夜分（話の数としてはだいたい35話）の話が納められていたといわれているそうです。
結末はいくつか存在しており、翻訳を手がけた人物によって創作・追加されたものが多いらしいです。
本書の結末は、王が改心してホッとしました。改心するまで1001日かかったってこと(-_-;)!?怖いわーー^^;

[らじヲさんの感想 · 2017年2月26日]

千夜一夜物語のなかから以下の三篇。
・王子と鬼神の物語
・船乗りシンドバードの航海の物語
・黒島の王の物語

なかなか雰囲気に合った絵で、それなりに楽しめました。
１冊という制限があるなかで、雰囲気は伝わってきたかな。

[YS-11さんの感想 · 2008年12月5日]

ディズニーのランプの精は鬼神アイフりットの話と黒島の王の物語で漁師が拾った壺の精と組み合わせたような感じがする。

[yoppy777さんの感想 · 2008年7月17日]

50ペンス