- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784419059880
感想・レビュー・書評
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本社の仕事はすなわち事業会社に対するIR、また管理することの意味がよくわかった。
この本は経営者になる一歩手前の人向けと思われる。
凡人には、数値が出てきた後半の話はよく分からなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
持株会社や多角化企業の本社機能にはどのようなことが求められているのか。
事業会社との違いをわかりやすく説明されていて、グループ経営における本社の役割を理解することが出来た。
本書では3つの言葉で役割を解説していく。
①「見極める力」として投資家的な役割。
全体最適に向けての調整、事業ポートフォリオの管理と経営資源の配置、事業部との対話を通じての戦略策定、そしてこれらのことが社内でスムーズに行えるようにするためにインフラ整備(具体的には社内のファイナンスリテラシーを高め、共通言語として運用出来るようにすること)
②「連ねる力」として戦略的事業管理を行う役割。
事業間のシナジーを創造するための様々な施策、新規事業を創出し、それが社内で適切に成長するように管理するインキュベーション機能。
③「束ねる力」として内外に情報発信を行う役割。
適切な情報開示をして外部から経営資源を調達すること、社内に向けてのコミュニケーションを行い、組織を束ねることなど。
しかし、実際のところ、本社機能と事業部間の軋轢というものはその役割の違いからどうしても生じてしまいがち。
そんな時はどうしたらいいのか、という具体的なtipsまでも書かれている。 -
初学者向けという位置づけなのかもしれないが、残念ながら期待外れな内容だった。巻末の参考文献が全てを物語っていると言ってよい。